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公開番号2025027455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-27
出願番号2024131904
出願日2024-08-08
発明の名称燃料と接触する積層体
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類B32B 27/30 20060101AFI20250219BHJP(積層体)
要約【課題】燃料と接触する積層体であって、前記燃料が、炭素原子、水素原子および酸素原子のみからなり、かつ、カルボニル基またはエーテル結合を有する化合物(1)を少なくとも含み、前記積層体が、クロロトリフルオロエチレン単位を含有するフッ素樹脂を含有するフッ素樹脂層を少なくとも備える積層体を提供すること。
【解決手段】炭素原子、水素原子および酸素原子のみからなり、かつ、カルボニル基またはエーテル結合を有する化合物を含有する燃料に対して、優れた燃料低透過性を示す積層体を提供する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
燃料と接触する積層体であって、
前記燃料が、炭素原子、水素原子および酸素原子のみからなり、かつ、カルボニル基またはエーテル結合を有する化合物(1)を少なくとも含み、
前記積層体が、クロロトリフルオロエチレン単位を含有するフッ素樹脂を含有するフッ素樹脂層を少なくとも備える積層体。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
化合物(1)が、炭酸エステル、鎖状エーテルおよび環状エーテルからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
化合物(1)が、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、ジメチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、オキシメチレンジメチルエーテルおよび1-3ジオキソランからなる群より選択される少なくとも1種である請求項1または2に記載の積層体。
【請求項4】
前記燃料が、アルコールをさらに含有する請求項1または2に記載の積層体。
【請求項5】
前記燃料が、ガソリンおよびディーゼル燃料からなる群より選択される少なくとも1種をさらに含有する請求項1または2に記載の積層体。
【請求項6】
前記燃料中の化合物(1)の含有量が、0.1~20体積%である請求項1または2に記載の積層体。
【請求項7】
前記フッ素樹脂中のクロロトリフルオロエチレン単位の含有量が、前記フッ素樹脂を構成する全単量体単位に対して、15.0~30.0モル%である請求項1または2に記載の積層体。
【請求項8】
前記フッ素樹脂が、クロロトリフルオロエチレン単位およびテトラフルオロエチレン単位を含有する請求項1または2に記載の積層体。
【請求項9】
前記フッ素樹脂が、クロロトリフルオロエチレン単位、テトラフルオロエチレン単位およびパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)単位を含有する請求項1または2に記載の積層体。
【請求項10】
前記フッ素樹脂中のテトラフルオロエチレン単位の含有量が、前記フッ素樹脂を構成する全単量体単位に対して、85.0~70.0モル%である請求項8に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料と接触する積層体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、クロロトリフルオロエチレン共重合体からなる層(C)及びフッ素非含有有機材料からなる層(K)を有する積層体であって、前記クロロトリフルオロエチレン共重合体は、メルトフローレートが15.0~40.0(g/10分)であり、クロロトリフルオロエチレン単位を全単量体単位の15.0~25.0モル%含有することを特徴とする積層体が記載されている。
【0003】
特許文献2には、フッ素樹脂を含有するフッ素樹脂材料であって、前記フッ素樹脂がカルボニル基を有し、カルボニル基の合計数が主鎖炭素数10

個あたり、1個以上800個未満であり、前記フッ素樹脂が、エチレン単位およびテトラフルオロエチレン単位を含有するフッ素樹脂材料であり、前記フッ素樹脂材料を、空気雰囲気下で10℃/分で昇温した場合に、前記フッ素樹脂材料の質量が1質量%減少する時の熱分解開始温度が、390℃以上であるフッ素樹脂材料を含有するフッ素樹脂層と、非フッ素樹脂を含有する非フッ素樹脂層とを備える積層体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-030276号公報
特開2022-58284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示では、炭素原子、水素原子および酸素原子のみからなり、かつ、カルボニル基またはエーテル結合を有する化合物を含有する燃料に対して、優れた燃料低透過性を示す積層体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、燃料と接触する積層体であって、前記燃料が、炭素原子、水素原子および酸素原子のみからなり、かつ、カルボニル基またはエーテル結合を有する化合物(1)を少なくとも含み、前記積層体が、クロロトリフルオロエチレン単位を含有するフッ素樹脂を含有するフッ素樹脂層を少なくとも備える積層体が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、炭素原子、水素原子および酸素原子のみからなり、かつ、カルボニル基またはエーテル結合を有する化合物を含有する燃料に対して、優れた燃料低透過性を示す積層体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の具体的な実施形態について詳細に説明するが、本開示は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0009】
従来、ガソリンに対して燃料低透過性を示す積層体、あるいは、含アルコールガソリンに対して燃料低透過性を示す積層体が知られている。
【0010】
たとえば、特許文献1には、上記した構成を備える積層体のCE10(イソオクタンとトルエンとの容量比50:50の混合物にエタノール10容量%を混合した燃料)に対する燃料透過係数を測定したことが記載されている。
(【0011】以降は省略されています)

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