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公開番号2025031687
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024141929
出願日2024-08-23
発明の名称金属錯体
出願人ダイキン工業株式会社,国立大学法人 東京大学
代理人個人,個人
主分類C23C 16/16 20060101AFI20250228BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】ALDの原料化合物として用いた場合に、不純物の含有量が少ない膜を形成することができる錯体の提供。
【解決手段】中心金属および前記中心金属に配位した配位子を有し、(i)前記中心金属は、原子分極率が45~51であり、下記条件:分極体積≦200;比誘電率≦2.20を満たす、、あるいは(ii)前記中心金属は、原子分極率が52~90であり、下記条件:分極体積≦240、比誘電率≦2.50を満たす、金属薄膜形成用原料錯体。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
中心金属および前記中心金属に配位した配位子を有し、
前記中心金属は、原子分極率が45~51であり、
下記条件:
分極体積≦200
比誘電率≦2.20
を満たす、金属薄膜形成用原料錯体。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
中心金属および前記中心金属に配位した配位子を有し、
前記中心金属は、原子分極率が52~90であり、
下記条件:
分極体積≦240
比誘電率≦2.50
を満たす、金属薄膜形成用原料錯体。
【請求項3】
表面電荷密度が0.007e/Å

以上の面積が錯体分子全体の面積の10%以下、または表面電荷密度が-0.007e/Å

以下の面積が錯体分子全体の面積の10%以下を満たす、請求項1又は2に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
【請求項4】
前記配位子は、単座配位子、多座配位子、またはこれらの両方の配位子である、請求項1又は2に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
【請求項5】
前記配位子における金属に配位結合する原子のポーリングの電気陰性度は、3.1以下である、請求項1又は2に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
【請求項6】
前記配位子は、炭素数3以上の分岐鎖アルキル基を少なくとも1つ有する、請求項1又は2に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
【請求項7】
前記単座配位子は、カルボニル、アルキン、アルキル、フルオロアルキル、アリル、アミノアルキル、ヒドリド、又はアルキルシランである、請求項4に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
【請求項8】
前記多座配位子は、2座配位子であって、当該2座配位子は、アルキルジエン、シクロペンタジエン、アセチルアセトナート、アルキルジアミン、又はアルキルジシランである、請求項4に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
【請求項9】
前記多座配位子は、3座配位子であって、当該3座配位子は、アミジナートである、請求項4に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
【請求項10】
前記中心金属の酸化数は、1以上である、請求項1又は2に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、金属錯体に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
種々の基材への成膜方法として原子層堆積法(Atomic layer deposition;以下、「ALD」ともいう。)を用いる方法が知られており、原料化合物として種々の金属化合物が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-36068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、金属膜の形成に用いた場合に、不純物の含有量が少ない膜を形成することができる錯体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の態様を含む。
[項1]
中心金属および前記中心金属に配位した配位子を有し、
前記中心金属は、原子分極率が45~51であり、
下記条件:
分極体積≦200
比誘電率≦2.20
を満たす、金属薄膜形成用原料錯体。
[項2]
中心金属および前記中心金属に配位した配位子を有し、
前記中心金属は、原子分極率が52~90であり、
下記条件:
分極体積≦240
比誘電率≦2.50
を満たす、金属薄膜形成用原料錯体。
[項3]
表面電荷密度表面電荷密度が0.007e/Å

以上の面積が錯体分子全体の面積の10%以下、または表面電荷密度表面電荷密度が-0.007e/Å

以下の面積が錯体分子全体の面積の10%以下を満たす、項1又は2に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項4]
前記配位子は、単座配位子、多座配位子、またはこれらの両方の配位子である、項1~3のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項5]
前記配位子における金属に配位結合する原子のポーリングの電気陰性度は、3.1以下である、項1~4のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項6]
前記配位子は、炭素数3以上の分岐鎖アルキル基を少なくとも1つ有する、項1~5のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項7]
前記単座配位子は、カルボニル、アルキン、アルキル、フルオロアルキル、アリル、アミノアルキル、ヒドリド、又はアルキルシランである、項4~6のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項8]
前記多座配位子は、2座配位子であって、当該2座配位子は、アルキルジエン、シクロペンタジエン、アセチルアセトナート、アルキルジアミン、又はアルキルジシランである、項4~6のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項9]
前記多座配位子は、3座配位子であって、当該3座配位子は、アミジナートである、項4~6のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項10]
前記中心金属の酸化数は、1以上である、項1~9のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項11]
前記中心金属は、コバルト、ニッケルまたは銅である、項1および3~10のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項12]
100℃における蒸気圧は、6.0Torr以上である、項1および3~11のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用錯体。
[項13]
前記中心金属は、コバルトであり、100℃における蒸気圧は、6.0Torr以上である、項1および3~12のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用錯体。
[項14]
前記中心金属は、ニッケルであり、100℃における蒸気圧は、6.3Torr以上である、項1および3~13のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用錯体。
[項15]
前記中心金属は、銅であり、100℃における蒸気圧は、6.7Torr以上である、項1および3~14のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用錯体。
[項16]
前記中心金属は、モリブデン、ルテニウム、又はタングステンである、項2~10のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用原料錯体。
[項17]
100℃における蒸気圧は、0.6Torr以上である、項2~10および16のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用錯体。
[項18]
前記中心金属は、モリブデンであり、100℃における蒸気圧は、0.6Torr以上である、項2~10および16~17のいずれか1項に記載の金属薄膜形成用錯体。
[項19]
【発明の効果】
【0006】
本開示の錯体は、蒸気圧が高いことから、ALDの原料化合物として用いた場合に低温での気化が可能となり、熱による分解が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の原子層堆積法を実施する成膜装置の一例を示す概略図である。
図2は、本発明の算出方法で算出した計算値(Rev.3)と既存のCOSMO-SAC法で算出した計算値をプロットしたグラフである。
図3は、本発明の算出方法で算出した計算値(Rev.3)と既存のCOSMO-SAC法で算出した計算値を示す表である。
図4は、実施例1の化合物のTG-DTA分析結果である。
図5は、実施例1の化合物の蒸気圧の計算値と実測値の比較を示すグラフである。
図6は、比較例1の化合物のTG-DTA分析結果である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示について説明する。ただし、以下の説明は、本開示に係る技術的思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、発明を以下のものに限定しない。
【0009】
(錯体)
本開示の錯体は、
中心金属および上記中心金属に配位した配位子を有し、
(i)上記中心金属は、原子分極率が45~51であり、
下記条件:
分極体積≦200
比誘電率≦2.20
を満たすか、あるいは、
(ii)中心金属および上記中心金属に配位した配位子を有し、
上記中心金属は、原子分極率が52~90であり、
下記条件:
分極体積≦240
比誘電率≦2.50
を満たす。
【0010】
ALDにおいては、典型的には、蒸発器において原料化合物を気化させ、気体状態の原料化合物を成膜室に導入し、成膜室において基材上に堆積し、原料化合物の膜が形成される。かかる原料化合物の膜を還元することにより、例えば金属膜が形成される。即ち、ALDにおいては、まず原料化合物の気化が行われるが、この際、一般的に加熱が行われる。しかしながら、加熱の温度が高いと錯体の分解が生じ、分解生成物が不純物として膜に混入するおそれがある。
(【0011】以降は省略されています)

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