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公開番号2025030400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135671
出願日2023-08-23
発明の名称シーラント成形ノズル、シーラント成形装置、及びシーラント成形方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B05C 17/005 20060101AFI20250228BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】シーラントをさらに良好な形状に成形することが可能なシーラント成形ノズル、シーラント成形装置、及びシーラント成形方法を提供する。
【解決手段】シーラント成形ノズルは、対象面に沿って移動させることでシーラントを形成するシーラント成形ノズルであって、対象面を覆うとともに、移動方向の後方側のみに向かって開口する開口部、及び前方側に設けられた閉塞面を有するキャビティを形成する本体部と、本体部に設けられ、外部から供給されたシール材をキャビティ内に導く吐出孔と、を備え、移動方向に直交し、かつ対象面に沿う方向における断面視で、閉塞面は、移動方向の前方側に向かうに従って、対象面に近づくように延びている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
対象面に沿って移動させることでシーラントを形成するシーラント成形ノズルであって、
前記対象面を覆うとともに、前記移動方向の後方側のみに向かって開口する開口部、及び前方側に設けられた閉塞面を有するキャビティを形成する本体部と、
該本体部に設けられ、外部から供給されたシール材を前記キャビティ内に導く吐出孔と、
を備え、
前記移動方向に直交し、かつ前記対象面に沿う方向における断面視で、前記閉塞面は、前記移動方向の前方側に向かうに従って、前記対象面に近づくように延びているシーラント成形ノズル。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記閉塞面の前記対象面側の部分は、前記移動方向の前方側に向かうに従って、前記対象面から離れる方向に湾曲している請求項1に記載のシーラント成形ノズル。
【請求項3】
前記移動方向に直交し、かつ前記対象面に沿う方向における断面視で、前記開口部の前記対象面とは反対側の端縁である成形面は、前記移動方向の後方側に向かうに従って前記対象面から離れるように延びている請求項1又は2に記載のシーラント成形ノズル。
【請求項4】
前記成形面は、前記対象面に向かう方向に凸となる曲面状をなしている請求項3に記載のシーラント成形ノズル。
【請求項5】
前記吐出孔の前記移動方向後方側の端縁は、前記移動方向に直交し、かつ前記対象面に沿う方向に直線状に延びている請求項1に記載のシーラント成形ノズル。
【請求項6】
前記吐出孔は、前記対象面に直交する方向から見て、矩形状をなしている請求項5に記載のシーラント成形ノズル。
【請求項7】
請求項1に記載のシーラント成形ノズルと、
前記吐出孔にシール材を供給する供給部と、
前記シーラント成形ノズルを前記移動方向に移動させることが可能な移動部と、
を備えるシーラント成形装置。
【請求項8】
請求項1に記載のシーラント成形ノズルを用いたシーラント成形方法であって、
前記対象面に前記シーラント成形ノズルを設置するステップと、
前記吐出孔から前記キャビティ内に前記シール材を供給するステップと、
前記シール材を供給しながら、前記シーラント成形ノズルを前記移動方向に移動させるステップと、
前記シール材が硬化した後に、前記シーラント成形ノズルを前記移動方向の前方側にさらに移動させることで、前記シーラントから前記シーラント成形ノズルを脱離させるステップと、
を含むシーラント成形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シーラント成形ノズル、シーラント成形装置、及びシーラント成形方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
航空機、車両、自動車等に備えられたタンク等の結合部から水や燃料等の漏洩を防止するために、結合部にシーラント(シーリング剤)を塗布することが知られている。多くの場合、規定された外観品質(寸法や形状)を満たすようにシーラントを成形することが要求される。
【0003】
そのため、シーラント成形に当たって種々のノズルや治具を用いる例がこれまでに提唱されている。シーラント成形ノズルの具体例として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。下記特許文献1に係るノズルを用いる場合、シーラントを形成する対象領域を覆うようにして配置されたノズル本体をシーラントの延在方向の前後に移動させ、ノズル本体に形成された吐出孔からシーリング剤を対象領域に沿って供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-54606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、シーリング剤は粘性が非常に高いため、ノズル本体を前後に移動させる際に当該ノズル本体がシーリング剤の表面を乱してしまい、成形不良を生じることがある。また、シーラントの終端部の形状も規格遵守が求められるところ、従来の技術では周端部の成形に十分な措置が講じられていなかった。
【0006】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、シーラントをさらに良好な形状に成形することが可能なシーラント成形ノズル、シーラント成形装置、及びシーラント成形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係るシーラント成形ノズルは、対象面に沿って移動させることでシーラントを形成するシーラント成形ノズルであって、前記対象面を覆うとともに、前記移動方向の後方側のみに向かって開口する開口部、及び前方側に設けられた閉塞面を有するキャビティを形成する本体部と、該本体部に設けられ、外部から供給されたシール材を前記キャビティ内に導く吐出孔と、を備え、前記移動方向に直交し、かつ前記対象面に沿う方向における断面視で、前記閉塞面は、前記移動方向の前方側に向かうに従って、前記対象面に近づくように延びている。
【0008】
本開示に係るシーラント成形装置は、上記のシーラント成形ノズルと、前記吐出孔にシール材を供給する供給部と、前記シーラント成形ノズルを前記移動方向に移動させることが可能な移動部と、を備える。
【0009】
本開示に係るシーラント成形方法は、のシーラント成形ノズルを用いたシーラント成形方法であって、前記対象面に前記シーラント成形ノズルを設置するステップと、前記吐出孔から前記キャビティ内に前記シール材を供給するステップと、前記シール材を供給しながら、前記シーラント成形ノズルを前記移動方向に移動させるステップと、前記シール材が硬化した後に、前記シーラント成形ノズルを前記移動方向の前方側にさらに移動させることで、前記シーラントから前記シーラント成形ノズルを脱離させるステップと、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、シーラントをさらに良好な形状に成形することが可能なシーラント成形ノズル、シーラント成形装置、及びシーラント成形方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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