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公開番号
2025031271
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137391
出願日
2023-08-25
発明の名称
バーナガンおよびバーナガンの連結方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F23D
11/10 20060101AFI20250228BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】燃料および噴霧媒体の漏出を防止する。
【解決手段】燃料接続ポート31および噴霧媒体接続ポート32を有する接続金具30と、燃料供給流路21および噴霧媒体供給流路22を有する配管接続部材20と、接続金具30と配管接続部材20を接触する連結状態と、接続金具30と配管接続部材20とが接触しない解除状態とを切り替える連結部40と、配管接続部材20と接続金具30との間に配置されるガスケット50と、を備え、連結部40は、配管接続部材20を接続金具30に接触させる方向の押圧力を発生し、押圧力によりガスケット50を押圧してシール領域を形成し、接続金具30は、連結状態において、配管接続部材20を支持する支持部36を有するバーナガンを提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料と噴霧媒体とを噴射するとともにボイラから着脱可能なバーナガンであって、
前記燃料を搬送する燃料搬送パイプと、
前記噴霧媒体を搬送する噴霧媒体搬送パイプと、
前記燃料を供給する燃料配管が接続される燃料接続ポートおよび前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体配管が接続される噴霧媒体接続ポートを有する接続部と、
前記燃料接続ポートから前記燃料搬送パイプの基端部へ前記燃料を供給する燃料供給流路および前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体搬送パイプの基端部へ前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体供給流路を有する供給部と、
前記接続部と前記供給部を接触させて前記燃料接続ポートから前記燃料供給流路へ前記燃料が供給されかつ前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体供給流路へ前記噴霧媒体が供給される連結状態と、前記接続部と前記供給部とが接触しない解除状態とを切り替える連結部と、
前記供給部と前記接続部との間に配置されるガスケットと、を備え、
前記連結部は、前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生し、該押圧力により前記ガスケットを押圧してシール領域を形成し、
前記接続部は、前記連結状態において、前記供給部を支持する支持部を有するバーナガン。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
前記支持部の先端は、前記供給部の重心よりも前記ガスケットから離間した位置に配置される請求項1に記載のバーナガン。
【請求項3】
前記連結部は、
揺動軸回りに揺動可能に前記接続部に一端が取り付けられる腕部と、
前記腕部の他端側に取り付けられるとともに前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生する押圧部と、を有し、
前記接続部は、
前記腕部の前記一端が挿入される挿入溝と、
前記挿入溝を貫通するように形成される貫通穴と、
前記腕部に形成される挿入穴と前記貫通穴の双方に挿入されるピン部材と、を有する請求項1または請求項2に記載のバーナガン。
【請求項4】
燃料と噴霧媒体とを噴射するとともにボイラから着脱可能なバーナガンであって、
前記燃料を搬送する燃料搬送パイプと、
前記噴霧媒体を搬送する噴霧媒体搬送パイプと、
前記燃料搬送パイプおよび前記噴霧媒体搬送パイプの先端部が接続され、前記燃料と前記噴霧媒体とを噴射するノズルと、
前記燃料を供給する燃料配管が接続される燃料接続ポートおよび前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体配管が接続される噴霧媒体接続ポートを有する接続部と、
前記燃料接続ポートから前記燃料搬送パイプの基端部へ前記燃料を供給する燃料供給流路および前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体搬送パイプの基端部へ前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体供給流路を有する供給部と、
前記接続部と前記供給部を接触させて前記燃料接続ポートから前記燃料供給流路へ前記燃料が供給されかつ前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体供給流路へ前記噴霧媒体が供給される連結状態と、前記接続部と前記供給部とが接触しない解除状態とを切り替える連結部と、
前記供給部と前記接続部との間に配置されるガスケットと、を備え、
前記連結部は、前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生し、該押圧力により前記ガスケットを押圧してシール領域を形成し、
前記連結部は、
前記接続部に一端が取り付けられる第1腕部と、
前記接続部に一端が取り付けられる第2腕部と、
前記第1腕部の他端側に取り付けられるとともに前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生する第1押圧部と、
前記第2腕部の他端側に取り付けられるとともに前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生する第2押圧部と、を有し、
前記第1押圧部は、前記燃料供給流路が延びる第1軸線上の第1押圧位置で前記供給部を前記接続部に接触させ、
前記第2押圧部は、前記噴霧媒体供給流路が延びる第2軸線上の第2押圧位置で前記供給部を前記接続部に接触させるバーナガン。
【請求項5】
前記接続部に一端が取り付けられる前記第1腕部と前記接続部に一端が取り付けられる前記第2腕部により、前記供給部を前記接続部の当たり面を平行に保つように押圧する請求項4に記載のバーナガン。
【請求項6】
前記第1押圧部が前記第1軸線上の前記第1押圧位置で前記供給部を前記接続部に接触させる方向に作用する第1押圧力と、前記第2押圧部が前記第2軸線上の前記第2押圧位置で前記供給部を前記接続部に接触させる方向に作用する第2押圧力が均等である請求項5に記載のバーナガン。
【請求項7】
燃料と噴霧媒体とを噴射するとともにボイラから着脱可能なバーナガンの連結方法であって、
前記バーナガンは、
前記燃料を搬送する燃料搬送パイプと、
前記噴霧媒体を搬送する噴霧媒体搬送パイプと、
前記燃料を供給する燃料配管が接続される燃料接続ポートおよび前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体配管が接続される噴霧媒体接続ポートを有する接続部と、
前記燃料接続ポートから前記燃料搬送パイプの基端部へ前記燃料を供給する燃料供給流路および前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体搬送パイプの基端部へ前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体供給流路を有する供給部と、
前記接続部と前記供給部を接触させて前記燃料接続ポートから前記燃料供給流路へ前記燃料が供給されかつ前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体供給流路へ前記噴霧媒体が供給される連結状態と、前記接続部と前記供給部とが接触しない解除状態とを切り替える連結部と、
前記供給部と前記接続部との間に配置されるガスケットと、を有し、
前記連結部が前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生し、該押圧力により前記ガスケットを押圧してシール領域を形成する連結工程を備え、
前記接続部は、前記連結状態において、前記供給部を支持する支持部を有するバーナガンの連結方法。
【請求項8】
燃料と噴霧媒体とを噴射するとともにボイラから着脱可能なバーナガンの連結方法であって、
前記バーナガンは、
前記燃料を搬送する燃料搬送パイプと、
前記噴霧媒体を搬送する噴霧媒体搬送パイプと、
前記燃料搬送パイプおよび前記噴霧媒体搬送パイプの先端部が接続され、前記燃料と前記噴霧媒体とを噴射するノズルと、
前記燃料を供給する燃料配管が接続される燃料接続ポートおよび前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体配管が接続される噴霧媒体接続ポートを有する接続部と、
前記燃料接続ポートから前記燃料搬送パイプの基端部へ前記燃料を供給する燃料供給流路および前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体搬送パイプの基端部へ前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体供給流路を有する供給部と、
前記接続部と前記供給部を接触させて前記燃料接続ポートから前記燃料供給流路へ前記燃料が供給されかつ前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体供給流路へ前記噴霧媒体が供給される連結状態と、前記接続部と前記供給部とが接触しない解除状態とを切り替える連結部と、
前記供給部と前記接続部との間に配置されるガスケットとを有し、
前記連結部は、
前記接続部に一端が取り付けられる第1腕部と、
前記接続部に一端が取り付けられる第2腕部と、
前記第1腕部の他端側に取り付けられるとともに前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生する第1押圧部と、
前記第2腕部の他端側に取り付けられるとともに前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生する第2押圧部と、を有し、
前記連結部が前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生し、該押圧力により前記ガスケットを押圧してシール領域を形成する連結工程を備え、
前記連結工程において、前記第1押圧部は、前記燃料供給流路が延びる第1軸線上の第1押圧位置で前記供給部を前記接続部に接触させ、前記第2押圧部は、前記噴霧媒体供給流路が延びる第2軸線上の第2押圧位置で前記供給部を前記接続部に接触させるバーナガンの連結方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、バーナガンおよびバーナガンの連結方法に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ボイラの外部から供給される液体燃料を、空気又は蒸気などの噴霧媒体により微粒化させてボイラの火炉内に噴射するノズルを備えたバーナガンが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のバーナガンは、燃料油を搬送する油搬送管と、空気又は蒸気を搬送するガス搬送管と、バーナガンの先端部に設けられ、油搬送管を通して搬送された燃料油とガス搬送管を通して搬送された空気又は蒸気とを火炉内に噴射するノズルと、を備えている。
【0003】
また、バーナガンの基端部には、ボイラの外部から油搬送管に燃料油を供給する外部油配管と、ガス搬送管に空気又は蒸気を供給する外部ガス配管と、を接続するための接続金具と、配管接続部材とが設けられている。配管接続部材は、金属製のブロック状をなし、油搬送管及びガス搬送管の端部と、接続金具とがそれぞれ接続される。配管接続部材内には、油流路及びガス流路が形成されている。これにより、燃料油、及び空気又は蒸気は、外部油配管、外部ガス配管から、配管接続部材内の油流路、ガス流路を通して、油搬送管、ガス搬送管に送り込まれる。
【0004】
特許文献1に示すバーナガンにおいては、ノズルを清掃するため、定期的にボイラから取り外す必要がある。バーナガンをボイラから取り外すときには、配管接続部材を接続金具から切り離す。このため、配管接続部材と接続金具とは、クランプ部材により着脱可能とされている。クランプ部材は、締結ネジを締め付けることにより配管接続部材を接続金具へと押し付けて配管接続部材を接続金具に連結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-96590号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されるバーナガンにおいて、クランプ部材が配管接続部材を接続金具へ押し付ける押圧力が適切に維持できない場合、配管接続部材と接続金具とが接続される位置において、液体燃料や噴霧媒体が漏出する可能性がある。例えば、配管接続部材に重心回りの回転力が発生する場合、回転力によって配管接続部材を接続金具へ押し付ける押圧力が低下し、液体燃料や噴霧媒体が漏出する可能性がある。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、燃料配管および噴霧媒体配管が接続される接続部と、接続部からノズル部へ燃料および噴霧媒体を供給する供給部とが連結される状態を適切に維持して液体燃料および噴霧媒体の漏出を防止することが可能なバーナガンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示のバーナガンは以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係るバーナガンは、燃料と噴霧媒体とを噴射するとともにボイラから着脱可能であり、前記燃料を搬送する燃料搬送パイプと、前記噴霧媒体を搬送する噴霧媒体搬送パイプと、前記燃料を供給する燃料配管が接続される燃料接続ポートおよび前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体配管が接続される噴霧媒体接続ポートを有する接続部と、前記燃料接続ポートから前記燃料搬送パイプの基端部へ前記燃料を供給する燃料供給流路および前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体搬送パイプの基端部へ前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体供給流路を有する供給部と、前記接続部と前記供給部を接触させて前記燃料接続ポートから前記燃料供給流路へ前記燃料が供給されかつ前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体供給流路へ前記噴霧媒体が供給される連結状態と、前記接続部と前記供給部とが接触しない解除状態とを切り替える連結部と、前記供給部と前記接続部との間に配置されるガスケットと、を備え、前記連結部は、前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生し、該押圧力により前記ガスケットを押圧してシール領域を形成し、前記接続部は、前記連結状態において、前記供給部を支持する支持部を有する。
【0009】
本開示の一態様に係るバーナガンの連結方法において、前記バーナガンは、前記燃料を搬送する燃料搬送パイプと、前記噴霧媒体を搬送する噴霧媒体搬送パイプと、前記燃料を供給する燃料配管が接続される燃料接続ポートおよび前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体配管が接続される噴霧媒体接続ポートを有する接続部と、前記燃料接続ポートから前記燃料搬送パイプの基端部へ前記燃料を供給する燃料供給流路および前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体搬送パイプの基端部へ前記噴霧媒体を供給する噴霧媒体供給流路を有する供給部と、前記接続部と前記供給部を接触させて前記燃料接続ポートから前記燃料供給流路へ前記燃料が供給されかつ前記噴霧媒体接続ポートから前記噴霧媒体供給流路へ前記噴霧媒体が供給される連結状態と、前記接続部と前記供給部とが接触しない解除状態とを切り替える連結部と、前記供給部と前記接続部との間に配置されるガスケットと、を有し、前記連結部が前記供給部を前記接続部に接触させる方向に押圧力を発生し、該押圧力により前記ガスケットを押圧してシール領域を形成する連結工程を備え、前記接続部は、前記連結状態において、前記供給部を支持する支持部を有する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、燃料配管および噴霧媒体配管が接続される接続部と、接続部からノズル部へ燃料および噴霧媒体を供給する供給部とが連結される状態を適切に維持して液体燃料および噴霧媒体の漏出を防止することが可能なバーナガンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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