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公開番号
2025024633
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128888
出願日
2023-08-07
発明の名称
電力制御装置および動力ユニット
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250213BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】直流端と交流端との両方においてノイズ抑制効果を発揮できる電力制御装置および動力ユニットを提供する。
【解決手段】動力ユニット2は、電力制御装置としての回路要素20を収容するハウジング6を備える。ハウジング6は、ノイズフィルタを提供するコア51と、コア52とを収容している。ハウジング6は、電気磁気的な遮蔽部材62を含む壁部材60を備える。壁部材60は、コア51とコア52との間に配置されている。壁部材60は、コア51からコア52への電気磁気的な作用、および/または、コア52からコア51への電気磁気的な作用を抑制する。壁部材60は、コア51からコア52への仮想の直線の到達を遮蔽し、および/または、コア52からコア51への仮想の直線の到達を遮蔽するように配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電流を流すための第1導電部材(22)と、
前記第1導電部材と異なる電流を流すための第2導電部材(23)と、
前記第1導電部材に設けられたノイズフィルタとしての第1コア(51)と、
前記第2導電部材に設けられたノイズフィルタとしての第2コア(52)と、
前記第1コアと前記第2コアとの間を少なくとも部分的に遮蔽するように配置された遮蔽部材を含み、前記第1コアから前記第2コアへの電気磁気的な作用、および/または、前記第2コアから前記第1コアへの電気磁気的な作用を抑制する壁部材(60)とを備える電力制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記壁部材は、前記第1コアと前記第2コアとの間において直線による到達が想定される直線投影範囲(PR)の少なくとも一部に配置されている請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項3】
前記壁部材は、前記第1コアと前記第2コアとの間に想定される任意の直線に垂直な直線投影面において、30%以上100%以下の面積割合を占めている請求項2に記載の電力制御装置。
【請求項4】
前記壁部材は、前記第1コア、または、前記第2コアから放射されたノイズを熱エネルギに変換し減衰させる請求項1から3のいずれかに記載の電力制御装置。
【請求項5】
前記壁部材は、接地接続されている請求項1から3のいずれかに記載の電力制御装置。
【請求項6】
前記壁部材は、導電性、および/または、磁性を有する請求項1から3のいずれかに記載の電力制御装置。
【請求項7】
請求項1から3のいずれかに記載の前記電力制御装置と、
前記電力制御装置により入出力電力が制御される回転電機(30)と、
前記回転電機と出力軸(4)との間を作用的に連結する動力伝達要素(40)と、
前記電力制御装置、前記回転電機、および、前記動力伝達要素をひとかたまりに連結するハウジング(6)とを備える動力ユニット。
【請求項8】
前記ハウジングは、前記電力制御装置を収容する回路室(7)と、前記回転電機を収容する電機室(8)とを区画しており、
前記第1コアは、前記回路室と前記ハウジングの外部とを仕切る壁(12)に支持されており、
前記第2コアは、前記回路室と前記電機室とを仕切る壁(13)に支持されている請求項7に記載の動力ユニット。
【請求項9】
前記第1コアは、筒状であって、前記第1導電部材を囲むように配置されており、
前記第2コアは、筒状であって、前記第2導電部材を囲むように配置されており、
前記第1コア、および、前記第2コアは、前記第1コアの軸線(51a)と前記第2コアの軸線(52a)とが前記回路室において互いに異なる方向を指向するように、前記回路室内に配置されている請求項8に記載の動力ユニット。
【請求項10】
前記第1コア、および/または、前記第2コアは、対応する前記第1導電部材、および/または、前記第2導電部材のうち、前記回路室を区画する壁に対して垂直に延びており、前記壁を貫通する貫通部分(22a、23a)を囲むように配置されている請求項8に記載の動力ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書における開示は、電力制御装置および動力ユニットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ノイズフィルタとしてフェライトコアを搭載する電力変換装置を開示している。特許文献1は、モータの動力を車軸に伝達する動力伝達機構を開示している。電力変換装置は動力伝達機構のハウジングに設けられている。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-107381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、バッテリと電力制御装置との間の通電部材(バスバ)にフェライトコアを設けている。コンバータ回路、および/または、インバータ回路を含む電力制御装置は、入力側、および、出力側の両端にノイズ対策が求められる場合がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、電力制御装置にはさらなる改良が求められている。
【0005】
開示されるひとつの目的は、直流端と交流端との両方においてノイズ抑制効果を発揮できる電力制御装置および動力ユニットを提供することである。
【0006】
開示される他のひとつの目的は、ノイズフィルタを提供する複数のコアの間における相互作用を抑制した電力制御装置および動力ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここに開示された電力制御装置は、電流を流すための第1導電部材(22)と、第1導電部材と異なる電流を流すための第2導電部材(23)と、第1導電部材に設けられたノイズフィルタとしての第1コア(51)と、第2導電部材に設けられたノイズフィルタとしての第2コア(52)と、第1コアと第2コアとの間を少なくとも部分的に遮蔽するように配置された遮蔽部材を含み、第1コアから第2コアへの電気磁気的な作用、および/または、第2コアから第1コアへの電気磁気的な作用を抑制する壁部材(60)とを備える。
【0008】
開示される電力制御装置によると、第1コアと、第2コアとによって、異なる電流が流れる第1導電部材と、第2導電部材との両方においてノイズフィルタによるノイズ抑制効果が得られる。第1コアと第2コアとの間には壁部材が配置されている。壁部材は、第1コアと第2コアとの間を少なくとも部分的に遮蔽するように配置されている。しかも、壁部材は、第1コアから第2コアへの電気磁気的な作用、および/または、第2コアから第1コアへの電気磁気的な作用を抑制する。この結果、第1コアのノイズ抑制効果の低下、および/または、第2コアのノイズ抑制効果の低下が抑制される。
【0009】
ここに開示された動力ユニットは、上記電力制御装置と、電力制御装置により入出力電力が制御される回転電機(30)と、回転電機と出力軸(4)との間を作用的に連結する動力伝達要素(40)と、電力制御装置、回転電機、および、動力伝達要素をひとかたまりに連結するハウジング(6)とを備える。
【0010】
開示される動力ユニットによると、電力制御装置を一体的に備える動力ユニットにおいて、第1コアのノイズ抑制効果の低下、および/または、第2コアのノイズ抑制効果の低下が抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
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