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公開番号
2025011930
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114357
出願日
2023-07-12
発明の名称
漏洩源位置算出装置、漏洩源位置算出システム、プログラム及び漏洩源位置算出方法
出願人
コニカミノルタ株式会社
,
国立大学法人神戸大学
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
G01M
3/02 20060101AFI20250117BHJP(測定;試験)
要約
【課題】異なる時刻における複数の漏洩流体の流れ方向を取得し、その流れ方向が略同一かどうかで異なる決定方法により漏洩源位置を推定できるようにした漏洩源位置算出装置を提供する。
【解決手段】漏洩源位置算出装置3は、少なくとも2以上の漏洩流体の異なる時刻の漏洩方向を取得する漏洩方向算出部32と、異なる時刻の複数の漏洩方向からそれぞれ漏洩源候補位置を取得する漏洩源候補算出部33と、異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値未満であるか閾値以上であるかに応じた決定方法で、漏洩源位置を決定する漏洩源決定部34とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも2以上の漏洩流体の異なる時刻の漏洩方向を取得する漏洩方向取得部と、
前記異なる時刻の複数の漏洩方向からそれぞれ漏洩源候補位置を取得する漏洩源候補位置取得部と、
前記異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値未満であるか閾値以上であるかに応じた決定方法で、漏洩源位置を決定する漏洩源決定部と
を備えた漏洩源位置算出装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値未満であると、前記漏洩源決定部は、前記異なる時刻の複数の漏洩方向からそれぞれ取得した複数の漏洩源候補位置の中から、前記漏洩方向の最上流に位置する漏洩源候補位置を漏洩源位置に決定する
請求項1に記載の漏洩源位置算出装置。
【請求項3】
前記異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値以上であると、前記漏洩源決定部は、前記異なる時刻の複数の漏洩方向に基づく各直線の交点を求め、各交点の重心を漏洩源位置に決定する
請求項1に記載の漏洩源位置算出装置。
【請求項4】
前記異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値以上であると、前記漏洩源決定部は、前記異なる時刻の複数の漏洩方向の濃度を求め、濃度の濃さから設定した各直線の交点を求め、各交点の重心を漏洩源位置に決定する
請求項1に記載の漏洩源位置算出装置。
【請求項5】
前記異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値以上であると、前記漏洩源決定部は、前記異なる時刻の複数の漏洩方向を取得した複数の流体領域の輪郭線または中心線から設定した各直線の交点を求め、各交点の重心を漏洩源位置に決定する
請求項1に記載の漏洩源位置算出装置。
【請求項6】
前記異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値以上であると、前記漏洩源決定部は、前記異なる時刻の複数の漏洩方向から設定した各直線から最短距離の点を漏洩源位置に決定する
請求項1に記載の漏洩源位置算出装置。
【請求項7】
前記異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値以上であると、前記漏洩源決定部は、前記異なる時刻の複数の漏洩方向の上流側に重みづけをした確率マップを作成し、最高確率位置を漏洩源位置に決定する
請求項1に記載の漏洩源位置算出装置。
【請求項8】
漏洩方向に基づく直線は、この漏洩方向を取得した流体領域の重心を通る
請求項3、6または7のいずれか1項に記載の漏洩源位置算出装置。
【請求項9】
漏洩方向に基づく直線は、この漏洩方向から取得した漏洩源候補位置を通る
請求項3、6または7のいずれか1項に記載の漏洩源位置算出装置。
【請求項10】
監視対象を含む被写体の画像を取得する画像取得部と、
前記画像取得部で取得した時系列の画像から、漏洩源位置を決定する漏洩源位置算出装置とを備えた漏洩源位置算出システムであって、
前記漏洩源位置算出装置は、
少なくとも2以上の漏洩流体の異なる時刻の漏洩方向を取得する漏洩方向取得部と、
前記異なる時刻の複数の漏洩方向からそれぞれ漏洩源候補位置を取得する漏洩源候補位置取得部と、
前記異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値未満であるか閾値以上であるかに応じた決定方法で、漏洩源位置を決定する漏洩源決定部とを備えた
漏洩源位置算出システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、時系列の画像から、ガスなどの漏洩源位置を求める漏洩源位置算出装置、漏洩源位置算出システム、プログラム及び漏洩源位置算出方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ガスなどの漏洩流体の漏洩源位置を求める技術として、以下のような技術が提案されている。例えば、特許文献1では、流体画像の画素ごとに流体がどの方向に移動するのかを辿り、漏洩流体の漏洩源位置を算出する技術が提案されている。また、特許文献2では、同一時刻の漏洩流体の複数の移動軌跡を求め、その交点から漏洩流体の漏洩源位置を算出する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開WO2020/110410号公報
国際公開WO2016/208317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の手法では、漏洩流体や漏洩源が遮蔽物で隠れている場合、漏洩源まで辿り着くことができない。この場合、遮蔽物から漏洩流体が見え始める箇所を漏洩源としてしまうため、実際の漏洩源位置と推定した漏洩源位置との誤差が大きくなる。
【0005】
また、特許文献2の手法では、漏洩流体の複数の移動方向が同一方向でなす角が小さいとき、交点は大きく外れた位置に結ばれことが多くなる。このため、実際の漏洩源位置と推定した漏洩源位置との誤差が大きくなり、精度良く推定できない。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためなされたもので、異なる時刻における複数の漏洩流体の流れ方向を取得し、その流れ方向が略同一かどうかで異なる決定方法により漏洩源位置を推定できるようにした漏洩源位置算出装置、漏洩源位置算出システム、プログラム及び漏洩源位置算出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明は、少なくとも2以上の漏洩流体の異なる時刻の漏洩方向を取得する漏洩方向取得部と、異なる時刻の複数の漏洩方向からそれぞれ漏洩源候補位置を取得する漏洩源候補位置取得部と、異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値未満であるか閾値以上であるかに応じた決定方法で、漏洩源位置を決定する漏洩源決定部とを備えた漏洩源位置算出装置である。
【0008】
また、本発明は、監視対象を含む被写体の画像を取得する画像取得部と、画像取得部で取得した時系列の画像から、漏洩源位置を決定する漏洩源位置算出装置とを備えた漏洩源位置算出システムであって、漏洩源位置算出装置は、少なくとも2以上の漏洩流体の異なる時刻の漏洩方向を取得する漏洩方向取得部と、異なる時刻の複数の漏洩方向からそれぞれ漏洩源候補位置を取得する漏洩源候補位置取得部と、異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値未満であるか閾値以上であるかに応じた決定方法で、漏洩源位置を決定する漏洩源決定部とを備えた漏洩源位置算出システムである。
【0009】
さらに、本発明は、時系列の画像から、漏洩源位置を決定する漏洩源位置算出装置の演算処理部で実行されるプログラムであって、少なくとも2以上の漏洩流体の異なる時刻の漏洩方向を取得するステップと、異なる時刻の複数の漏洩方向からそれぞれ漏洩源候補位置を取得するステップと、異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値未満であるか閾値以上であるかに応じた決定方法で、漏洩源位置を決定するステップとを演算処理部に実行させるプログラムである。
【0010】
また、本発明は、少なくとも2以上の漏洩流体の異なる時刻の漏洩方向を取得するステップと、異なる時刻の複数の漏洩方向からそれぞれ漏洩源候補位置を取得するステップと、異なる時刻の複数の漏洩方向のなす角が閾値未満であるか閾値以上であるかに応じた決定方法で、漏洩源位置を決定するステップとを実行する漏洩源位置算出方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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