TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025006703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107670
出願日2023-06-30
発明の名称相間絶縁部材、固定子および電動機
出願人愛知電機株式会社
代理人
主分類H02K 3/34 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 固定子コアへコイルを挿入する工程の作業負担を低減し、作業効率を向上させることのできる相間絶縁部材と、これを利用した固定子および電動機を提供する。
【解決手段】 ティース挿入孔510と脚部520と帯状部分530,540からなる略中空筒状の相間絶縁部材500において、帯状部分530,540に第1の折り目560と第2の折り目570を形成することで、固定子コア200に装着する前段階で、相間絶縁部材500を固定子コア200に装着した状態を軸方向からみて、帯状部分530,540を波形に形成する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
異相の固定子コイル間に配置される相間絶縁部材であって、前記相間絶縁部材は固定子コアの軸方向両端面からそれぞれ突出する前記固定子コイルのコイルエンド間に位置する一対の帯状部分と、当該帯状部分を前記固定子コアのスロット内に位置する複数の脚部で連結した相間絶縁部材であって、
前記相間絶縁部材の帯状部分は、固定子コイル間に装着する前に、前記相間絶縁部材を固定子コアに装着した状態の軸方向から見て波形の折り目を形成したことを特徴とする相間絶縁部材。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記相間絶縁部材の帯状部分は、前記折り目を形成することで、略中空筒状に変形させることを特徴とする請求項1項記載の相間絶縁部材。
【請求項3】
前記帯状部分には、固定子コアに装着した状態の軸方向から見て波形に折り目を形成し、前記軸方向から見て径方向外周側に向けて湾曲部が形成されることを特徴とする請求項1記載の相間絶縁部材。
【請求項4】
前記帯状部分には、固定子コアに装着した状態の軸方向から見て波形に折り目を形成し、前記軸方向から見て径方向外周側に向けて湾曲部が形成されることを特徴とする請求項2記載の相間絶縁部材。
【請求項5】
周方向に沿って延在するヨークと、該ヨークから径方向内周側に延在する複数のティースからなる固定子コアを備え、前記複数のティースからなるスロット内に固定子コイルが装着され、前記固定子コイル間の異相間には請求項1~4記載の相間絶縁部材を配置したことを特徴とする固定子。
【請求項6】
請求項5記載の固定子と、該固定子に対して相対的に配置され、回転可能に支持される回転子を備えたことを特徴とする電動機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機を構成する異相の固定子巻線間を絶縁する相間絶縁部材の構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電動機を小型かつ高出力化するために、電動機における異相間の絶縁は確実に行わなくてはならない。
この種の電動機としては、電気自動車の分野で用いられる電動機が一例として挙げられる。これらの電動機に於いては異相の巻線間や、巻線と固定子間の絶縁性を確保する目的で各種の絶縁部材が用いられる。
【0003】
下記特許文献1には、電気自動車用として、内周に軸方向に延びる多数のスロットを円周方向に間欠的に配列した円筒状の固定子コアと、当該固定子コアに巻装された複数相(例えば三相)の固定子コイルを備えた電動機が図示されている。
【0004】
前記スロットには、固定子コイルと固定子コア間の絶縁性を確保するスロット絶縁紙が配置されており、前記固定子コイルは、当該スロット絶縁紙を介して、前記スロット内に分布巻によって収納されている。
【0005】
分布巻された前記固定子コイルの各相間には相間絶縁紙が配置されて、異相のコイル間の絶縁性を確保している。相間絶縁紙を異相の固定子コイル間に配置する場合、環状のコイルを直列に連続した状態で機械巻きによって形成した環状コイルを前記スロット内に挿入した後、固定子コアの端面からはみ出たコイルエンド部を、例えば、機械成形によって外径側へ押し広げる。
【0006】
次に、スロットに挿入した環状コイルの内径側に相間絶縁紙を配置する。相間絶縁紙を配置したら、さらに、その内径側に次相の環状コイルを全極分挿入した後、コイルエンド部を外径側へ押し広げる。以降、相間絶縁紙の配置と環状コイルの全極分挿入、コイルエンド部の外径側への押し広げる工程を、相数分繰り返す。三相であれば、前記次相の環状コイル(コイルエンド部は外径側へ押し広げられている)の内径側に相間絶縁紙を配置し、さらにその内径側に次々相の環状コイルを配置して終了する。次々相の環状コイルのコイルエンド部は外径側へ押し広げる必要はない。
【0007】
以上のようにして、固定子コアのスロット内に環状コイルを挿入していくのであるが、挿入する環状コイルが、その直前に配置した相間絶縁紙と接触することにより、相間絶縁紙の位置がずれたり、巻き込むことで、相間絶縁紙を損傷してしまう恐れがある。このような問題を解決する手段としては、例えば、下記特許文献1記載の技術が提示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2020-150683号公報
【0009】
上記特許文献1に記載される技術によれば、固定子コアの周方向に第1のコイルが90度間隔で4つ配置され、第2のコイルが周方向に90度間隔で4つ配置される。4つの第1のコイルと第2のコイルの間には、4つの相間絶縁紙が配置され、また、第3のコイルも固定子コアの周方向に90度の間隔で4つ配置される。4つの第2のコイルと4つの第3のコイルの間にも4つの相間絶縁紙が配置される。
【0010】
前記相間絶縁紙は、固定子コアの軸方向の一対の端面からそれぞれ突き出る一対のシート状絶縁部と、当該一対のシート状絶縁部を互いに連結する複数の脚部を備えており、一対のシート状絶縁部は、第1のコイルのコイルエンド部と第2のコイルのコイルエンド部の間に配置され、複数の脚部は固定子コアのスロットに装着される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
静電モータ
8日前
個人
通電確認器具
15日前
株式会社アイシン
制御装置
17日前
株式会社ExH
接触ユニット
12日前
株式会社東光高岳
開閉器
23日前
株式会社東光高岳
開閉装置
1日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
8日前
竹内工業株式会社
配線ダクト
2日前
トヨタ自動車株式会社
積層コア
8日前
日産自動車株式会社
ロータ
8日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
15日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
8日前
株式会社高砂製作所
力率改善回路
12日前
日産自動車株式会社
ロータ
2日前
アズビル株式会社
配線確認システム
8日前
住友電装株式会社
電気接続箱
12日前
住友電装株式会社
電気接続箱
16日前
三菱電機株式会社
半導体装置
23日前
住友電装株式会社
電気接続箱
16日前
住友電装株式会社
電気接続箱
15日前
住友電装株式会社
電気接続箱
16日前
富士電機株式会社
電力変換装置
2日前
株式会社ダイヘン
電力システム
12日前
株式会社ジェイテクト
制御装置
15日前
富士電機株式会社
電力変換装置
15日前
本田技研工業株式会社
回転電機
15日前
ダイハツ工業株式会社
クレードル装置
15日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
8日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
15日前
株式会社ダイヘン
電力システム
12日前
本田技研工業株式会社
回転電機
12日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
12日前
ミネベアミツミ株式会社
モータ
23日前
国立大学法人東海国立大学機構
整流回路
23日前
株式会社デンソー
駆動回路
12日前
株式会社ミツバ
電動モータ
2日前
続きを見る