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公開番号
2025001023
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2024176372,2021571565
出願日
2024-10-08,2020-06-08
発明の名称
エアロゾル発生物品用の安定したラッパー
出願人
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A24D
1/02 20060101AFI20241224BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】エアロゾル発生基体中に含有される水または化合物を吸収することによって膨張しないラッパーを含むエアロゾル発生物品を提供する。
【解決手段】ニコチンを含むエアロゾル発生基体12と、エアロゾル発生基体の周りに配置されたラッパー50とを含むエアロゾル発生物品10であって、約1.2マイクロメートル/gsm以下の厚さ/坪量を有する紙層を含み、紙層がポリビニルアルコールまたはシロキサンを含む表面処理を含むラッパーを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エアロゾル発生物品であって、
ニコチン、およびグリセリンを含む少なくとも約10%のエアロゾル形成体を含むエアロゾル発生基体と、
前記エアロゾル発生基体の周りに、かつ前記エアロゾル発生基体と接触して配置されるラッパーであって、約1.2マイクロメートル/gsm以下の厚さ/坪量を有する紙層を備える、ラッパーと、を備える、エアロゾル発生物品。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記紙層が、約1.0マイクロメートル/gsm~約1.2マイクロメートル/gsmの範囲内の厚さ/坪量を有する、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項3】
前記紙層が、約50マイクロメートル未満、または約40マイクロメートル未満の厚さを有する、請求項1~2のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項4】
前記紙層が、約25gsm~約45gsm、または約35gsm~約40gsmの範囲内の坪量を有する、請求項1~3のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項5】
前記紙層がPVOHまたはシリコンを含む、請求項1~4のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項6】
前記紙層が、PVOHまたはシリコンを含む表面処理を含む、請求項1~5のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項7】
前記紙層がPVOHを含む、請求項1~6のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項8】
前記紙層がシリコンを含む、請求項1~7のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項9】
前記エアロゾル発生基体がゲル組成物を含む、請求項1~8のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項10】
前記ゲル組成物が大量のグリセリンを含む、請求項9に記載のエアロゾル発生物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エアロゾル発生物品で使用されるラッパーに関し、ラッパーは、高い紙密度を有し、またエアロゾル発生基体とともに利用されてもよい。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
たばこ含有基体などのエアロゾル発生基体が燃焼されるのではなく加熱されるエアロゾル発生物品は、当業界で公知である。典型的に、こうした加熱式エアロゾル発生物品では、エアロゾルは、熱源と接触して、または熱源の中に、または熱源の周囲に、または熱源の下流に位置してもよい、物理的に分離されたエアロゾル発生基体もしくは材料に、熱源からの熱を伝達することによって発生する。エアロゾル発生物品の使用中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によってエアロゾル発生基体から放出され、そしてエアロゾル発生物品を通して引き出された空気中に同伴される。放出された化合物は冷却されるにつれて凝縮してエアロゾルを形成する。
【0003】
エアロゾル発生基体を包むために使用される紙は、エアロゾル発生物品を通過する主流煙またはエアロゾル中に見出されるエアロゾル形成体、水、およびその他の液体化合物、または紙の周りにある湿気または水分を吸収することができる。吸収された液体は、紙を汚す、または弱化する場合があり、またエアロゾル発生物品の外観および構造完全性に悪影響を及ぼす。加熱式エアロゾル発生物品は、これらの加熱式エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体中のエアロゾル形成体のレベルが高いことに起因して、特に湿潤および破損しやすい。加熱式エアロゾル発生物品は、エアロゾル構成成分がラッパーによって吸収される際に特に膨張しやすく、加熱装置からの取り外しの困難につながる。加熱式エアロゾル発生物品は、それらがしっかりと受容され、そしてその後加熱装置から取り外される時、特に破断しやすい。
【0004】
特に高いレベルの液体形成体またはエアロゾル形成体を含有するエアロゾル発生物品に対して、視覚的および機械的に安定した、巻かれたエアロゾル発生基体を提供することが望ましいことになる。
【0005】
エアロゾル発生基体中に含有される水または化合物を吸収することによって膨張しないラッパーを含むエアロゾル発生物品を提供することが望ましいことになる。
【0006】
エアロゾル発生基体中に含有されるグリース化合物に対してグリースバリアを提供するラッパーを含むエアロゾル発生物品を提供することが望ましいことになる。
【0007】
また、このラッパーが、エアロゾル発生物品によって発生したエアロゾルの味覚に影響を及ぼさないことも望ましいことになる。
【0008】
また、このラッパーが、発熱体に近接する場合に、容易に燃焼しないことも望ましいことになる。
【発明の概要】
【0009】
本発明の目的は、上記に述べた望ましい技術的利点のうちの一つ以上を少なくとも部分的に解決することであってもよい。
【0010】
本開示によると、ニコチンを含むエアロゾル発生基体と、エアロゾル発生基体の周りに配置されたラッパーとを備えるエアロゾル発生物品が提供される。ラッパーは、約1.2マイクロメートル/gsm以下の厚さ/坪量を有する紙層を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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