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公開番号
2024164124
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-26
出願番号
2024139586,2022170398
出願日
2024-08-21,2018-03-16
発明の名称
ポッド
出願人
アルトリア クライアント サーヴィシス,エルエルシー
代理人
弁理士法人インテクト国際特許事務所
主分類
A24F
40/42 20200101AFI20241119BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】気化器のボウルを清浄化する必要性を取り除き、気化器ポッドへの空気入口を気化器ボウルの外部に位置決めすることによってゼロ清浄化システムを提供する。
【解決手段】ポッド10は、固体の気化可能材料と、気化可能材料を貯蔵するように構成された閉鎖底部20と、閉鎖底部と流体連通状態にある空気入口と、閉鎖底部と流体連通状態にある空気出口と、閉鎖底部内に延在する内側チューブ120と、を備え、内側チューブと閉鎖底部とは、空気入口から閉鎖底部内への第1の方向に空気が流れることを可能にする第1の空間130を、それらの間に画定し、内側チューブ120は、固体の気化可能材料から生成されて空気中に取り込まれた気体が閉鎖底部から空気出口への第2の方向に流れることを可能にする第2の空間170を内側チューブ120内に画定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ポッドであって、
固体の気化可能材料と、
前記気化可能材料を貯蔵するように構成された閉鎖底部と、
前記閉鎖底部と流体連通状態にある空気入口と、
前記閉鎖底部と流体連通状態にある空気出口と、
前記閉鎖底部内に延在する前記内側チューブと、を備え、
前記内側チューブと前記閉鎖底部とは、前記空気入口から前記閉鎖底部内への第1の方向に空気が流れることを可能にする第1の空間を、それらの間に画定し、
前記内側チューブは、前記固体の気化可能材料から生成されて前記空気中に取り込まれた気体が前記閉鎖底部から前記空気出口への第2の方向に流れることを可能にする第2の空間を前記内側チューブ内に画定する、ポッド。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
外側チューブをさらに備え、
前記内側チューブは、前記外側チューブの中にあり、前記内側チューブと前記外側チューブとの間の空間は空気流路の一部である、請求項1に記載のポッド。
【請求項3】
前記空気入口および前記閉鎖底部は、前記ポッドの両端にあり、前記空気入口および前記空気出口は、前記ポッドの同じ端にある、請求項1に記載のポッド。
【請求項4】
前記内側チューブは、前記固体の気化可能材料から生成されて前記空気中に取り込まれた前記気体が前記閉鎖底部から前記空気出口へ流れることを可能にするアパチャーを含む、請求項1に記載のポッド。
【請求項5】
前記空気入口が、2つ以上ある、請求項1に記載のポッド。
【請求項6】
前記第1の方向と前記第2の方向とは、逆方向である、請求項1に記載のポッド。
【請求項7】
マウスピースをさらに備え、
前記マウスピースは、前記空気入口と前記空気出口とを含む、請求項1に記載のポッド。
【請求項8】
前記マウスピースは、フィルターをさらに含む、請求項7に記載のポッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、概して、気化可能材料を含むシステム及び装置に関し、特に、内部に気化可能材料を含む閉鎖底部気化器パケットまたはポッドまたはカートリッジに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
気化は、燃焼なしで、また通常、気化可能材料の燃焼温度未満の閾値温度に加熱することを通して液体または固体を気体または蒸気に変換することを含む。固体が気体または蒸気に変換されるとき、その現象は昇華と呼ばれる。液体が気体または蒸気に変換されるとき、その現象は蒸発または沸騰と呼ばれる。蒸発が表面現象であり、一方、沸騰はバルク現象(bulk phenomenon)である。まとめて、昇華、蒸発、及び沸騰は、本開示全体を通して相互交換可能に、気化させること(vaporizing)、気化(vaporization)、及び同様なものと呼ばれる。
【0003】
関連技術において、気化器は、ユーザーが吸入するために気化可能材料の有効成分(active ingredient)を気化させるために使用されるデバイスである。気化可能材料は、医薬用ワックス、電子リキッド(e-liquid)(「電子シガレット(e-cigarette)」または「ベイピング(vaping)」装置において一般に使用されるグルコールベース気化可能液体など)、タバコ、ユーカリ、シーシャ、植物材料のブレンドなどの植物材料(通常、乾燥植物材料)を含む医薬用オイル及びハーブ、及び他の気化可能材料を含む場合がある。
【0004】
通常手持ち式である場合がある個人気化器などの気化器は、可搬型である場合があり、また、通常、加熱要素などの可搬型熱源であって、通常、気化可能材料内の有効成分の沸点に達することによって、気化可能材料の有効成分が放出または気化されるまで、気化可能材料を加熱する、可搬型熱源に頼る場合がある。有効成分の放出される蒸気は、通常、ユーザーによって吸引される。
【0005】
関連技術の気化器は、喫煙または燃焼などの、物質を消費するための従来の技法に対して有利である場合がある。喫煙用物質が、ユーザーの呼吸系に損傷を引き起し、気化可能材料の燃焼または部分的燃焼に関連する発がん物質ならびに他の有害な物質をユーザーの身体内に送出する場合があることが一般に知られている。気化可能材料の燃焼点(combustion point)未満の温度で通常動作する気化器は、放出される発がん物質および他の有害な物質の量ならびにユーザーによって消費される発がん物質および他の有害な物質の量を望ましくは低減する場合がある。
【0006】
当技術分野で知られているように、個人気化器は、一般に、電力源、加熱要素などの熱源、気化可能材料を一時的に含むためのオーブンまたはボウル、及び、気化した材料をユーザーが吸引することを可能にするためのマウスピースを含む。使用時、ユーザーは、気化可能材料を気化器のボウル内に充填またはパックし、その後、加熱要素を使用して、ボウル内に貯蔵または含まれる気化可能材料の温度をその沸点を超えるまで上げ、気化可能材料内の有効物質を気化させることになる。気化した材料または蒸気は、その後、マウスピースを通してユーザーによって消費または吸引される。これは、気化可能材料が燃焼するのではなく、むしろ気化することを除いて、タバコを吸うためにパイプを使用する技術と同様である。
【0007】
同様に、タバコを吸うためにパイプを使用することと同様に、有効成分の気化後に、気化器のボウルは、通常、ボウル内に残った残留物を取り除くために、清浄化されなければならない。残留物を清浄化するプロセスは、退屈かつ時間がかるプロセスであり、不充分な清浄化は、気化器の性能の低下につながり得る。さらに、ボウルの不充分な清浄化は、ボウルを汚染する可能性があり、それは、その後の使用の享受に影響を及ぼす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の実施形態において、気化器ポッドを使用するためのシステム及び装置(パケットまたはカートリッジとして同様に知られており、本明細書で相互交換可能に使用される)は、気化器のボウルを清浄化する必要性を取り除き、気化器ポッドへの空気入口を気化器ボウルの外部に位置決めすることによってゼロ清浄化システムを提供し得る。熱源の外部への空気入口の設置は、気化可能材料、残留物、及び/または他の汚染物質が、空気入口または空気出口などの任意の開口を通して気化器ポッドから外へ落ちるまたはその他の方法で出る場合、気化可能材料、残留物、及び/または他の汚染物質が、熱源内に集まらないことを保証する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態において、閉鎖底部気化器ポッドは開放上部端及び対向する開放下部端を有する本体を備える。本体の下部端において、気化可能材料を含むカプセルは、本体に密閉式に取り付けられ、閉鎖底部気化器ポッドを作成し得る。マウスピースは、開放上部端に配設または固着されて、ユーザーが、閉鎖底部気化器ポッドから空気を吸い込むことを容易にし得る。複数の実施形態において、閉鎖底部気化器ポッドは、気化器内に設置され、気化器の熱源内に位置決めされることができ、気化可能材料は、熱源によってその沸騰温度まで加熱される。気化可能材料内に存在する有効成分をその沸点まで加熱することは、出口を通して吸引され得る蒸気を生成する。
【0010】
本発明の幅広い態様において、閉鎖底部気化器ポッドは、閉鎖底部カプセルであって、閉鎖底部カプセル内に気化可能材料を貯蔵するように適合される、閉鎖底部カプセルと、カプセル内に空気を吸い込むための少なくとも1つの空気入口と、カプセルから空気を吸い出すための少なくとも1つの空気出口とを備え、少なくとも1つの空気入口は、少なくとも1つの空気出口に近接してまたは隣接して位置決めされ、空気流路は、少なくとも1つの空気入口、カプセル、及び少なくとも1つの空気出口から作成される。
(【0011】以降は省略されています)
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