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公開番号
2024138186
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2024124183,2021015283
出願日
2024-07-31,2020-07-09
発明の名称
エアロゾル生成装置
出願人
日本たばこ産業株式会社
代理人
弁理士法人航栄事務所
主分類
A24F
40/465 20200101AFI20240927BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】エアロゾル源を加熱するヒータへ供給する電力量を適切なものとする。
【解決手段】エアロゾル吸引器1は、エアロゾル源を加熱する誘導加熱式のヒータである負荷21と、電源12と、電源12の出力電圧に基づく第1電圧が入力され且つ第1電圧を昇圧することにより生成した第2電圧を出力する昇圧コンバータである第1DC/DCコンバータ63と、第2電圧が入力され且つ負荷21への電力供給をオン/オフするMOSFETであるスイッチSW4と、スイッチSW4のゲート端子へ接続され且つ1未満のデューティ比を持つ信号を出力するように構成されるMCU50と、第1DC/DCコンバータ63、MCU50、及びスイッチSW4が実装される回路基板60と、を備え、上記デューティ比は、単一且つ固定である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
エアロゾル源を加熱する誘導加熱式のヒータと、
電源と、
前記電源の出力電圧に基づく第1電圧が入力され、入力された前記第1電圧を昇圧することにより生成した第2電圧を出力する昇圧コンバータと、
前記第2電圧が入力され、前記ヒータへの電力供給をオン/オフするMOSFETと、
前記MOSFETのゲート端子へ接続され且つ1未満のデューティ比を持つ信号を出力するように構成されるMCUと、
前記昇圧コンバータ、前記MCU、及び前記MOSFETが実装される回路基板と、
を備え、
前記デューティ比は、単一且つ固定である、
エアロゾル生成装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のエアロゾル生成装置であって、
前記MOSFETのオン抵抗は、前記昇圧コンバータに内蔵された開閉器のオン抵抗よりも低い、
エアロゾル生成装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のエアロゾル生成装置であって、
前記MOSFETは、コネクタを介して前記ヒータに接続され、
前記コネクタは、前記回路基板の前記MOSFETが実装される面に実装される、
エアロゾル生成装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置であって、
前記ヒータに対して並列に接続されるコンデンサをさらに備え、
前記コンデンサは、前記回路基板の前記MOSFETが実装される面に実装される、
エアロゾル生成装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のエアロゾル生成装置であって、
前記回路基板の前記MOSFETが実装される面には、前記昇圧コンバータ又は前記MCUが実装されない、
エアロゾル生成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル生成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エアロゾル送達装置の制御本体において、電源とヒータとの間に昇圧コンバータを設けて、昇圧コンバータによって昇圧された電圧をヒータへ印加するようにした技術が開示されている。特許文献2、3にも、電圧の変換を行うコンバータによって変換された電圧をヒータへ印加するようにした技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2019-527558号公報
特表2017-538410号公報
米国特許出願公開第2014/0299137号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エアロゾル吸引時の香喫味向上の観点から、エアロゾル生成装置におけるエアロゾルの生成量の増加が望まれている。エアロゾルの生成量を増加させる方法として、エアロゾル源を加熱するヒータへ供給する電力を増加させることが考えられる。しかしながら、ヒータへ過剰な電力を供給してしまうと、かえって香喫味が低下したり、ユーザの利便性の低下につながったりする虞がある。従来技術にあっては、エアロゾル源を加熱するヒータへ適切な電力量を供給する観点から改善の余地があった。
【0005】
本発明は、エアロゾル源を加熱するヒータへ適切な電力量を供給可能とするエアロゾル生成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
エアロゾル源を加熱する誘導加熱式のヒータと、
電源と、
前記電源の出力電圧に基づく第1電圧が入力され、入力された前記第1電圧を昇圧することにより生成した第2電圧を出力する昇圧コンバータと、
前記第2電圧が入力され、前記ヒータへの電力供給をオン/オフするMOSFETと、
前記MOSFETのゲート端子へ接続され且つ1未満のデューティ比を持つ信号を出力するように構成されるMCUと、
前記昇圧コンバータ、前記MCU、及び前記MOSFETが実装される回路基板と、
を備え、
前記デューティ比は、単一且つ固定である、
エアロゾル生成装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、エアロゾル源を加熱するヒータへ適切な電力量を供給可能とするエアロゾル生成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態のエアロゾル吸引器の斜視図である。
図1のエアロゾル吸引器の分解斜視図である。
図1のエアロゾル吸引器の断面図である。
図1のエアロゾル吸引器における電源ユニットの回路構成を示す図である。
図1のエアロゾル吸引器における電源ユニットのMCUの構成を示すブロック図である。
図1のエアロゾル吸引器における電源ユニットの回路構成の要部拡大図である。
図1のエアロゾル吸引器における回路基板の第1面を右側から見た回路構成の要部を示す概略図である。
図1のエアロゾル吸引器における回路基板のグランド層を右側から見た回路構成の要部を示す概略図である。
図1のエアロゾル吸引器における回路基板の電源層を右側から見た回路構成の要部を示す概略図である。
図1のエアロゾル吸引器における回路基板の第2面を右側から見た回路構成の要部を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態であるエアロゾル生成装置の電源ユニットについて説明する。先ず、本実施形態の電源ユニットを備えるエアロゾル生成装置の一例であるエアロゾル吸引器について、図1~図3を参照しながら説明する。
【0010】
(エアロゾル吸引器)
エアロゾル吸引器1は、燃焼を伴わずに香味が付加されたエアロゾルを生成し、生成したエアロゾルを吸引するための器具であり、手中におさまるサイズであることが好ましく、略直方体形状を有する。なお、エアロゾル吸引器1は、卵型形状、楕円形状等であってもよい。以下の説明では、略直方体形状のエアロゾル吸引器において、直交する3方向のうち、長さの長い順から、上下方向、前後方向、左右方向と称する。また、以下の説明では、便宜上、図1~図3に記載したように、前方、後方、左方、右方、上方、下方を定義し、前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
(【0011】以降は省略されています)
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