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公開番号2024177690
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023095967
出願日2023-06-12
発明の名称鋼管先受け工法、削孔機械及び鋼管持上装置
出願人西松建設株式会社,DSIニッシン株式会社,ドリルマシン株式会社
代理人個人,個人
主分類E21D 9/04 20060101AFI20241217BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】施工の効率を向上する。
【解決手段】トンネル1の掘進方向前方の地山3に鋼管5を継ぎ足しながら打ち込む鋼管先受け工法である。削孔しながらガイドセル21に設置した鋼管5を地山3に打ち込むことが可能な削孔装置20を用いて、トンネル1の切羽2における所定位置から鋼管5を打ち込む打込工程と、打込工程の完了後に削孔装置20を打込工程での位置に維持した状態とし、鋼管5を持ち上げ可能な鋼管持上装置15によって新たな鋼管5を持ち上げてガイドセル21に設置する設置工程と、打込工程により打ち込んだ鋼管5と、設置工程によりガイドセル21に設置した新たな鋼管5と、を連結する連結工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トンネルの掘進方向前方の地山に鋼管を継ぎ足しながら打ち込む鋼管先受け工法において、
削孔しながらガイドセルに設置した鋼管を前記地山に打ち込むことが可能な削孔装置を用いて、前記トンネルの切羽における所定位置から鋼管を打ち込む打込工程と、
前記打込工程の完了後に前記削孔装置を前記打込工程での位置に維持した状態とし、鋼管を持ち上げ可能な鋼管持上装置によって新たな鋼管を持ち上げて前記ガイドセルに設置する設置工程と、
前記打込工程により打ち込んだ鋼管と、前記設置工程により前記ガイドセルに設置した前記新たな鋼管と、を連結する連結工程と、を含むことを特徴とする鋼管先受け工法。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
トンネルの地山に鋼管を継ぎ足しながら打ち込むことが可能な削孔機械であって、
削孔しながらガイドセルに設置した鋼管を前記地山に打ち込むことが可能な削孔装置と、
前記鋼管を打ち込む位置にある前記削孔装置へ新たな鋼管を持ち上げて前記ガイドセルに設置することを可能とする鋼管持上装置と、を備えることを特徴とする削孔機械。
【請求項3】
作業員が搭乗可能であるとともに、前記鋼管を打ち込む位置にある前記削孔装置に隣接した位置へ移動可能なマンゲージを備え、
前記マンゲージに、前記鋼管持上装置を備えることを特徴とする請求項2に記載の削孔機械。
【請求項4】
前記削孔装置は、
前記ガイドセルに、前記打ち込んだ鋼管と、前記新たな鋼管と、を連結するための連結装置を備え、
前記鋼管を打ち込む際に、当該鋼管の端部が前記連結装置における連結可能な位置に達したことを検出可能な検出手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の削孔機械。
【請求項5】
前記ガイドセルに設置された前記新たな鋼管の端部を、前記連結装置における連結可能な位置に送り出すための送出手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の削孔機械。
【請求項6】
請求項2に記載の削孔機械に用いられる鋼管持上装置であって、
前記鋼管を搭載可能な搭載部と、
前記搭載部をワイヤーロープにより吊るとともに、当該ワイヤーロープを巻き上げることで前記搭載部を上昇させることが可能な巻上装置と、を備え、
前記巻上装置は、
巻き上げ可能な範囲における最上部まで前記搭載部を巻き上げた状態において当該搭載部と嵌合し、当該搭載部の揺動を抑制する嵌合部を備えることを特徴とする鋼管持上装置。
【請求項7】
前記搭載部は、
搭載した前記鋼管を当該搭載部に固定する固定手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の鋼管持上装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼管先受け工法、削孔機械及び鋼管持上装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
トンネルを掘進する際の地山の補強方法として、削孔装置によってトンネルの掘進方向前方の地山に鋼管を継ぎ足しながら打ち込む鋼管先受け工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-156117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鋼管を継ぎ足す際には、削孔装置を施工位置から地面へ降ろして新たな鋼管を積み込み、再び施工位置へ戻す作業が必要であるため施工の効率が低下していた。また、施工位置へ戻した際には、先に打ち込んだ鋼管との位置合わせが必要であり、施工の効率が低下していた。本発明の目的は、施工の効率を向上することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
トンネルの掘進方向前方の地山に鋼管を継ぎ足しながら打ち込む鋼管先受け工法において、
削孔しながらガイドセルに設置した鋼管を前記地山に打ち込むことが可能な削孔装置を用いて、前記トンネルの切羽における所定位置から鋼管を打ち込む打込工程と、
前記打込工程の完了後に前記削孔装置を前記打込工程での位置に維持した状態とし、鋼管を持ち上げ可能な鋼管持上装置によって新たな鋼管を持ち上げて前記ガイドセルに設置する設置工程と、
前記打込工程により打ち込んだ鋼管と、前記設置工程により前記ガイドセルに設置した前記新たな鋼管と、を連結する連結工程と、を含むことを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、
トンネルの地山に鋼管を継ぎ足しながら打ち込むことが可能な削孔機械であって、
削孔しながらガイドセルに設置した鋼管を前記地山に打ち込むことが可能な削孔装置と、
前記鋼管を打ち込む位置にある前記削孔装置へ新たな鋼管を持ち上げて前記ガイドセルに設置することを可能とする鋼管持上装置と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の削孔機械であって、
作業員が搭乗可能であるとともに、前記鋼管を打ち込む位置にある前記削孔装置に隣接した位置へ移動可能なマンゲージを備え、
前記マンゲージに、前記鋼管持上装置を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の削孔機械であって、
前記削孔装置は、
前記ガイドセルに、前記打ち込んだ鋼管と、前記新たな鋼管と、を連結するための連結装置を備え、
前記鋼管を打ち込む際に、当該鋼管の端部が前記連結装置における連結可能な位置に達したことを検出可能な検出手段を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の削孔機械であって、
前記ガイドセルに設置された前記新たな鋼管の端部を、前記連結装置における連結可能な位置に送り出すための送出手段を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の発明は、
請求項2に記載の削孔機械に用いられる鋼管持上装置であって、
前記鋼管を搭載可能な搭載部と、
前記搭載部をワイヤーロープにより吊るとともに、当該ワイヤーロープを巻き上げることで前記搭載部を上昇させることが可能な巻上装置と、を備え、
前記巻上装置は、
巻き上げ可能な範囲における最上部まで前記搭載部を巻き上げた状態において当該搭載部と嵌合し、当該搭載部の揺動を抑制する嵌合部を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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