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公開番号2024175923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023094026
出願日2023-06-07
発明の名称被検液の汲み取り容器及び電気化学的測定方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 27/28 20060101AFI20241212BHJP(測定;試験)
要約【課題】被検物質濃度の電気化学的測定を安定して高精度で行う技術を提供する。
【解決手段】一定量の被検液を汲み取る機能と、個体電極を搭載した電気化学センサを脱着可能に保持する保持機構と、を備え、保持機構に電気化学センサを装着した状態で被検液を汲み取ることが可能に構成されており、電気化学センサを装着した状態で被検液を汲み取ることにより被検液中に個体電極を浸漬させ、被検液を保持することにより個体電極を被検液に浸漬した状態を保持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一定量の被検液を汲み取る機能と、
個体電極を搭載した電気化学センサを脱着可能に保持する保持機構と、を備え、
前記保持機構に前記電気化学センサを装着した状態で前記被検液を汲み取ることが可能に構成されており、
前記電気化学センサを装着した状態で前記被検液を汲み取ることにより前記被検液中に前記個体電極を浸漬させ、前記被検液を保持することにより前記個体電極を前記被検液に浸漬した状態を保持する、
被検液の汲み取り容器。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記容器の底面から一定の高さ位置における側面には、1つ又は複数の排液口が設けられており、
過剰に汲み取った前記被検液を前記排液口から排出することにより一定量の前記被検液を汲み取るように構成されている、請求項1に記載の被検液の汲み取り容器。
【請求項3】
前記被検液の流動を抑制する機構が、前記保持機構に装着した状態の前記電気化学センサと干渉しないように設けられている、請求項1又は2に記載の被検液の汲み取り容器。
【請求項4】
前記被検液の流動を抑制する前記機構は、前記容器の内周側面及び底面のうち少なくともいずれかに固定された板状部材である、請求項3に記載の被検液の汲み取り容器。
【請求項5】
前記保持機構は、前記電気化学センサを装着した際に、前記個体電極が定位置に位置するように構成された位置決め機構を備える、請求項1又は2に記載の被検液の汲み取り容器。
【請求項6】
前記位置決め機構は、前記容器の内周面及び底面のうち少なくともいずれかに固定され、前記電気化学センサの先端が当接するように構成された部材であり、
前記保持機構が前記電気化学センサの先端が前記部材に当接する位置で前記電気化学センサを保持することで、前記個体電極を定位置に位置させるように構成されている、
請求項5に記載の被検液の汲み取り容器。
【請求項7】
上部に開口を有する円筒形状に形成されている、請求項1又は2に記載の被検液の汲み取り容器。
【請求項8】
汲み置かれる前記被検液の量は20ml以上200ml以下である、請求項1又は2に記載の被検液の汲み取り容器。
【請求項9】
前記保持機構は、前記電気化学センサを嵌合させて保持することが可能な形状に形成されているとともに、前記電気化学センサを装着した際に前記個体電極を定位置に固定させる機構を備える、
請求項1又は2に記載の被検液の汲み取り容器。
【請求項10】
透明又は半透明の樹脂で構成されている、請求項1又は2に記載の被検液の汲み取り容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検液の汲み取り容器及び電気化学的測定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ダイヤモンドを含む材料で構成された電極膜を有する作用電極を備える電気化学センサを用い、被検液中の被検物質濃度を電気化学的に測定することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-281356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、被検物質濃度の電気化学的測定を安定して高精度で行う技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、
一定量の被検液を汲み取る機能と、
個体電極を搭載した電気化学センサを脱着可能に保持する保持機構と、を備え、
前記保持機構に前記電気化学センサを装着した状態で前記被検液を汲み取ることが可能に構成されており、
前記電気化学センサを装着した状態で前記被検液を汲み取ることにより前記被検液中に前記個体電極を浸漬させ、前記被検液を保持することにより前記個体電極を前記被検液に浸漬した状態を保持する、
被検液の汲み取り容器が提供される。
【0006】
本開示の他の態様によれば、
被検液の汲み取り容器を用意する工程と、
前記容器が備える保持機構に電気化学センサを装着する工程と、
前記保持機構に前記電気化学センサを装着した状態で一定量の被検液を前記容器内に汲み取り、前記電気化学センサに搭載された個体電極を前記被検液に浸漬させた状態とする工程と、
前記個体電極を前記被検液に浸漬させた状態を維持しつつ前記被検液が静止状態となるように前記容器を保持する工程と、
前記電気化学センサを用いて前記被検液中の被検物質濃度を電気化学的に測定する工程と、
を有する、電気化学的測定方法が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、被検物質濃度の電気化学的測定を安定して高精度で行う技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1(a)は、本開示の一態様における被検液の汲み取り容器の概略構成の一例を示す図であって、保持機構に電気化学センサを装着した状態の容器を縦断面で示す図であり、図1(b)は、図1(a)に示す容器を上面から見た図である。
図2(a)は、本開示の一態様における汲み取り容器の変形例を縦断面で示す図であり、図2(b)は、図2(a)に示す容器を上面から見た図である。
図3(a)は、本開示の一態様における汲み取り容器のさらに他の変形例を縦断面で示す図であり、図3(b)は、図3(a)に示す容器を上面から見た図である。
図4(a)は、本開示の一態様の変形例における汲み取り容器の概略構成の一例を示す図であって、保持機構に電気化学センサを装着した状態の容器を正面から見た際の縦断面で示す図であり、図4(b)は、図4(a)に示す容器を側面から見た際の縦断面で示す図であり、図4(c)は、図4(a)に示す容器を背面(正面と反対側の面)から見た際の縦断面で示す図であり、図4(d)は、図4(a)に示す容器を上面から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示は、上述の実情に鑑みてなされたものであり、被検液中の被検物質濃度の電気化学的測定を安定して精度よく行うことが可能な技術に関するものである。
【0010】
<本開示の一態様>
以下、本開示の一態様について図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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