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公開番号2025015502
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024114883
出願日2024-07-18
発明の名称カルボン酸塩、カルボン酸発生剤、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類G03F 7/004 20060101AFI20250123BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】CD均一性(CDU)が良好なレジストパターンを製造する。
【解決手段】式(I)で表されるカルボン酸塩を含有するカルボン酸発生剤。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表されるカルボン酸塩を含有するカルボン酸発生剤。
JPEG
2025015502000205.jpg
49
170
[式(I)中、
Xは、硫黄原子又はヨウ素原子を表す。
m10は、0又は1を表し、Xが硫黄原子の場合、m10は1であり、Xがヨウ素原子の場合、m10は0である。

1A
及びR
1B
は、それぞれ独立に、-X

-R
10
、-X

-L
10
-X

-R
10
を表す。


及びX

は、それぞれ独立に、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、*は、ベンゼン環又はL
10
との結合部位を表す。)を表す。

10
は、置換基を有してもよい炭素数1~28の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-SO

-又は-CO-に置き換わっていてもよい。

10
は、塩基不安定基を表す。


は、ハロゲン原子又は炭素数1~36の炭化水素基を表し、該炭化水素基は、置換基を有してもよく、該炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-、-SO-又は-SO

-で置き換わっていてもよい。


、R

及びR

は、それぞれ独立に、ハロゲン原子又は炭素数1~36の炭化水素基を表し、該炭化水素基は、置換基を有してもよく、該炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-、-SO-又は-SO

-で置き換わっていてもよい。Xが硫黄原子の場合、R

とR

又はR

とR

が結合して、S

を含む環を形成してもよい。該環を形成するR

とR

又はR

とR

は、S

と結合する2つのベンゼン環の間に形成される単結合であってもよい。該環に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-、-SO-又は-SO

-で置き換わっていてもよい。
m1Aは、0~5のいずれかの整数を表し、m1Aが2以上のとき、複数のR
1A
は互いに同一であっても異なってもよい。
m1Bは、0~4のいずれかの整数を表し、m1Bが2以上のとき、複数のR
1B
は互いに同一であっても異なってもよい。但し、m1A及びm1Bのいずれか一方は、少なくとも1以上の整数である。
続きを表示(約 4,600 文字)【請求項2】
m1Aが、1~3のいずれかの整数であり、

1A
が、-O-CO-R
10
又は-O-L
10
-CO-O-R
10
である請求項1に記載のカルボン酸発生剤。
【請求項3】

10
の塩基不安定基が、式(1b)で表される基である請求項1に記載のカルボン酸発生剤。
JPEG
2025015502000206.jpg
19
170
[式(1b)中、R
ba1
及びR
ba2
は、それぞれ独立に、水素原子、フッ素原子又はフッ素原子を有する炭素数1~6のアルキル基を表す。

ba3
は、フッ素原子又はフッ素原子を有する炭素数1~6のアルキル基を表す。
*は、結合部位を表す。]
【請求項4】


が、
炭素数3~36の脂環式炭化水素基、
炭素数6~36の芳香族炭化水素基、又は、
炭素数1~18の鎖式炭化水素基と炭素数3~36の脂環式炭化水素基もしくは炭素数6~36の芳香族炭化水素基とを組み合わせた基であり、
該脂環式炭化水素基、該鎖式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、フッ素原子、ヨウ素原子、炭素数1~4のフッ化アルキル基又はヒドロキシ基を有してもよく、該脂環式炭化水素基及び鎖式炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO

-に置き換わってもよい請求項1に記載のカルボン酸発生剤。
【請求項5】


が、式(aa)で表される基である請求項1に記載のカルボン酸発生剤。
JPEG
2025015502000207.jpg
15
170
[式(aa)中、


及びX

は、それぞれ独立に、-O-又は-S-を表す。

1a
は、置換基を有してもよい炭素数1~24の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO

-に置き換わっていてもよい。

2a
は、置換基を有してもよい炭素数1~48の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO

-に置き換わっていてもよい。
*は、-COO

の炭素原子との結合部位を表す。]
【請求項6】


が、フッ素原子、ヨウ素原子、炭素数1~4のフッ化アルキル基又はヒドロキシ基を有してもよい、フェニル基である請求項1に記載のカルボン酸発生剤。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載のカルボン酸発生剤及び該カルボン酸発生剤以外の酸発生剤を含有するレジスト組成物。
【請求項8】
酸不安定基を有する構造単位を含む樹脂をさらに含有し、
前記酸不安定基を有する構造単位が、式(a1-0)で表される構造単位、式(a1-1)で表される構造単位、式(a1-2)で表される構造単位、式(a1-4)で表される構造単位、式(a1-5)で表される構造単位及び式(a1-6)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む請求項7に記載のレジスト組成物。
JPEG
2025015502000208.jpg
41
170
[式(a1-0)、式(a1-1)及び式(a1-2)中、

a01
、L
a1
及びL
a2
は、それぞれ独立に、-O-又は*-O-(CH


k1
-CO-O-を表し、k1は1~7のいずれかの整数を表し、*は-CO-との結合部位を表す。

a01
、R
a4
及びR
a5
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a02
、R
a03
及びR
a04
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組み合わせた基を表し、該アルキル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有してもよい。

a6
及びR
a7
は、それぞれ独立に、炭素数1~8のアルキル基、炭素数2~8のアルケニル基、炭素数3~18の脂環式炭化水素基、炭素数6~18の芳香族炭化水素基又はこれらを組合せることにより形成される基を表し、該アルキル基、該アルケニル基、該脂環式炭化水素基及び該芳香族炭化水素基は、ハロゲン原子を有してもよい。
m1′は、0~14のいずれかの整数を表す。
n1は、0~10のいずれかの整数を表す。
n1′は、0~3のいずれかの整数を表す。]
JPEG
2025015502000209.jpg
30
170
[式(a1-4)中、

a1
は、水素原子、ハロゲン原子、又は、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a17
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基、炭素数1~6のアルコキシ基、炭素数2~12のアルコキシアルキル基、炭素数2~12のアルコキシアルコキシ基、炭素数2~4のアルキルカルボニル基、炭素数2~4のアルキルカルボニルオキシ基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を表す。

a11
は、単結合又は炭素数1~12のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる-CH

-は、-O-、-CO-又は-NR
a18
-に置き換わってもよい。

a18
は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。

a1
は、単結合又はカルボニル基を表す。

a34
及びR
a35
は、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~12の炭化水素基を表し、R
a36
は、炭素数1~20の炭化水素基を表すか、R
a35
及びR
a36
は互いに結合してそれらが結合する-C-O-とともに炭素数2~20の2価の炭化水素基を形成し、該炭化水素基及び該2価の炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-又は-S-で置き換わってもよい。
na1は、1~5のいずれかの整数を表し、na1が、2以上のとき、複数の括弧内の基は、それぞれ互いに同一であっても異なっていてもよい。
na11は、0~4のいずれかの整数を表し、na11が2以上のとき、複数のR
a17
は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
mcは、0~2のいずれかの整数を表す。]
JPEG
2025015502000210.jpg
43
170
【請求項9】
酸不安定基を有する構造単位を含む樹脂をさらに含有し、
前記酸不安定基を有する構造単位を含む樹脂が、式(a2-A)で表される構造単位をさらに含む請求項7に記載のレジスト組成物。
JPEG
2025015502000212.jpg
31
170
[式(a2-A)中、

a2
は、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基を表す。

a27
は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシ基、ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1~6のアルキル基、炭素数1~6のアルコキシ基、炭素数2~12のアルコキシアルキル基、炭素数2~12のアルコキシアルコキシ基、炭素数2~4のアルキルカルボニル基、炭素数2~4のアルキルカルボニルオキシ基、アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を表す。

a21
は、単結合又は炭素数1~12のアルカンジイル基を表し、該アルカンジイル基に含まれる-CH

-は、-O-、-CO-又は-NR
a28
-に置き換わってもよい。

a28
は、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。

a2
は、単結合又はカルボニル基を表す。
nA2は、1~5のいずれかの整数を表し、nA2が2以上のとき、複数の括弧内の基は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
na21は、0~4のいずれかの整数を表し、na21が2以上のとき、複数のR
a27
は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
mcは、0~2のいずれかの整数を表す。]
【請求項10】
酸発生剤が、式(B1)で表される塩を含む請求項7に記載のレジスト組成物。
JPEG
2025015502000213.jpg
21
170
[式(B1)中、

b1
は、単結合又は置換基を有してもよい(nb1+1)価の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO

-に置き換わっていてもよい。

b2
は、単結合又は置換基を有してもよい炭素数1~24の2価の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-CO-又は-SO

-で置き換わっていてもよい。

b1
は、置換基を有していてもよいメチル基又は置換基を有していてもよい炭素数3~24の環状炭化水素基を表し、該環状炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-SO

-又は-CO-に置き換わっていてもよい。
nb1は、1~6のいずれかの整数を表す。nb1が2以上のとき、複数の括弧内の基は、互いに同じであっても異なっていてもよい。
Z1

は、有機カチオンを表す。]
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カルボン酸塩、カルボン酸発生剤、レジスト組成物及びレジストパターンの製造方法に関する。
続きを表示(約 920 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下記式で表されるカルボン酸塩が記載されている。
【0003】
JPEG
2025015502000001.jpg
25
170
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2015/019983号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
CD均一性(CDU)が良好なレジストパターンを形成することができる技術が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の発明を含む。
[発明1]
式(I)で表されるカルボン酸塩を含有するカルボン酸発生剤。
【0007】
JPEG
2025015502000002.jpg
49
170
【0008】
[式(I)中、
Xは、硫黄原子又はヨウ素原子を表す。
m10は、0又は1を表し、Xが硫黄原子の場合、m10は1であり、Xがヨウ素原子の場合、m10は0である。
【0009】

1A
及びR
1B
は、それぞれ独立に、-X

-R
10
、-X

-L
10
-X

-R
10
を表す。


及びX

は、それぞれ独立に、*-CO-O-、*-O-CO-、*-O-CO-O-又は*-O-(但し、*は、ベンゼン環又はL
10
との結合部位を表す。)を表す。
【0010】

10
は、置換基を有してもよい炭素数1~28の炭化水素基を表し、該炭化水素基に含まれる-CH

-は、-O-、-S-、-SO

-又は-CO-に置き換わっていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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