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公開番号
2024172525
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090302
出願日
2023-05-31
発明の名称
運行管理装置、運行管理システム、運行調整方法、および運行調整プログラム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
主分類
B61L
27/12 20220101AFI20241205BHJP(鉄道)
要約
【課題】鉄道網における列車の運行効率の改善を可能とする運行管理装置を得ること。
【解決手段】運行管理装置1Aは、鉄道にて運行される列車6についての旅客の乗車需要を示す旅客データと、列車6による貨物の輸送需要を示す貨物データとを取得するデータ取得部11と、旅客データと貨物データとに基づいて、列車6についての旅客の将来の乗車需要を予測した結果である旅客需要予測データと、列車6についての貨物の将来の輸送需要を予測した結果である貨物需要予測データとを作成する需要予測部12と、旅客需要予測データと、貨物需要予測データと、列車6の運行計画の基本である基本ダイヤとに基づいて、基本ダイヤから調整された運行計画である実施ダイヤを作成する運行調整部13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄道にて運行される列車についての旅客の乗車需要を示す旅客データと、前記列車による貨物の輸送需要を示す貨物データとを取得するデータ取得部と、
前記旅客データと前記貨物データとに基づいて、前記列車についての旅客の将来の前記乗車需要を予測した結果である旅客需要予測データと、前記列車についての貨物の将来の前記輸送需要を予測した結果である貨物需要予測データとを作成する需要予測部と、
前記旅客需要予測データと、前記貨物需要予測データと、前記列車の運行計画の基本である基本ダイヤとに基づいて、前記基本ダイヤから調整された運行計画である実施ダイヤを作成する運行調整部と、を備える
ことを特徴とする運行管理装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記運行調整部は、前記旅客需要予測データと前記基本ダイヤとに基づいて、前記列車による旅客の輸送についての運行計画である旅客ダイヤを作成し、かつ、前記旅客ダイヤと前記貨物需要予測データとに基づいて、前記列車による旅客の輸送と前記列車による貨物の輸送とを含めた運行計画である前記実施ダイヤを作成する
ことを特徴とする請求項1に記載の運行管理装置。
【請求項3】
前記基本ダイヤには、増便の際に追加で運行させる前記列車についての運行計画と、減便の際に運行を取り止め可能な前記列車についての運行計画とが含まれている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の運行管理装置。
【請求項4】
前記基本ダイヤには、前記列車を構成する車両の数を変更可能であるか否かを示す情報が紐付けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の運行管理装置。
【請求項5】
前記基本ダイヤには、前記列車を貨物の輸送に使用可能であるか否かを示す情報が紐付けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の運行管理装置。
【請求項6】
前記需要予測部は、前記旅客データと、前記旅客データおよび前記旅客需要予測データを学習させた学習済モデルとを用いて将来の前記乗車需要を予測する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の運行管理装置。
【請求項7】
前記学習済モデルは、旅客の流動に影響を及ぼす事象についての情報と前記旅客データと前記旅客需要予測データとを学習することによって生成され、
前記需要予測部は、前記旅客データと、旅客の流動に影響を及ぼすことが予想される将来の事象についての情報と前記学習済モデルとを用いて将来の前記乗車需要を予測する
ことを特徴とする請求項6に記載の運行管理装置。
【請求項8】
前記需要予測部は、前記貨物データと、前記貨物データおよび前記貨物需要予測データを学習させた学習済モデルとを用いて将来の前記輸送需要を予測する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の運行管理装置。
【請求項9】
前記運行調整部は、前記旅客需要予測データが前記乗車需要の基準値を超えており、かつ、増車または増便の対象とする前記列車の候補が複数存在する場合において、増車または増便が行われた場合における効果を評価する評価関数に基づいて、複数の前記候補から増車または増便の対象とする前記列車を選択する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の運行管理装置。
【請求項10】
前記運行調整部は、貨物の輸送についての予約情報と前記貨物需要予測データとに基づいて単位期間における貨物の輸送量を決定し、決定された前記輸送量に基づいて、前記実施ダイヤのうち、貨物の輸送についての運行計画である貨物ダイヤを作成する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の運行管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、列車の運行を管理する運行管理装置、運行管理システム、運行調整方法、および運行調整プログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道を利用する旅客の乗車需要を把握して、列車の運行計画を調整する技術が知られている。特許文献1には、列車の過去の運行にかかる情報に基づいて時間帯ごとの必要輸送量を駅ごとに特定し、列車の運行間隔が常に最低限の運行間隔以下となるように、時間帯ごとの列車の運行編成数を決定する車両制御装置が開示されている。特許文献1の技術によると、列車の運行本数または列車の編成数を乗車需要に応じて調整することで、旅客の利便性を損ねることなく列車の運行効率を向上させ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-182653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示される技術によると、旅客が少なくなる時間帯において減便された列車の有効活用ができないことから、鉄道網における列車の運行効率の改善を図ることが困難であるという課題があった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、鉄道網における列車の運行効率の改善を可能とする運行管理装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる運行管理装置は、鉄道にて運行される列車についての旅客の乗車需要を示す旅客データと、列車による貨物の輸送需要を示す貨物データとを取得するデータ取得部と、旅客データと貨物データとに基づいて、列車についての旅客の将来の乗車需要を予測した結果である旅客需要予測データと、列車についての貨物の将来の輸送需要を予測した結果である貨物需要予測データとを作成する需要予測部と、旅客需要予測データと、貨物需要予測データと、列車の運行計画の基本である基本ダイヤとに基づいて、基本ダイヤから調整された運行計画である実施ダイヤを作成する運行調整部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示にかかる運行管理装置は、鉄道網における列車の運行効率を改善させることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかる運行管理装置の構成例を示す図
実施の形態1にかかる運行管理装置の運行ダイヤ作成部によって作成される基本ダイヤについて説明するための図
実施の形態1にかかる運行管理装置の運行ダイヤ作成部によって作成される基本ダイヤに含まれる情報の例を示す図
実施の形態1にかかる運行管理装置の旅客情報データベースに蓄積される旅客データの例を示す図
実施の形態1にかかる運行管理装置の貨物情報データベースに蓄積される貨物データの例を示す図
実施の形態1にかかる運行管理装置の需要予測部によって作成される旅客需要予測データの例を示す図
実施の形態1にかかる運行管理装置の需要予測部によって作成される貨物需要予測データの例を示す図
実施の形態1にかかる運行管理装置の運行調整部による基本ダイヤの調整の概要について説明するための図
実施の形態1にかかる運行管理装置の運行調整部による基本ダイヤの調整の第1の例について説明するための図
実施の形態1にかかる運行管理装置の運行調整部による基本ダイヤの調整の第2の例について説明するための図
実施の形態1にかかる運行管理装置による処理の手順を示すフローチャート
実施の形態1にかかる運行管理装置の運行調整部が行う処理の手順を示すフローチャート
実施の形態1にかかる運行管理装置が有する運行調整部の旅客調整モードによる処理の手順を示すフローチャート
実施の形態1にかかる運行管理装置が有する運行調整部の増便モードによる処理の手順を示すフローチャート
実施の形態1にかかる運行管理装置が有する運行調整部の減便モードによる処理の手順を示すフローチャート
実施の形態1にかかる運行管理装置が有する運行調整部の貨物計画モードによる処理の手順を示すフローチャート
実施の形態2にかかる運行管理システムの構成例を示す図
実施の形態3にかかる運行管理システムの構成例を示す図
実施の形態4にかかる運行管理システムの構成例を示す図
実施の形態5にかかる運行管理装置による旅客用の車両と貨物用の車両との振り分けについて説明するための図
実施の形態5にかかる運行管理装置が有する運行調整部の貨物計画モードによる処理の手順を示すフローチャート
実施の形態6にかかる運行管理装置による旅客ダイヤの再調整について説明するための図
実施の形態6にかかる運行管理装置の運行調整部が行う処理の手順を示すフローチャート
実施の形態6にかかる運行管理装置が有する運行調整部の旅客調整モードによる処理の手順を示すフローチャート
実施の形態1から6にかかる運行管理装置を実現するハードウェア構成の第1の例を示す図
実施の形態1から6にかかる運行管理装置を実現するハードウェア構成の第2の例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、実施の形態にかかる運行管理装置、運行管理システム、運行調整方法、および運行調整プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる運行管理装置1Aの構成例を示す図である。運行管理装置1Aは、鉄道における複数の列車6の運行を管理する。図1には、複数の列車6のうちの1つを示している。運行管理装置1Aは、複数の列車6により旅客の輸送と貨物の輸送とを実現するダイヤを作成し、ダイヤに基づいて複数の列車6の運行を管理する。
(【0011】以降は省略されています)
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