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公開番号
2024169181
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023086430
出願日
2023-05-25
発明の名称
画像読取装置及び画像形成システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04N
1/04 20060101AFI20241128BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】高精度に色情報を読み取る技術を提供する。
【解決手段】原稿を読み取る画像読取装置は、前記原稿に光を照射する光源と、前記原稿で反射した前記光を受光することで、前記原稿の複数の画素それぞれについて、画素の複数の色それぞれの輝度値をレベルで示す画像信号を出力するセンサと、を備えた読取手段と、前記センサが出力する前記画像信号に基づき前記原稿の前記複数の画素それぞれについて、前記画素の前記複数の色それぞれの輝度値を示す読取画像信号を出力する画像処理手段と、前記読取手段による前記原稿の読取条件を制御する制御手段と、を備え、前記画像処理手段は、前記読取手段が複数の読取条件それぞれで前記原稿を繰り返し読み取ることで得た複数の画像信号に基づき前記読取画像信号を出力する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
原稿を読み取る画像読取装置であって、
前記原稿に光を照射する光源と、前記原稿で反射した前記光を受光することで、前記原稿の複数の画素それぞれについて、画素の複数の色それぞれの輝度値をレベルで示す画像信号を出力するセンサと、を備えた読取手段と、
前記センサが出力する前記画像信号に基づき前記原稿の前記複数の画素それぞれについて、前記画素の前記複数の色それぞれの輝度値を示す読取画像信号を出力する画像処理手段と、
前記読取手段による前記原稿の読取条件を制御する制御手段と、
を備え、
前記画像処理手段は、前記読取手段が複数の読取条件それぞれで前記原稿を繰り返し読み取ることで得た複数の画像信号に基づき前記読取画像信号を出力する、画像読取装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記読取条件は、前記センサが出力する前記画像信号の前記レベルを制御するための条件である、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記画像処理手段は、前記読取画像信号が示す第1画素の第1色の輝度値を、前記複数の画像信号それぞれにおいて前記第1画素の前記第1色の輝度値を示す前記レベルの内の飽和していない最大のレベルに基づき判定する、請求項2に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記読取条件は、前記光源の発光輝度と、前記センサが有する受光素子の感度と、前記受光素子による前記光の蓄積時間と、の内の1つ以上で決定される条件である、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記画像処理手段は、
前記画像信号の前記レベルをデジタル値に変換する変換手段と、
前記変換手段が前記複数の画像信号それぞれの前記レベルを変換することで得た複数のデジタル値に基づき前記読取画像信号を出力する出力手段と、
を備えている、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記複数の読取条件は、前記原稿を読み取る際に前記センサが出力する前記画像信号の前記レベルを飽和させない第1読取条件と、前記センサが出力する前記画像信号の前記レベルを、前記第1読取条件で前記原稿を読み取った際の前記画像信号の前記レベルより大きくする1つ以上の第2読取条件と、を含む、請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記読取手段により基準部材を読み取った際に前記センサが出力する前記画像信号の前記レベルに基づき、或いは、前記原稿の画像データに基づき前記第1読取条件を設定する、請求項6に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記画像処理手段は、前記読取画像信号における第1輝度値以上の輝度値を、前記第1読取条件で前記原稿を読み取ることで得た第1画像信号に基づき判定し、前記読取画像信号における前記第1輝度値未満の輝度値を、前記1つ以上の第2読取条件で前記原稿を読み取ることで得た1つ以上の第2画像信号に基づき判定する、請求項6に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記第1輝度値は、前記第1読取条件と、前記1つ以上の第2読取条件と、に基づき設定される、請求項8に記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記1つ以上の第2読取条件は、輝度値が前記第1輝度値である前記原稿の第2画素の第2色を読み取った場合、前記センサが出力する前記1つ以上の第2画像信号において前記第2画素の前記第2色の輝度値を示す前記レベルが飽和することになる条件である、請求項8に記載の画像読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置及び当該画像読取装置を含む画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
原稿に光を照射し、原稿からの反射光をイメージセンサ等で受光することで、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取装置が知られている。イメージセンサで色を測定する場合、イメージセンサが出力した赤(R)、緑(G)、青(B)の輝度値(以下、RGB値)をCIE Lab空間の色値(以下、Lab値)に変換する。RGB値をLab値に変換するために、色変換テーブルであるルックアップテーブル(LUT)が使用される。色変換テーブルのサイズを抑えるため、色変換テーブルは、総てのRGB値ではなく、一部のRGB値について、RGB値とLab値との関係を示す様に作成される。特許文献1は、色変換テーブルに含まれないRGB値については、色変換テーブルに含まれるRGB値とLab値との関係に基づき補間計算で求めることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-64719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
イメージセンサが出力するRGB値を色変換テーブルが示す情報に基づき補間計算によりLab値に変換する場合、測色精度は、色変換テーブルのサイズ、つまり、色変換テーブルが示すRGB値とLab値との対応関係の数に依存する。しかしながら、明度の低い色域の色については、イメージセンサが異なる色を同じRGB値と読み取ってしまうため、色変換テーブルのサイズを増やしても測色精度を高くすることができない。
【0005】
本発明は、高精度に色情報を読み取る技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によると、原稿を読み取る画像読取装置は、前記原稿に光を照射する光源と、前記原稿で反射した前記光を受光することで、前記原稿の複数の画素それぞれについて、画素の複数の色それぞれの輝度値をレベルで示す画像信号を出力するセンサと、を備えた読取手段と、前記センサが出力する前記画像信号に基づき前記原稿の前記複数の画素それぞれについて、前記画素の前記複数の色それぞれの輝度値を示す読取画像信号を出力する画像処理手段と、前記読取手段による前記原稿の読取条件を制御する制御手段と、
を備え、前記画像処理手段は、前記読取手段が複数の読取条件それぞれで前記原稿を繰り返し読み取ることで得た複数の画像信号に基づき前記読取画像信号を出力する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、高精度に色情報を読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
幾つかの実施形態による、画像形成システムの構成図。
幾つかの実施形態による、画像読取装置の制御構成図。
A/Dコンバータのビット数と測色精度との関係を示す図
幾つかの実施形態による、画像読取装置が行う処理のフローチャート。
幾つかの実施形態による、合成処理の説明図。
色差の比較例を示す図。
幾つかの実施形態による、画像読取装置が行う処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成システムの構成図である。画像形成システムは、画像読取装置1000と、画像形成装置2000と、を含む。まず、画像読取装置1000について説明する。原稿台ガラス101には、被測色物である原稿100が置かれる。イメージセンサ109は、図の奥行方向に沿って配列された複数の受光素子を有する。図の奥行方向は主走査方向とも呼ばれる。受光素子は、例えば、CMOSセンサやCCDセンサである。光源である白色LED103は、原稿100に光を照射する。原稿100で反射した光は、ミラー104、105及び106で反射され、赤外線(IR)カットフィルタ107及びレンズ108を介してイメージセンサ109に入射する。これにより、イメージセンサ109は、1回の走査で、原稿100の主走査方向に渡る読取結果である画像信号を画像処理部110に出力する。
(【0011】以降は省略されています)
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