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公開番号2024168741
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085658
出願日2023-05-24
発明の名称ワークの形状良否判定方法
出願人大同特殊鋼株式会社
代理人個人
主分類G01B 11/24 20060101AFI20241128BHJP(測定;試験)
要約【課題】多大の手間を要する三次元データの合成を行うことなく、簡易かつ確実に被検ワークの形状の良否判定を行うことができるワークの形状良否判定方法を提供する
【解決手段】異なる複数の傾動角度で光測定して得られた被検ワークの各画像を、それぞれ前記傾動角度と同一の各傾動角度で予め取得した基準ワークの各画像とマッチングさせ、マッチングした両画像の差異を算出して、全ての傾動角度で両画像の差異が所定値よりも小さい時に前記被検ワークの形状を良と判定する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
異なる複数の傾動角度で光測定して得られた被検ワークの各画像を、それぞれ前記傾動角度と同一の各傾動角度で予め取得した基準ワークの各画像とマッチングさせ、マッチングした両画像の差異を算出して、全ての傾動角度で両画像の差異が所定値よりも小さい時に前記被検ワークの形状を良と判定するワークの形状良否判定方法。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記光測定はレーザスキャナを使用して点群データを得るものである請求項1に記載のワークの形状良否判定方法。
【請求項3】
前記マッチングした両画像について、各画像のバウンディングボックスを得て、当該バウンディングボックスの形状を比較することによって前記被検ワークの形状の良否を判定する請求項1又は2に記載のワークの形状良否判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は形状良否判定方法に関し、特に光計測によって被検ワークの精密な形状を検出してその良否を判定する方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
被検ワークの精密な形状を、コンピュータ内で直接処理可能な点群データとして得ることが可能なレーザスキャナが多用されつつあるが、この場合に、レーザ光の死角となってデータ取得ができない死角領域が発生する。なお、特許文献1には、死角領域に規格情報の寸法データをあてはめて、死角領域を含む計測対象オブジェクトの全体モデルを生成することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6545065号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで従来は例えば、被検ワークを傾動可能な測定ステージ上に載置して、複数角度に傾動させ、各傾動角度で得られた三次元データを合成して死角領域の無い被検ワークの全体画像を得て、形状の良否判定を行っている。しかし、三次元データの合成には多大の手間を要するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、多大の手間を要する三次元データの合成を行うことなく、簡易かつ確実に被検ワークの形状の良否判定を行うことができるワークの形状良否判定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本第1発明では、異なる複数の傾動角度で光測定して得られた被検ワークの各画像を、それぞれ前記傾動角度と同一の各傾動角度で予め取得した基準ワークの各画像とマッチングさせ、マッチングした両画像の差異を算出して、全ての傾動角度で両画像の差異が所定値よりも小さい時に前記被検ワークの形状を良と判定する。
【0007】
本第1発明において、複数の傾動角度の、各傾動角度における光測定で生じる被検ワークの死角領域は異なっているから、一の傾動角度で死角領域であっても他の傾動角度では死角領域にはならないようにでき、複数の傾動角度についてそれぞれ被検ワークと基準ワークの画像をマッチングさせて両画像の差異を算出し、全ての傾動角度で両画像の差異が所定値よりも小さい時にのみ前記被検ワークの形状を良と判定するようにすれば、死角領域に影響されることなく確実に被検ワークの良否を判定することができる。加えて、本第1発明によれば、従来のように複数の傾動角度で得られた三次元データを合成して被検ワークの全体画像を得る必要は無いから、三次元データの合成の手間がかからず演算の負担が軽減される。
【0008】
本第2発明では、前記光測定はレーザスキャナを使用して点群データを得るものである。
【0009】
本第3発明では、前記マッチングした両画像について、各画像のバウンディングボックスを得て、当該バウンディングボックスの形状を比較することによって前記被検ワークの形状の良否を判定する。
【0010】
本第3発明においては、被検ワークと基準ワークの各画像のバウンディングボックスを比較することによって迅速かつ簡易に被検ワークの形状の良否を判定することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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