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公開番号2024168561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085351
出願日2023-05-24
発明の名称画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B41J 29/00 20060101AFI20241128BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】装置に対して移動する移動部を移動させる際の作業性を向上する。
【解決手段】プリントモジュールは、給送モジュール100に接続される接続部分に対して収納された第1位置と、接続部分から突出した第2位置と、に移動可能なメンテナンスユニット209を有し、給送モジュール100は、閉位置と開位置とに移動する上扉ユニット122を有する。上扉ユニット122は、閉位置に位置するときは、メンテナンスユニット209が第1位置から第2位置に向けて移動するときに上扉ユニット122に当接し、メンテナンスユニット209が第1位置から第2位置に移動することを制限する。上扉ユニット122は、開位置に位置するときは、メンテナンスユニット209が給送モジュール100に当接せず、メンテナンスユニット209が第1位置と第2位置との間で移動することを許容する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送する第1装置と、
前記第1装置に接続されてシートを搬送し、前記第1装置との間でシートの受け渡しを行う第2装置と、を備え、
前記第1装置は、前記第2装置に接続される接続部分に対して収納された第1位置と、前記接続部分から突出した第2位置と、に移動可能な第1移動部を有し、
前記第2装置は、閉位置と開位置とに移動する第2移動部を有し、
前記第2移動部は、
前記閉位置に位置するときは、前記第1移動部が前記第1位置から前記第2位置に向けて移動するときに前記第2移動部に当接し、前記第1移動部が前記第1位置から前記第2位置に移動することを制限し、
前記開位置に位置するときは、前記第1移動部が前記第2装置に当接せず、前記第1移動部が前記第1位置と前記第2位置との間で移動することを許容する、
ことを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1移動部は、前記第1装置の装置本体に対して引出可能に装着されたユニットであり、
前記第1位置は、前記第1装置の装置本体に装着された装着位置であり、
前記第2位置は、前記接続部分から突出するように前記第1装置の装置本体から引き出された引出位置である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記第2移動部は、前記閉位置から前記開位置に移動することにより前記第2装置の内部を露出するカバーである、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記カバーは、前記閉位置と前記開位置との間に位置する中間位置に移動可能であり、
前記中間位置は、前記第2装置の内部を露出して前記第2装置の内部のメンテナンスを実行可能とし、かつ、前記第1移動部が前記第1位置から前記第2位置に向けて移動するときに前記カバーに当接し、前記第1移動部が前記第1位置から前記第2位置に移動することを制限する位置である、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記第2移動部は、前記第2装置の上部に設けられ、前記閉位置として水平となる水平位置と、前記開位置として前記水平位置に対して上方に回動させた回動位置と、に移動する上面カバーである、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記第2装置は、前記第2移動部を回動可能に支持する筐体を有し、
前記第2移動部は、前記筐体に対し、並列配置された前記第1装置と前記第2装置との並列方向に沿った回動中心線を有する回動軸により上下に回動することで開閉可能に支持されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記第1装置は、シートに画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置であり、
前記第1移動部は、前記画像形成部を構成するユニットである、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記第2装置は、前記画像形成装置にシートを供給するシート供給装置である、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置やシート供給装置など、複数の装置を機能の異なるモジュールとしてシート搬送方向に連結し、全体として画像形成や形成後の後処理を実行する画像形成システムが開発されている(特許文献1参照)。このような画像形成システムでは、例えば、ジャム(シート詰まり)処理や各種のメンテナンスなどのため、各装置に内蔵されたユニットを装置本体から引き出す場合がある。この場合、例えば、前カバーを開いて引き出せるユニットについては、メンテナンスなどの作業は容易である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-141258号公報
特開2014-162561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の画像形成システムでは、例えば、画像形成装置の画像形成ユニットなど、装置本体の側面からアクセスするユニット(特許文献2参照)があり、これについては以下の課題が発生する虞がある。即ち、この場合、画像形成装置の側面であるシート搬送方向の上流にはシート供給装置が連結され、下流には定着装置が連結されるなどしており、そのままでは他の装置が邪魔で画像形成ユニットにアクセスできない。このため、画像形成装置と連結された他の装置との連結を解除して離間させ、画像形成装置から画像形成ユニットをシート搬送方向に引き出して、メンテナンスなどを実行し、終了後、再び他の装置を連結するという作業を行う必要がある。同様に、画像形成装置の側面のカバーを開放する場合でも、画像形成装置と連結された他の装置に干渉して開放できないことがあり、その場合も他の装置との連結を解除して離間させる必要がある。このため、これらユニットやカバーのような移動部が、連結された他の装置に干渉する場合にメンテナンスなどの作業性が悪く、多くの労力や時間を要するという課題があった。
【0005】
本発明は、装置に対して移動する移動部を移動させる際の作業性を向上できる画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、シートを搬送する第1装置と、前記第1装置に接続されてシートを搬送し、前記第1装置との間でシートの受け渡しを行う第2装置と、を備え、前記第1装置は、前記第2装置に接続される接続部分に対して収納された第1位置と、前記接続部分から突出した第2位置と、に移動可能な第1移動部を有し、前記第2装置は、閉位置と開位置とに移動する第2移動部を有し、前記第2移動部は、前記閉位置に位置するときは、前記第1移動部が前記第1位置から前記第2位置に向けて移動するときに前記第2移動部に当接し、前記第1移動部が前記第1位置から前記第2位置に移動することを制限し、前記開位置に位置するときは、前記第1移動部が前記第2装置に当接せず、前記第1移動部が前記第1位置と前記第2位置との間で移動することを許容することを特徴とする画像形成システムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装置に対して移動する移動部を移動させる際の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る画像形成システムを示す断面図である。
実施の形態に係る給送モジュール、プリントモジュール、乾燥モジュールを示す斜視図である。
(a)は、実施の形態に係る給送モジュール及びプリントモジュールにおいて、上扉ユニットを閉位置に位置させ、メンテナンスユニットを装着位置に位置させた状態を示す斜視図である。(b)は、実施の形態に係る給送モジュール及びプリントモジュールにおいて、上扉ユニットを閉位置に位置させ、メンテナンスユニットを引き出して上扉ユニットに干渉した状態を示す斜視図である。
(a)は、実施の形態に係る給送モジュール及びプリントモジュールにおいて、上扉ユニットをメンテナンス位置に位置させ、メンテナンスユニットを引き出して上扉ユニットに干渉した状態を示す斜視図である。(b)は、実施の形態に係る給送モジュール及びプリントモジュールにおいて、上扉ユニットを開位置に位置させ、メンテナンスユニットを引出位置まで引き出した状態を示す斜視図である。
実施の形態に係る上扉ユニットの支持機構を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を、図1~図5を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、画像形成システムをインクジェット記録システム1に適用した場合について説明している。図1は、インクジェット記録システム1の概略構成の一例を示す模式図である。このインクジェット記録システム1は、反応液とインクとの2液を用いてシートSにインク像を形成する記録物を製造する枚葉式のインクジェット記録システムである。図1に示すように、インクジェット記録システム1は、給送モジュール100、プリントモジュール200、乾燥モジュール300、定着モジュール400、冷却モジュール500、反転モジュール600、排出モジュール700から構成されている。給送モジュール100から供給されるカット紙状のシートSは、搬送経路に沿って搬送され、各モジュールで処理がなされ、排出モジュール700で排出される。
【0010】
給送モジュール100は、第2装置及びシート供給装置の一例であり、プリントモジュール200に接続されてシートを搬送することで、プリントモジュール200にシートを供給し、プリントモジュール200との間でシートの受け渡しを行う。シートSを収容する3つの収納庫111,112,113を有している。各収納庫111,112,113は、装置正面側へ引き出し可能な構成になっている。シートSは、各収納庫111,112,113において不図示の分離ベルトおよび搬送ローラにより1枚ずつ給送され、プリントモジュール200へ搬送される。なお、収納庫111,112,113は3つであることに限定はされず、1つや2つ、あるいは4つ以上を有する構成であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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