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公開番号2024168103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023084527
出願日2023-05-23
発明の名称サーバ、情報共有方法及びコンピュータプログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20241128BHJP(計算;計数)
要約【課題】 所有する施設の価値を表示可能なサーバ、情報共有方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】 一実施形態に係るサーバ2は、アセット情報を記憶するアセット情報記憶部212と、エリア情報を記憶するエリア情報記憶部222と、を備え、アセット情報と、エリア情報と、を用いて、施設の利用者に提供される通信サービスの便益を評価するアセット評価値を算出する施設価値評価部24と、施設の位置情報及びフロア情報に基づいて、当該施設に基地局を設置した場合の通信サービスの便益をシミュレーションし、アセット評価値と、シミュレーション結果とを比較する、置局シミュレーション実施部213と、アセット評価値と、シミュレーション結果と、置局シミュレーション実施部による比較結果と、を出力する表示制御部216と、を備える。
【選択図】 図2

特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサと、
施設の位置情報及びフロア情報を含むアセット情報を記憶するアセット情報記憶部と、
通信サービスが提供されているエリアを示すエリアカバー情報を含むエリア情報を記憶するエリア情報記憶部と、を備え、
前記プロセッサは、
前記アセット情報と、前記エリア情報と、を用いて、前記施設の利用者に提供される前記通信サービスの便益を評価するアセット評価値を算出する施設価値評価部と、
前記施設の位置情報及びフロア情報に基づいて、当該施設に基地局を設置した場合の前記通信サービスの便益をシミュレーションし、前記アセット評価値と、シミュレーション結果とを比較する、置局シミュレーション実施部と、
前記アセット評価値と、前記シミュレーション結果と、前記置局シミュレーション実施部による比較結果と、を出力する表示制御部と、を備える、
サーバ。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記施設価値評価部は、
外部から取得したエリア流動人口情報を更に用いて、前記アセット評価値を算出する、
請求項1記載のサーバ。
【請求項3】
前記プロセッサは、
入力された前記アセット情報を取得するアセット情報取得部を更に備え、
前記置局シミュレーション実施部は、
前記アセット情報取得部からの信号により、前記アセット情報記憶部に登録済みアセット情報が存在する場合に、前記アセット情報記憶部から前記施設の位置情報及びフロア情報を取得する、
請求項1記載のサーバ。
【請求項4】
前記置局シミュレーション実施部は、
外部から入力された条件に基づいて仮想施設を生成し、当該仮想施設の前記通信サービスの便益をシミュレーションする、
請求項3記載のサーバ。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記アセット情報取得部からの前記信号により、前記アセット情報記憶部に登録済みアセット情報が存在し、、前記施設の運用管理情報の表示要求を取得した場合、前記アセット情報に含まれる前記施設に関する複数の点検情報を蓄積した点検履歴情報と、前記アセット情報に含まれる前記施設に関する複数の運用情報を蓄積した運用監視情報と、を含む前記運用管理情報を出力する運用状況管理部と、を更に備える、
請求項4記載のサーバ。
【請求項6】
アセット情報記憶部に記憶された施設の位置情報及びフロア情報を含むアセット情報と、エリア情報記憶部に記憶された通信サービスが提供されているエリアを示すエリアカバー情報を含むエリア情報と、を用いて前記施設の利用者に提供される前記通信サービスの便益を評価するアセット評価値を算出する施設価値評価処理と、
前記施設の位置情報及びフロア情報に基づいて、当該施設に基地局を設置した場合の前記通信サービスの便益をシミュレーションし、前記アセット評価値と、シミュレーション結果を比較する、置局シミュレーション実施処理と、
前記アセット評価値と、前記シミュレーション結果と、前記置局シミュレーション実施処理による比較結果と、を出力する表示制御処理と、
を備える情報共有方法。
【請求項7】
前記施設価値評価処理は、
外部から取得したエリア流動人口情報を更に用いて、前記アセット評価値を算出する、
請求項6記載の情報共有方法。
【請求項8】
前記情報共有方法は、
入力された前記アセット情報を取得するアセット情報取得処理と、を更に備え、
前記置局シミュレーション実施処理は、
前記アセット情報取得処理からの信号により、前記アセット情報記憶部に登録済みアセット情報が存在する場合に、前記アセット情報記憶部から前記施設の位置情報及びフロア情報を取得する、
請求項6記載の情報共有方法。
【請求項9】
前記置局シミュレーション実施処理は、
外部から入力された条件に基づいて仮想施設を生成し、当該仮想施設の前記通信サービスの便益をシミュレーションする、
請求項8記載の情報共有方法。
【請求項10】
前記アセット情報取得処理からの前記信号により、前記アセット情報記憶部に登録済みアセット情報が存在し、、前記施設の運用管理情報の表示要求を取得した場合、前記アセット情報に含まれる前記施設に関する複数の点検情報を蓄積した点検履歴情報と、前記アセット情報に含まれる前記施設に関する複数の運用情報を蓄積した運用監視情報と、を含む運用管理情報を出力する運用状況管理処理と、を更に備える、
請求項9記載の情報共有方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、サーバ、情報共有方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、通信キャリアにおける5Gの整備が進み、都市部での利用可能エリアが拡大している。4GLTEに比べて高い周波数を使用する5Gでは、カバーエリアを増やすために基地局の数をもっと増やす必要があり、ビルなどの建物の陰になる部分や、高層階で複数の基地局電波の混信を受ける部分では、分散アンテナシステム(Distributed Antenna System)やスモールセル等の活用が不可欠である。
【0003】
そこで、通信キャリアでは、アンテナ施設数を増加させ、新しい通信規格・サービスへの対応を進めるため、設備投資規模の拡大が続いている。通信キャリアが新サービス開発に注力し、アンテナ施設等の設備投資を外部に委託するようになった結果、シェアリング事業の拡大が進んでいる。シェアリング事業を開始しようとする者は、自社が所有するオフィスビルや商業施設に基地局設備やアンテナを設置し、施設内でのモバイル通信の安定化を行っている。これにより、アセットの価値を高め、結果としてさらなる設備投資が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-129202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、シェアリング事業を始めようとする事業者が、所有する施設の価値を高めるために、当該施設に対して設備投資し、通信キャリアと契約について折衝するための方法が周知されていないという問題があった。
【0006】
本発明の実施形態は、上記事情を鑑みて成されたものであって、所有する施設の価値を表示するサーバ、情報共有方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係るサーバは、少なくとも一つのプロセッサと、施設の位置情報及びフロア情報を含むアセット情報を記憶するアセット情報記憶部と、通信サービスが提供されているエリアを示すエリアカバー情報を含むエリア情報を記憶するエリア情報記憶部と、を備え、前記プロセッサは、前記アセット情報と、前記エリア情報と、を用いて、前記施設の利用者に提供される前記通信サービスの便益を評価するアセット評価値を算出する施設価値評価部と、前記施設の位置情報及びフロア情報に基づいて、当該施設に基地局を設置した場合の通信サービスの便益をシミュレーションし、前記アセット評価値と、シミュレーション結果とを比較する、置局シミュレーション実施部と、前記アセット評価値と、前記シミュレーション結果と、前記置局シミュレーション実施部による比較結果と、を出力する表示制御部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るサーバを含むアセット情報共有システムの一構成例を示すブロック図である。
図2は、一実施形態に係るサーバの一構成例を示すブロック図である。
図3は、一実施形態に係るサーバの動作の一例について説明するためのフローチャートである。
図4は、一実施形態に係るサーバの施設価値評価部の動作の一例について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、一実施形態に係るサーバ、情報共有方法及びコンピュータプログラムについて説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
【0010】
図1は、一実施形態に係るサーバを含むアセット情報共有システムの一構成例を示すブロック図である。
図2は、一実施形態に係るサーバの一構成例を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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