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公開番号2024166912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083338
出願日2023-05-19
発明の名称冷却装置
出願人アイリスオーヤマ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F25D 17/06 20060101AFI20241122BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷却装置を提供する。
【解決手段】本発明の冷却装置は、前面に開口を有する箱状の本体と、左右方向の一方側に設けられた連結具により前記本体と連結され、前記本体の前記開口を覆う状態と開放する状態とで開閉可能な扉と、前記本体の内部の前記開口部から見て奥側の面に設けられ、前記本体の内部に吸気口及び排気口を有し、前記吸気口から前記排気口に連通するよう形成されたダクトと、前記ダクト内に設けられ、気化時に周囲の温度を低下させ冷気を生成する冷却器と、前記ダクト内に設けられ、前記吸気口から前記排気口に向かう気体の流れを生成するファンと、を備え、前記ダクトは、前記連結具が配置された側に偏在するよう配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
前面に開口部を有する箱状の本体と、
左右方向の一方側に設けられた連結具により前記本体と連結され、前記本体の前記開口を覆う状態と開放する状態とで開閉可能な扉と、
前記本体の内部の前記開口部から見て奥側の面に設けられ、前記本体の内部に吸気口及び排気口を有し、前記吸気口から前記排気口に連通するよう形成されたダクトと、
前記ダクト内に設けられ、気化時に周囲の温度を低下させ冷気を生成する冷却器と、
前記ダクト内に設けられ、前記吸気口から前記排気口に向かう気体の流れを生成するファンと、を備え、
前記ダクトは、前記連結具が配置された側に偏在するよう配置される、
冷却装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記ダクトは、上部ダクトと、前記上部ダクトより下側に配置された下部ダクトとを含み、
前記上部ダクトは、前記連結具が配置された側に偏在するよう配置され、
前記下部ダクトは、前記本体の左右方向のほぼ全幅にわたって配置され、
前記ファンは前記上部ダクト内に設けられ、
前記冷却器は前記下部ダクト内に設けられる、
請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記本体の内部に配置され、前記開口部から前方に向かって引き出し可能に配置された引き出しをさらに備え、
前記引き出しは、前記ダクトに対応する位置に凹部を有する形状である、
請求項1に記載の冷却装置。
【請求項4】
前記本体の内部に配置され、前記本体の内部空間を上下方向に仕切るよう設けられた仕切り棚をさらに備え、
前記仕切り棚は、前記ダクトに対応する位置に凹部を有する形状である、
請求項1に記載の冷却装置。
【請求項5】
前記本体の上面は、平面状に形成され、前記扉の上側の端面を覆うよう設けられる、
請求項1に記載の冷却装置。
【請求項6】
高さが700mm以上1000mm以下である、
請求項1に記載の冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、冷凍庫または冷蔵庫などの冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、冷気循環流路による気体の循環によって冷蔵庫内の冷却を行うよう構成された、1枚扉型の冷蔵庫があった。例えば、特許文献1に記載の冷蔵庫は、庫内に十分な奥行きを確保することなどを目的に、背面側のほぼ全幅にわたって、冷気通路(冷気循環流路)が形成された構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-117036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、冷凍食品の需要が拡大し、既に設置されている冷蔵庫に加え、2台目の冷凍庫を設置することに対する需要が増大している。このような2台目の冷凍庫は、既に設置されている冷蔵庫と比較して、狭いスペースでも配置可能な小型のものが好まれる。そのため、2台目の冷凍庫は、設置スペースを小さくするために幅が小さいもの、または奥行の寸法が小さいものが好まれ、普及してきている。
【0005】
しかしながら、上記のように奥行の寸法が小さい冷凍庫を構成する場合、上記特許文献1に記載のように、背面側のほぼ全幅にわたって冷気通路(冷気循環流路)を形成する従来の構成では、冷凍庫内の奥行が小さくなり過ぎてしまい、庫内に十分な収納スペースを取りづらくなってしまうという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために次のような手段を提供する。
【0007】
本発明の一態様の冷却装置は、前面に開口部を有する箱状の本体と、
左右方向の一方側に設けられた連結具により前記本体と連結され、前記本体の前記開口を覆う状態と開放する状態とで開閉可能な扉と、
前記本体の内部の前記開口部から見て奥側の面に設けられ、前記本体の内部に吸気口及び排気口を有し、前記吸気口から前記排気口に連通するよう形成されたダクトと、
前記ダクト内に設けられ、気化時に周囲の温度を低下させ冷気を生成する冷却器と、
前記ダクト内に設けられ、前記吸気口から前記排気口に向かう気体の流れを生成するファンと、を備え、
前記ダクトは、前記連結具が配置された側に偏在するよう配置される。
【0008】
上記のような冷却装置によれば、扉を開いたときにユーザがアクセスしやすい、ヒンジなどの連結具が配置された側とは逆側の本体内部の貯蔵庫内に、比較的広めの奥行を有するスペースを確保することができる。そのため、ユーザは、扉を開いた状態で、貯蔵庫内に貯蔵対象物を収納しやすくなり、ユーザの利便性を向上させた冷却装置を提供できる。
【0009】
上記冷却装置において好ましくは、前記ダクトは、上部ダクトと、前記上部ダクトより下側に配置された下部ダクトとを含み、
前記上部ダクトは、前記連結具が配置された側に偏在するよう配置され、
前記下部ダクトは、前記本体の左右方向のほぼ全幅にわたって配置され、
前記ファンは前記上部ダクト内に設けられ、
前記冷却器は前記下部ダクト内に設けられる。
【0010】
上記のような冷却装置によれば、冷却器をダクト内に広い面積で配置することができるため、高い冷却効率を有する冷蔵装置にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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