TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024166629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082841
出願日
2023-05-19
発明の名称
高所電気工事用アシスト装置
出願人
株式会社関電工
,
株式会社ニシヤマ
,
株式会社ダイドー
代理人
弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類
H02G
1/02 20060101AFI20241122BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】高所電気工事を行う作業者の肉体的負担を軽減できるアシスト装置を提供する。
【解決手段】高所作業車の作業バケット1の上方周端縁部12に取着される取付具4を有し、かつ、伸縮自在な帯板状アーム板21,22を設けて、先端に、操作スティック5を受持するスティック受け具6を、左右前後に水平移動させ、さらに、上方へ常時弾発回転付勢するガススプリングを、設ける。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
高所作業車(10)の伸縮ブーム(11)の先端に設けられた上方開口箱型の作業バケット(1)の上方周端縁部(12)に取着される取付具(4)と、
該取付具(4)に対して、鉛直状軸心(Lh )廻りに回転可能として取着されたベース部材(15)と、
上記ベース部材(15)に水平軸心(L
15
)廻りに上下揺動自在として枢着された帯板状第1アーム板(21)と、
該第1アーム板(21)に対して、該第1アーム板(21)の先端(21A)から延伸短縮自在に重ね合わされる帯板状第2アーム板(22)と、
上記第1アーム板(21)と上記第2アーム板(22)を直線状態に維持しつつ、上記第2アーム板(22)を、直線往復動するように案内するガイドレール機構(G)と、
上記第2アーム板(22)を、第1アーム板(21)に対して、延伸方向(N
1
)へは常時移動可能であって、かつ、短縮方向(N
3
)へは短縮移動可能状態と短縮移動阻止状態を選択自在なラッチ機構(50)と、
上記第2アーム板(22)の先端に付設され、操作スティック(5)を受持可能なスティック受け具(6)とを、
具備することを特徴とする高所電気工事用アシスト装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
上記ラッチ機構(50)は、
上記第1アーム板(21)の前方下端縁(21B)に沿って固設された、多数のラッチギア(51)を有するラッチギア帯材(52)と、
上記第2アーム板(22)に取着されて、上記ラッチギア帯材(52)のラッチギア(51)に係止自在な爪(54)を有するラッチ(53)と、
上記ラッチギア帯材(52)と平行状として上記第1アーム板(21)の上記前方下端縁(21B)に沿って、配設され、しかも、上記前方下端縁(21B)から前後方向(H)に微動自在として、上記第1アーム板(21)に、取付けられたラッチ制御帯材(60)と、
上記ラッチ制御帯材(60)を、上記前後方向(H)に微動させるための手動切替レバー(18)とを、
具備している請求項1記載の高所電気工事用アシスト装置。
【請求項3】
上記ラッチ制御帯材(60)が、上記前方下端縁(21B)から後方へ微動した後退状態では、上記ラッチ(53)は上記ラッチギア帯材(52)に対して係止状態を保ち、
上記ラッチ制御帯材(60)が、上記前方下端縁(21B)から前方へ微動した前進状態では、上記ラッチ(53)は上記ラッチギア帯材(52)に対して離脱状態を保つように、
構成した請求項1又は2記載の高所電気工事用アシスト装置。
【請求項4】
上記ラッチ(53)は、
前端に上記爪(54)を有すると共に基端(55)が第1軸部(56)にて揺動自在に枢着されたラッチ本体(57)と、
該ラッチ本体(57)の上記基端(55)から後方へ延伸状に一体形成された板バネ片部(59)と、
該板バネ片部(59)の後端(59B)を枢支する第2軸部(62)とを、
具備している請求項2記載の高所電気工事用アシスト装置。
【請求項5】
上記ラッチ機構(50)を操作するための手動切替レバー(18)を、上記ベース部材(15)に配設した請求項1記載の高所電気工事用アシスト装置。
【請求項6】
上記帯板状第1アーム板(21)を、上記水平軸心(L
15
)廻りに上方へ常時弾発回転付勢するガススプリング(25)を付設した請求項1記載の高所電気工事用アシスト装置。
【請求項7】
外周縁(41)の一部に切欠凹部(39)が形成されると共に、上記ベース部材(15)に上記水平軸心(L
15
)廻りに所定角度回転可能として枢着された角度調整板(40)と、
該角度調整板(40)を上記水平軸心(L
15
)廻りの複数の所定回転位置に択一的に固定保持するロック手段(Y)と、
上記第1アーム板(21)の基端に固設されたストッパ部材(46)とを、
具備し、
上記角度調整板(40)の上記切欠凹部(39)の周方向の一側端縁(39A)に対して、上記ストッパ部材(46)を当接可能に構成し、
上記第1アーム板(21)が上記ガススプリング(25)の弾発付勢力に抗して、下方揺動する際に、上記ストッパ部材(46)が上記一側端縁(39A)に当接して、上記下方揺動を阻止し、
第1アーム板(21)の傾斜角度の下限を所定値に規制するように構成した請求項6記載の高所電気工事用アシスト装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高所電気工事用アシスト装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
高所電気工事のために、高所作業車のブームの先端に設けられた作業バケットに作業者が乗って架空電線の電気工事を行っていた。
その際、作業バケット内の作業者は、両手で絶縁操作スティック(特許文献1,2参照)を握って、作業操作を行う。
【0003】
最近、上記絶縁スティックの先端に取付けられる作業器具類が複雑化し、重量が次第に増加しつつある。
そこで、絶縁スティックの基部を、高所作業車の作業バケットに設置する技術が提案されている(特許文献3,4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平3-3110号公報
特開2019-161778号公報
特開2017-103863号公報
特開2000-324637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献3に記載の発明では、作業バケットの内部底壁面に、操作スティックを垂直姿勢に設置する構成である。従って、架空電線の真下位置まで、作業バケットを移動させる必要があり、かつ、複雑かつ微妙な電気工事が困難であるという欠点、及び、作業者は真上を向いて作業せねばならず、身体に無理が掛る欠点があった。
【0006】
また、特許文献4に記載の発明では、作業バケットに固着した保持(固定)装置によって、操作スティックを強固に安定して支持できるので、作業者の身体への負担は軽減される。しかしながら、架空電線と作業バケットとの上下・前後・左右方向の相対的位置関係が固定され、容易に変更することができず、架空電線への各種の電気工事をスムーズに行い得なくなり、作業能率が著しく低下するという欠点があった。
特に都市部においては、架空電線が輻輳している場合が多く、高所作業車の作業バケットが工事対象の電線に容易にアプローチすることが出来ない場合がある。このような場合、作業者は重量大なる回転工具や横パイプ部材を操作スティックの先端に付設し、基端を支持して作業を行うことになる。このため、作業者はやや離れた位置から無理な体勢で操作スティックを操作することになり、重心が先端側に偏った操作スティックの取扱いにかかる作業者の負担が大きいものとなっていた。
【0007】
そこで、本発明は、従来のこのような欠点を解消して、高所作業車の作業バケットに乗った作業者の身体への負担を著しく軽減(疲労を軽減)して、電気工事を能率良く、正確・高品質に行うことができるアシスト装置の提供を目的とする。
【0008】
さらに、作業バケットと(輻輳した)架空電線の被作業箇所との相対的位置関係が、左右・上下・前後に変化しても、作業者は、スムーズに対応でき、正確かつ高品質の作業を行うことができるアシスト装置の提供を、他の目的とする。特に、作業バケットから、(架空電線の)被作業箇所までの「高さ」が大幅に変化しても、スムーズに対応できるアシスト装置の提供を、目的とする。
特に、操作スティックの先端に、重量大なる回転工具や横パイプ部材が付設された作業状況に於ても、作業者は、腕の力で支える必要がなくなり、(身体に負担を掛けず、)能率良く、疲れずに、正確な電気工事を行うことができるアシスト装置を、提供することを、目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、本発明は、高所作業車の伸縮ブームの先端に設けられた上方開口箱型の作業バケットの上方周端縁部に取着される取付具と;該取付具に対して、鉛直状軸心廻りに回転可能として取着されたベース部材と;上記ベース部材に水平軸心廻りに上下揺動自在として枢着された帯板状第1アーム板と;該第1アーム板に対して、該第1アーム板の先端から延伸短縮自在に重ね合わされる帯板状第2アーム板と;上記第1アーム板と上記第2アーム板を直線状態に維持しつつ、上記第2アーム板を、直線往復動するように案内するガイドレール機構と;上記第2アーム板を、第1アーム板に対して、延伸方向へは常時移動可能であって、かつ、短縮方向へは短縮移動可能状態と短縮移動阻止状態を選択自在なラッチ機構と;上記第2アーム板の先端に付設され、操作スティックを受持可能なスティック受け具とを;具備する。
【0010】
また、上記ラッチ機構は;上記第1アーム板の前方下端縁に沿って固設された、多数のラッチギアを有するラッチギア帯材と;上記第2アーム板に取着されて、上記ラッチギア帯材のラッチギアに係止自在な爪を有するラッチと;上記ラッチギア帯材と平行状として上記第1アーム板の上記前方下端縁に沿って、配設され、しかも、上記前方下端縁から前後方向に微動自在として、上記第1アーム板に、取付けられたラッチ制御帯材と;上記ラッチ制御帯材を、上記前後方向に微動させるための手動切替レバーとを;具備している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
赤道周回変圧器
5日前
株式会社ダイヘン
電源装置
12日前
株式会社ダイヘン
電源装置
12日前
カヤバ株式会社
モータ
12日前
個人
ゼロカーボン発電循環装置
12日前
西芝電機株式会社
回転電機
6日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
4日前
個人
架台及び架台システム
5日前
株式会社ダイヘン
電源装置
13日前
株式会社豊田自動織機
ロータ
5日前
マツダ株式会社
モータ
6日前
マツダ株式会社
モータ
6日前
株式会社辰巳菱機
電力供給システム
11日前
富士電機株式会社
電力変換装置
12日前
株式会社ダイヘン
給電システム
13日前
日野自動車株式会社
電動機
19日前
株式会社豊田自動織機
誘導電動機
12日前
株式会社サタケ
制御盤の扉
12日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
6日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
11日前
トヨタ紡織株式会社
回転電機のロータ
12日前
株式会社デンソー
電力変換装置
5日前
日立Astemo株式会社
電動駆動装置
11日前
国立大学法人東海国立大学機構
アクチュエータ
11日前
トヨタ自動車株式会社
モータの支持構造
13日前
INNOVIDEA合同会社
充電装置及び機械式駐車場
18日前
マツダ株式会社
車両用駆動システム
6日前
マツダ株式会社
車両用駆動システム
6日前
マツダ株式会社
車両用駆動システム
6日前
株式会社豊田自動織機
ステータの製造方法
5日前
マツダ株式会社
車両用駆動システム
6日前
マツダ株式会社
車両用駆動システム
6日前
理想科学工業株式会社
駆動制御装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
電動車の充電制御装置
5日前
三菱電機株式会社
電機機器
6日前
トヨタ紡織株式会社
スイッチ回路
12日前
続きを見る
他の特許を見る