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公開番号2024165922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082514
出願日2023-05-18
発明の名称光触媒
出願人パナソニックホールディングス株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所,個人,個人
主分類B01J 35/39 20240101AFI20241121BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】4‐VG及びイソオイゲノールからなる群より選ばれる少なくとも1つからバニリンを高い収率で製造する観点から有利な技術を提供する。
【解決手段】光触媒1は、酸化チタン11と、ゼオライト12とを含んでいる。光触媒1は、4‐VG及びイソオイゲノールからなる群より選ばれる少なくとも1つからバニリンを生成する光触媒作用を示す。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
光触媒であって、
酸化チタンと、
ゼオライトと、を含み、
前記光触媒は、4‐ビニルグアヤコール及びイソオイゲノールからなる群より選ばれる少なくとも1つからバニリンを生成する光触媒作用を示す、
光触媒。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ゼオライトは、前記酸化チタンを担持している、
請求項1に記載の光触媒。
【請求項3】
前記ゼオライトは、ナトリウムイオン及びカリウムイオンからなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の光触媒。
【請求項4】
前記ゼオライトは、A型及びX型からなる群より選ばれる少なくとも1つの結晶構造を有する、
請求項1に記載の光触媒。
【請求項5】
前記酸化チタンは、アナターゼ型、ブルッカイト型、及びルチル型からなる群より選ばれる少なくとも1つの結晶構造を有する、
請求項1に記載の光触媒。
【請求項6】
前記酸化チタンの質量に対する前記ゼオライトの質量の比は、1以上50以下である、
請求項1に記載の光触媒。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光触媒に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光触媒を用いてバニリンを製造することが試みられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、パルプ化廃液中の木質原料を用いて光触媒の作用によりバニリンを製造する方法が記載されている。この方法では、パルプ化廃液から得られたリグニンスルホン酸を半導体光触媒の作用で酸化させ、バニリンが生成される。半導体光触媒として、TiO
2
、ZnO、又はFe
2

3
が用いられている。
【0004】
非特許文献1には、TiO
2
光触媒作用によって水中でバニリンを合成することが記載されている。出発物質として、trans-フェルラ酸、イソオイゲノール、オイゲノール、又はバニリルアルコールが用いられている。
【0005】
非特許文献2には、TiO
2
を用いた光触媒酸化により、溶液中でイソオイゲノールが反応して生成物としてバニリンが得られたことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
中国特許出願公開第1757623号明細書
【非特許文献】
【0007】
Applied Catalysis B: Environmental, 2012, 111-112, 555-561
Photochemistry and Photobiology, 2015, 91: 1332-1339
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記の技術は、4‐ビニルグアヤコール及びイソオイゲノールからなる群より選ばれる少なくとも1つからバニリンを高い収率で製造する観点から再検討の余地を有する。
【0009】
そこで、本開示は、4‐ビニルグアヤコール及びイソオイゲノールからなる群より選ばれる少なくとも1つからバニリンを高い収率で製造する観点から有利な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示は、以下の光触媒を提供する。
光触媒であって、
酸化チタンと、
ゼオライトと、を含み、
前記光触媒は、4‐ビニルグアヤコール及びイソオイゲノールからなる群より選ばれる少なくとも1つからバニリンを生成する光触媒作用を示す、
光触媒。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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