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公開番号2024164618
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023080229
出願日2023-05-15
発明の名称位置情報処理装置およびプログラム
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01S 5/14 20060101AFI20241120BHJP(測定;試験)
要約【課題】効率よく、かつ高い精度で自装置の位置を推定すること。
【解決手段】位置情報処理装置は、3つ以上の検出方向それぞれに対応する受信指向性を設定可能なアンテナを用いて、複数の送信装置から送信され、送信装置それぞれの位置情報を含む第1信号を、検出方向ごとに受信する第1受信部と、検出方向ごとに、第1受信部で受信した第1信号に基づいて、各送信装置の優先度を算出し、優先度に基づいて検出方向ごとに送信装置を選択する選択部と、選択部で選択された送信装置の位置情報に基づいて、自装置の位置を推定する位置推定部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
3つ以上の検出方向それぞれに対応する受信指向性を設定可能なアンテナを用いて、複数の送信装置から送信され、送信装置それぞれの位置情報を含む第1信号を、前記検出方向ごとに受信する第1受信部と、
前記検出方向ごとに、前記第1受信部で受信した第1信号に基づいて、各送信装置の優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記検出方向ごとに送信装置を選択する選択部と、
前記選択部で選択された送信装置の位置情報に基づいて、自装置の位置を推定する位置推定部と、
を備える位置情報処理装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記選択部は、前記第1受信部により前記第1信号が検出された場合の検出方向の数を送信装置ごとに算出し、前記検出方向の数が少ない送信装置ほど高い値となるように前記優先度を算出し、前記検出方向ごとに前記優先度が相対的に高い送信装置を選択する、
請求項1に記載の位置情報処理装置。
【請求項3】
無指向性アンテナを用いて、送信装置から送信された当該送信装置の位置情報を少なくとも含む第2信号を受信する第2受信部をさらに備え、
前記選択部は、前記第2信号の信号強度に対する前記第1信号の信号強度の比、または前記第1信号の信号強度と前記第2信号の信号強度との差に基づいて前記優先度を算出し、前記検出方向ごとに前記優先度が相対的に高い送信装置を選択する、
請求項1に記載の位置情報処理装置。
【請求項4】
前記検出方向それぞれに対応する送信指向性を設定可能なアンテナを用いて、送信装置の送信電力を上げるための制御信号を送信する送信部をさらに備え、
前記選択部は、前記第1受信部で受信された、一の検出方向に対応する送信装置の数が所定数未満である場合に、前記送信指向性を前記一の検出方向に設定させて、前記制御信号を前記送信部に送信させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の位置情報処理装置。
【請求項5】
3つ以上の検出方向それぞれに対応する受信指向性を設定可能なアンテナを用いて、複数の送信装置から送信され、送信装置それぞれの位置情報を含む第1信号を、前記検出方向ごとに受信するステップと、
前記検出方向ごとに、前記第1信号に基づいて各送信装置の優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記検出方向ごとに送信装置を選択するステップと、
選択された前記送信装置の位置情報に基づいて、自装置の位置を推定するステップと、
を位置情報処理装置が備えるコンピュータに実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、位置情報処理装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
自装置の周辺に存在する他装置の位置情報に基づいて、自装置の位置を推定する技術が知られている。例えば、特許文献1には、自車両が周辺車両の位置情報を取得し、取得した周辺車両の位置情報に基づいて、自車両の位置を推定する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-141073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、適切な周辺車両(周辺装置)から効率よく回答信号を受信することは十分には考慮されていない。例えば、複数の周辺装置から位置情報を受信したとしても、自装置からみてそれらの周辺装置がほぼ同じ方向に位置するような場合、自装置の位置を精度よく推定できない可能性がある。また、特許文献1の構成では例えば、自装置からみて周辺装置がほぼ同じ方向に位置するような場合に、自装置の位置の推定にあまり役立たないにも関わらず、回答信号の生成処理、回答信号の受信処理、自装置の位置を推定する処理などを行うため、自装置および周辺装置に無駄な処理負荷が発生する可能性がある。
【0005】
本発明は、自装置および周辺装置に無駄な処理負荷を発生させることなく、かつ高い精度で自装置の位置を推定することのできる位置情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の位置情報処理装置は、3つ以上の検出方向それぞれに対応する受信指向性を設定可能なアンテナを用いて、複数の送信装置から送信され、送信装置それぞれの位置情報を含む第1信号を、前記検出方向ごとに受信する第1受信部と、前記検出方向ごとに、前記第1受信部で受信した第1信号に基づいて、各送信装置の優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記検出方向ごとに送信装置を選択する選択部と、前記選択部で選択された送信装置の位置情報に基づいて、自装置の位置を推定する位置推定部と、を備える。
【0007】
本発明のプログラムは、3つ以上の検出方向それぞれに対応する受信指向性を設定可能なアンテナを用いて、複数の送信装置から送信され、送信装置それぞれの位置情報を含む第1信号を、前記検出方向ごとに受信するステップと、前記検出方向ごとに、前記第1信号に基づいて各送信装置の優先度を算出し、前記優先度に基づいて前記検出方向ごとに送信装置を選択するステップと、選択された前記送信装置の位置情報に基づいて、自装置の位置を推定するステップと、を位置情報処理装置が備えるコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、自装置及および周辺装置に無駄な処理負荷を発生させることなく、かつ高い精度で自装置の位置を推定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る位置情報処理システムを説明するための図である。
図2は、第1実施形態に係る端末装置の構成例を示すブロック図である。
図3は、第1実施形態に係る送信装置の構成例を示すブロック図である。
図4は、第1実施形態に係る第1検出方向の送信装置を検出する処理を示すシーケンス図である。
図5は、第1実施形態に係る第1検出方向の通信範囲を説明するための図である。
図6は、第1実施形態に係る第2検出方向の送信装置を検出する処理を示すシーケンス図である。
図7は、第1実施形態に係る第2検出方向の通信範囲を説明するための図である。
図8は、第1実施形態に係る第3検出方向の送信装置を検出する処理を示すシーケンス図である。
図9は、第1実施形態に係る第3検出方向の通信範囲を説明するための図である。
図10は、第1実施形態に係る端末装置の処理内容を示すフローチャートである。
図11は、第1実施形態に代表装置を選択する処理を示すフローチャートである。
図12は、第1実施形態に係る送信装置の処理内容を示すフローチャートである。
図13は、第1実施形態に係る代表装置の抽出結果を説明するための図である。
図14は、第1実施形態に係る第1位置推定方法を説明するための図である。
図15は、第1実施形態に係る第2位置推定方法を説明するための図である。
図16は、第1実施形態に係る第3位置推定方法を説明するための図である。
図17は、第1実施形態に係る位置推定方法の処理の流れを示すフローチャートである。
図18は、第2実施形態に係る端末装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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