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公開番号2024163059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2024075446
出願日2024-05-07
発明の名称トンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備
出願人太陽光電能源科技股ふん有限公司,BIG SUN ENERGY TECHNOLOGY INC.,個人,CHIA CHING LUO
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類F28B 3/04 20060101AFI20241114BHJP(熱交換一般)
要約【課題】迅速な冷却及び騒音の低減を実現するトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備を提供する。
【解決手段】トンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備は、ハウジングと、複数の空冷熱交換板と、チャンバーと、メッシュ蒸気トンネルと、蒸気入口と、複数のスプレーヘッドと、水の出口とを含む。空冷熱交換板はハウジングの外表面に配置され、チャンバーはハウジングの中で形成され、メッシュ蒸気トンネルはチャンバー内に配置され、蒸気入口はハウジングを貫通し、スプレーヘッドはチャンバー内に配置され、水の出口はハウジングを貫通する。蒸気入口からメッシュ蒸気トンネルに供給される蒸気は、凝縮して凝縮水になる。ハイブリッドモードでは、スプレーヘッドは、チャンバーに冷却スプレーを提供し、ハウジング及び空冷熱交換板と連携してハイブリッド方式で熱を放散する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、複数の空冷熱交換板と、チャンバーと、メッシュ蒸気トンネルと、蒸気入口と、複数のスプレーヘッドと、水の出口と、を含むトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備であって、
前記複数の空冷熱交換板は、ハウジングの外表面に配置され、
前記チャンバーは、前記ハウジングの中で形成され、
前記メッシュ蒸気トンネルは、前記チャンバー内に配置され、
前記蒸気入口は、前記ハウジングを貫通し、
前記複数のスプレーヘッドは、前記チャンバー内に配置され、
前記水の出口は、前記ハウジングを貫通し、前記蒸気入口から前記メッシュ蒸気トンネルに供給される蒸気は、凝縮して凝縮水になり、ハイブリッドモードでは、前記複数のスプレーヘッドは、前記チャンバーに冷却スプレーを提供し、前記ハウジング及び前記複数の空冷熱交換板と連携してハイブリッド方式で熱を放散する、ことを特徴とするトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
複数のメッシュパーティションを更に含み、前記複数のメッシュパーティションは、前記チャンバーを水平方向及び垂直方向に相互に接続された複数のサブチャンバーに分割し、前記複数のサブチャンバーは、中間サブチャンバーと、前記中間サブチャンバーを取り囲む複数の周辺サブチャンバーとを含み、前記メッシュ蒸気トンネルは、前記中間サブチャンバーに配置される、ことを特徴とする請求項1に記載のトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。
【請求項3】
複数の金属ウールコンポーネントは、前記複数の周辺サブチャンバー内に配置され、前記蒸気を吸収して消音し、前記蒸気を前記凝縮水に凝縮し、前記複数のスプレーヘッドは、前記複数の金属ウールコンポーネントの一部又は全体に前記冷却スプレーを提供する、ことを特徴とする請求項2に記載のトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。
【請求項4】
通気構造を更に含み、前記通気構造は、前記ハウジングの前記外表面に配置され、前記チャンバーを外部環境に接続し、前記チャンバーの圧力を調整し、前記複数のサブチャンバーは、スプレーチャンバーと、前記複数の周辺サブチャンバーの上に配置された排気チャンバーとを更に含み、前記複数のスプレーヘッドは、前記スプレーチャンバーを通過する前記冷却スプレーを提供し、前記冷却スプレーを前記複数の金属ウールコンポーネントの一部又は全体にスプレーし、前記通気構造は、前記排気チャンバーに直接接続される、ことを特徴とする請求項3に記載のトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。
【請求項5】
複数の傾斜板を更に含み、前記複数の傾斜板は前記凝縮水を前記水の出口へ導く、ことを特徴とする請求項2に記載のトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。
【請求項6】
制御装置と、冷却水供給源と、温度センサーとを更に含み、
前記冷却水供給源は、前記制御装置に電気的に接続され、物理的な導管を介して前記複数のスプレーヘッドに接続され、
前記冷却水供給源は、冷却水を前記複数のスプレーヘッドに提供し、前記複数のスプレーヘッドは前記冷却スプレーを生成し、
前記温度センサーは前記ハウジング又は前記複数の空冷熱交換板の1つに配置され、前記制御装置に電気的に接続され、
ことを特徴とする請求項1に記載のトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。
【請求項7】
前記制御装置は前記温度センサーの温度信号に従って前記冷却水供給源を制御して、前記複数のスプレーヘッドに前記冷却水を提供し、前記複数のスプレーヘッドは前記冷却スプレーを生成し、
前記温度信号によって表される温度が所定の温度より高い場合、前記制御装置は前記ハイブリッドモードに入り、
前記温度信号によって表される前記温度が前記所定の温度以下の場合、前記制御装置は空冷モードに入り、前記冷却水供給源を制御して前記複数のスプレーヘッドに前記冷却水を提供しないようにし、前記複数のスプレーヘッドは、前記冷却スプレーを生成しない、
ことを特徴とする請求項6に記載のトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。
【請求項8】
通気構造を更に含み、前記通気構造は、前記ハウジングの前記外表面に配置され、前記チャンバーを外部環境に接続し、前記チャンバーの圧力を調整する、ことを特徴とする請求項1に記載のトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。
【請求項9】
前記メッシュ蒸気トンネルは複数の金属メッシュを含み、各前記金属メッシュは垂直方向に伸びており、且つ前記複数の金属メッシュは水平方向に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載のトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。
【請求項10】
前記蒸気入口に近い前記複数の金属メッシュの1つのメッシュ穴は、前記蒸気入口から離れた前記複数の金属メッシュの1つのメッシュ穴より大きい、ことを特徴とする請求項9に記載のトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は蒸気回収設備に関し、特にトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
蒸気復水器は、今日の蒸気タービン発電所で広く使用されており、蒸気タービンから排出された蒸気を凝縮し、蒸気のリサイクル効果を実現する。従来の蒸気復水器は、蒸気タービンの蒸気出口に接続されるチャンバーを有し、冷却水はチャンバー内の熱交換管内を流れる。蒸気タービンから排出された蒸気は、チャンバーに入り、熱交換管に接触する。熱交換管に流れる冷却水は、高温蒸気の潜熱を吸収し、水に凝縮して再利用することができる。別の従来の蒸気復水器はチャンバーを有し、熱交換管(蒸気導管)はチャンバー内に配置され、蒸気タービンの蒸気出口に接続される。チャンバー内の冷却水は蒸気導管を冷却し、蒸気は再利用される。
【0003】
上述の蒸気復水器は大量の冷却水及び大量の熱交換管が必要であり、コストが高い。また、熱交換管の内外を流れる蒸気は、騒音や熱交換管の摩耗の損失の原因となり得る。したがって、上述の問題を解決する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の目的は、迅速な冷却及び騒音の低減を実現するトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した目的を達成するために、本発明は、ハウジングと、複数の空冷熱交換板と、チャンバーと、メッシュ蒸気トンネルと、蒸気入口と、複数のスプレーヘッドと、水の出口とを含むトンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備を提供する。空冷熱交換板はハウジングの外表面に配置され、チャンバーはハウジングの中で形成され、メッシュ蒸気トンネルはチャンバー内に配置され、蒸気入口はハウジングを貫通し、スプレーヘッドはチャンバー内に配置され、水の出口はハウジングを貫通する。蒸気入口からメッシュ蒸気トンネルに供給される蒸気は、凝縮して凝縮水になる。ハイブリッドモードでは、スプレーヘッドは、チャンバーに冷却スプレーを提供し、ハウジング及び空冷熱交換板と連携してハイブリッド方式で熱を放散する。
【0006】
上記実施例によれば、大口径を有する縦型蒸気トンネルは、高圧蒸気の流れを緩衝し、複数の金属メッシュの層は、蒸気のエネルギー及び圧力を低減し、複数の金属ウールコンポーネントは、騒音を消し、蒸気を吸収する。したがって、空冷と水冷を併用することで急速冷却を実現し、低騒音の蒸気回収を実現することができる。
【0007】
本発明の上述した内容をより明白かつ理解可能にするために、以下、好ましい実施例及び図面を参照しながら、詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の好ましい実施例による蒸気回収設備を用いた蒸気発電システムを示す概略図である。
図2は、図1の蒸気回収設備を側方から見た部分概略断面図である。
図3は、図1の蒸気回収設備の別の例を示す概略正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の好ましい実施例による蒸気回収設備を用いた蒸気発電システムを示す概略図である。図1に示すように、蒸気発電システムは、蒸気回収設備100と、蒸気発生設備200と、制御設備210と、タービン220と、発電機230を含む。図1において、仮想線は電気的な接続経路を示し、実線は物理的な導管接続経路を示す。制御設備210は、コントローラによって実現されてもよく、ユニット(例えば、蒸気回収設備100、蒸気発生設備200、発電機230など)に電気的に接続され、これらのユニットの動作を制御する。蒸気回収設備100は、タービン220に流れる高圧蒸気を生成する。タービン220は、高圧蒸気の運動エネルギーを機械エネルギーに変換し、発電機230に連結され、発電機230は、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する。タービン220を通過した高圧蒸気は、蒸気回収設備100に流れる低温低圧の蒸気となる。蒸気回収設備100は蒸気を凝縮して水にする。蒸気発生設備200は水を受け取り、蒸気を生成する。又は、別の外部ユニットはさらなる用途のために水を受け取る。
【0010】
図2は、図1の蒸気回収設備100を側方から見た部分概略断面図である。図2に示すように、この例の蒸気回収設備100は、トンネル型ハイブリッド冷却蒸気回収設備であり、地上、建物又は構造物体上に設置され、且つ、ハウジング10と、複数の空冷熱交換板20と、チャンバー30と、メッシュ蒸気トンネル40と、蒸気入口50と、複数のスプレーヘッド60と、水の出口70とを含む。これらの空冷熱交換板20は、ハウジング10の外表面11に外の空気と接触して配置され、空冷により放熱を実行し、放熱フィンにより実現することができる。チャンバー30はハウジング10の中で形成される。メッシュ蒸気トンネル40はチャンバー30内に配置される。蒸気入口50はハウジング10を貫通し、チャンバー30に接続される。これらのスプレーヘッド60はチャンバー30内に配置され、この例ではチャンバーの上側に配置される。他の例では、複数のスプレーヘッド60は、チャンバーの上側、下側、左側、及び/又は右側に配置される。水の出口70はハウジング10を貫通し、チャンバー30に接続される。実際の運用では、蒸気入口50は蒸気を提供し、蒸気はメッシュ蒸気トンネル40に入り、それから、凝縮して凝縮水になる。ハイブリッドモードでは、複数のスプレーヘッド60は、チャンバー30に冷却スプレーを提供し、ハウジング10及び空冷熱交換板20と連携してハイブリッド方式で熱を放散する。メッシュ蒸気トンネル40は高圧蒸気の速度及び圧力を低減し、運動エネルギーの一部を除去することが理解できる。したがって、蒸気の一部はメッシュ蒸気トンネル40内で直接凝縮する。蒸気の他の部分は、メッシュ蒸気トンネル40を通過し、ハウジング10又はその他コンポーネントによって冷却され、凝縮して凝縮水になる。
(【0011】以降は省略されています)

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