TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024162516
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078081
出願日
2023-05-10
発明の名称
部分グラフ数え上げ方法、部分グラフ数え上げ装置及びプログラム
出願人
日本電信電話株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
17/10 20060101AFI20241114BHJP(計算;計数)
要約
【課題】各頂点に対する部分グラフ数え上げ問題を高速に解く方法、装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、連結な無向グラフと、ワイルドカードを含む連結性制約と、各辺の重みと、基礎となる部分グラフ集合とを入力する入力手順と、前記無向グラフの特定の頂点の集合の間の連結性に関する情報を持つノードで構成されるゼロサプレス型二分決定グラフZDDを構築する手順と、構築されたゼロサプレス型二分決定グラフと、前記各辺の重みとに基づいて、前記特定の頂点の集合の間の連結性に関する情報を利用した動的計画法により、各頂点に対して、前記部分グラフ集合に含まれる部分グラフであって、かつ、前記連結性制約に含まれるワイルドカードを頂点に置き換えた連結性制約を満たす部分グラフに含まれる辺の重みと前記部分グラフに含まれない辺の重みとを用いた重み付きカウント値を計算する計算手順と、を実行する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
連結な無向グラフG=(V,E)と、ワイルドカード*を含む連結性制約P
*
と、各辺e∈Eの重みw
e
+
,w
e
-
∈Rと、基礎となる部分グラフ集合F⊆2
E
とを入力する入力手順と、
前記無向グラフGと、前記連結性制約P
*
と、前記部分グラフ集合F⊆2
E
とに基づいて、前記無向グラフGの特定の頂点v∈Vの集合の間の連結性に関する情報を持つノードで構成されるゼロサプレス型二分決定グラフZを構築する構築手順と、
前記構築手順で構築されたゼロサプレス型二分決定グラフZと、前記各辺e∈Eの重みw
e
+
,w
e
-
∈Rとに基づいて、前記特定の頂点v∈Vの集合の間の連結性に関する情報を利用した動的計画法により、各頂点v∈Vに対して、前記部分グラフ集合Fに含まれる部分グラフE'であって、かつ、前記連結性制約P
*
に含まれるワイルドカード*を頂点vに置き換えた連結性制約P
*
[v]を満たす部分グラフE'に含まれる辺e∈E'の重みw
e
+
と前記部分グラフE'に含まれない辺e∈E\E'の重みw
e
-
を用いた重み付きカウント値count(v)を計算する計算手順と、
をコンピュータが実行する部分グラフ数え上げ方法。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記部分グラフ集合F⊆2
E
は、前記無向グラフGの部分グラフのうち、前記連結性制約P
*
以外の所定の制約を満たす部分グラフの集合である、請求項1に記載の部分グラフ数え上げ方法。
【請求項3】
前記構築手順は、
前記部分グラフ集合FがF=2
E
である場合、前記ワイルドカード*も前記無向グラフGの頂点の1つと扱ったフロンティア法により、前記部分グラフ集合F=2
E
を表現する前記ゼロサプレス型二分決定グラフZを構築する、請求項1に記載の部分グラフ数え上げ方法。
【請求項4】
前記構築手順は、
前記部分グラフ集合FがF≠2
E
である場合、前記ワイルドカード*も前記無向グラフGの頂点の1つと扱ったフロンティア法により、部分グラフ集合2
E
を表現するゼロサプレス型二分決定グラフZ
1
を構築し、
フロンティア法により、前記部分グラフ集合Fを表現するゼロサプレス型二分決定グラフZ
2
を構築し、
前記ゼロサプレス型二分決定グラフZ
1
と前記ゼロサプレス型二分決定グラフZ
2
との共通部分を前記ゼロサプレス型二分決定グラフZとして構築する、請求項2に記載の部分グラフ数え上げ方法。
【請求項5】
連結な無向グラフG=(V,E)と、ワイルドカード*を含む連結性制約P
*
と、各辺e∈Eの重みw
e
+
,w
e
-
∈Rと、基礎となる部分グラフ集合F⊆2
E
とを入力する入力部と、
前記無向グラフGと、前記連結性制約P
*
と、前記部分グラフ集合F⊆2
E
とに基づいて、前記無向グラフGの特定の頂点v∈Vの集合の間の連結性に関する情報を持つノードで構成されるゼロサプレス型二分決定グラフZを構築する構築部と、
前記構築部によって構築されたゼロサプレス型二分決定グラフZと、前記各辺e∈Eの重みw
e
+
,w
e
-
∈Rとに基づいて、前記特定の頂点v∈Vの集合の間の連結性に関する情報を利用した動的計画法により、各頂点v∈Vに対して、前記部分グラフ集合Fに含まれる部分グラフE'であって、かつ、前記連結性制約P
*
に含まれるワイルドカード*を頂点vに置き換えた連結性制約P
*
[v]を満たす部分グラフE'に含まれる辺e∈E'の重みw
e
+
と前記部分グラフE'に含まれない辺e∈E\E'の重みw
e
-
を用いた重み付きカウント値count(v)を計算する計算部と、
を有する部分グラフ数え上げ装置。
【請求項6】
連結な無向グラフG=(V,E)と、ワイルドカード*を含む連結性制約P
*
と、各辺e∈Eの重みw
e
+
,w
e
-
∈Rと、基礎となる部分グラフ集合F⊆2
E
とを入力する入力手順と、
前記無向グラフGと、前記連結性制約P
*
と、前記部分グラフ集合F⊆2
E
とに基づいて、前記無向グラフGの特定の頂点v∈Vの集合の間の連結性に関する情報を持つノードで構成されるゼロサプレス型二分決定グラフZを構築する構築手順と、
前記構築手順で構築されたゼロサプレス型二分決定グラフZと、前記各辺e∈Eの重みw
e
+
,w
e
-
∈Rとに基づいて、前記特定の頂点v∈Vの集合の間の連結性に関する情報を利用した動的計画法により、各頂点v∈Vに対して、前記部分グラフ集合Fに含まれる部分グラフE'であって、かつ、前記連結性制約P
*
に含まれるワイルドカード*を頂点vに置き換えた連結性制約P
*
[v]を満たす部分グラフE'に含まれる辺e∈E'の重みw
e
+
と前記部分グラフE'に含まれない辺e∈E\E'の重みw
e
-
を用いた重み付きカウント値count(v)を計算する計算手順と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、部分グラフ数え上げ方法、部分グラフ数え上げ装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
グラフ理論に属する問題の1つとして、部分グラフ数え上げ問題と呼ばれる問題が知られている。部分グラフ数え上げ問題とは、グラフが与えられたときに、或る所定の制約を満たす部分グラフの個数又は重み付きのカウント値を計算するという問題である。
【0003】
部分グラフ数え上げ問題は、例えば、ネットワーク信頼性評価等に応用できる基本的な問題である。ネットワーク信頼性評価は或る2つの頂点間の連結性制約の下で部分グラフ数え上げ問題を解くことと同等であり、例えば、二分決定グラフ(BDD:Binary Decision Diagram)を利用した高速な解法が知られている(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Gary Hardy, Corinne Lucet, and Nikolaos Limnios. K-terminal network reliability measures with binary decision diagrams. IEEE Transactions on Reliability, Vol. 56, pp. 506-515, 2007.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、各頂点に対する部分グラフ数え上げ問題を解く場合、計算時間的に解くことが困難なことがあった。例えば、各頂点に対するネットワーク信頼性を評価する場合、頂点の個数だけ部分グラフ数え上げ問題を繰り返し解く必要があり、グラフの規模によっては非特許文献1に記載されている解法を利用しても現実的な計算時間で解くことが困難なことがある。
【0006】
本開示は、上記の点に鑑みてなされたもので、各頂点に対する部分グラフ数え上げ問題を高速に解くことができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様による部分グラフ数え上げ方法は、連結な無向グラフG=(V,E)と、ワイルドカード*を含む連結性制約P
*
と、各辺e∈Eの重みw
e
+
,w
e
-
∈Rと、基礎となる部分グラフ集合F⊆2
E
とを入力する入力手順と、前記無向グラフGと、前記連結性制約P
*
と、前記部分グラフ集合F⊆2
E
とに基づいて、前記無向グラフGの特定の頂点v∈Vの集合の間の連結性に関する情報を持つノードで構成されるゼロサプレス型二分決定グラフZを構築する構築手順と、前記構築手順で構築されたゼロサプレス型二分決定グラフZと、前記各辺e∈Eの重みw
e
+
,w
e
-
∈Rとに基づいて、前記特定の頂点v∈Vの集合の間の連結性に関する情報を利用した動的計画法により、各頂点v∈Vに対して、前記部分グラフ集合Fに含まれる部分グラフE'であって、かつ、前記連結性制約P
*
に含まれるワイルドカード*を頂点vに置き換えた連結性制約P
*
[v]を満たす部分グラフE'に含まれる辺e∈E'の重みw
e
+
と前記部分グラフE'に含まれない辺e∈E\E'の重みw
e
-
を用いた重み付きカウント値count(v)を計算する計算手順と、をコンピュータが実行する。
【発明の効果】
【0008】
各頂点に対する部分グラフ数え上げ問題を高速に解くことができる技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ZDDの一例を示す図である。
グラフの一例を示す図である。
二分決定木の一例を示す図である。
フロンティア法のアルゴリズムの一例を示す図である。
フロンティア法の結果として得られたZDDの一例を示す図である。
本実施形態に係る部分グラフ数え上げ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る部分グラフ数え上げ装置の機能構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る部分グラフ数え上げ処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る構築部が実行する処理のアルゴリズムの一例を示す図である。
本実施形態に係る計算部が実行する処理のアルゴリズムの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本電信電話株式会社
光素子
1か月前
日本電信電話株式会社
高周波発生装置
1か月前
日本電信電話株式会社
装置及び変形解析方法
10日前
日本電信電話株式会社
発汗分析装置および方法
1か月前
日本電信電話株式会社
受信装置および受信方法
25日前
日本電信電話株式会社
非接触型測距装置及び方法
1か月前
日本電信電話株式会社
植物の拡散を低減させる方法
1か月前
日本電信電話株式会社
光増幅器および希土類添加ファイバ
1か月前
日本電信電話株式会社
信号強調装置、方法及びプログラム
1か月前
日本電信電話株式会社
光ネットワークシステム、及び遠隔装置
25日前
日本電信電話株式会社
環境音合成装置、その方法及びプログラム
25日前
日本電信電話株式会社
音源信号推定装置、音源信号推定方法、プログラム
11日前
日本電信電話株式会社
情報提示システム、情報提示方法、およびプログラム
17日前
日本電信電話株式会社
集約装置、通信システム、通信方法、及びプログラム
26日前
日本電信電話株式会社
通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラム
26日前
日本電信電話株式会社
送信局
27日前
日本電信電話株式会社
折り紙
4日前
日本電信電話株式会社
情報処理装置、分散学習システム、学習方法、及びプログラム
10日前
日本電信電話株式会社
無線通信システム、基地局、無線通信方法及び無線通信プログラム
1か月前
日本電信電話株式会社
置局設計支援方法
19日前
日本電信電話株式会社
無線通信システム、基地局、無線通信方法及び無線通信プログラム
1か月前
日本電信電話株式会社
部分グラフ数え上げ方法、部分グラフ数え上げ装置及びプログラム
4日前
日本電信電話株式会社
装置、方法、プログラム
10日前
日本電信電話株式会社
反射方向制御システム、制御装置、反射方向制御方法及び反射方向制御プログラム
1か月前
日本電信電話株式会社
支援装置、支援方法およびプログラム
6日前
日本電信電話株式会社
タスクスケジューラ装置およびプログラム
11日前
日本電信電話株式会社
光伝送システムおよび光伝送システムの設計方法
25日前
日本電信電話株式会社
ラベル付与支援装置、ラベル付与支援方法およびプログラム
10日前
日本電信電話株式会社
空間能動騒音制御装置、空間能動騒音制御方法、制御フィルタ計算装置、制御フィルタ計算方法、及びプログラム
17日前
日本電信電話株式会社
ニューラルネットワーク学習装置、ニューラルネットワーク学習方法、プログラム
19日前
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
分析装置、分析方法及び分析プログラム
11日前
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
分析装置、分析方法及び分析プログラム
11日前
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
分析装置、分析方法及び分析プログラム
11日前
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
分析装置、分析方法及び分析プログラム
11日前
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
分析装置、分析方法及び分析プログラム
11日前
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
分析装置、分析方法及び分析プログラム
11日前
続きを見る
他の特許を見る