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公開番号
2024160012
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2024151392,2021024021
出願日
2024-09-03,2021-02-18
発明の名称
アンカー構造体、予防若しくは防護施設、及び、アンカー構造体の施工方法
出願人
東京製綱株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02D
5/80 20060101AFI20241031BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】構造物を支持や保持するために複数のアンカーによって荷重を保持する場合において、求められる耐力に対してより柔軟な構成を用いることが可能なアンカー構造体の提供。
【解決手段】接続部材12によって複数のアンカー(アンカー11a、アンカー11b)を直列に接続し、これら直列に接続された複数のアンカーによって荷重Fを保持することで規格の異なるアンカーを使用可能としたことにより、求められる耐力に対してより柔軟な構成を用いることが可能なアンカー構造体1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
支持対象物と接続される第1のアンカーであって、前記支持対象物による荷重の方向の前方側となる箇所において、アンカーと穿孔の間のあそびがない第1のアンカーと、前記第1のアンカーを介して前記支持対象物と接続される第2のアンカーと、を備える複数のアンカーが直列に接続されていることにより、これら直列に接続された複数のアンカーによって荷重を保持する、アンカー構造体。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記アンカー構造体としての最大耐力の発生時に、前記第1のアンカーと前記第2のアンカーのそれぞれの変位量が、それぞれのアンカーの規定変位量となる、請求項1に記載のアンカー構造体。
【請求項3】
前記第1のアンカーと前記第2のアンカーを接続するための接続部材を有し、
前記接続部材が、各部材間のガタツキがなくなるように前記接続部材の長さを短くする長さ調節機構を備える、請求項1又は2に記載のアンカー構造体。
【請求項4】
規格の異なるアンカーが直列に接続されている、請求項1から3の何れかに記載のアンカー構造体。
【請求項5】
前記直列に接続された複数のアンカーのうち、規定変位量が最も大きいアンカーに対して、最初に荷重がかかるように構成されている、請求項1から4の何れかに記載のアンカー構造体。
【請求項6】
前記直列に接続された複数のアンカーが、荷重がかかる順番に、規定変位量が大きなアンカーから小さなアンカーへと接続されている、請求項5に記載のアンカー構造体。
【請求項7】
前記直列に接続された複数のアンカーのうち、最も径の大きなアンカーに対して、最初に荷重がかかるように構成されている、請求項1から4の何れかに記載のアンカー構造体。
【請求項8】
前記直列に接続された複数のアンカーが、荷重がかかる順番に、径が大きなアンカーから小さなアンカーへと接続されている、請求項7に記載のアンカー構造体。
【請求項9】
前記第1のアンカーと前記第2のアンカーを接続するための接続部材を有し、
前記接続部材が、隣り合うアンカーにおける規定変位量の差分である変位差を吸収する、変位差吸収構造を備える、請求項1から8の何れかに記載のアンカー構造体。
【請求項10】
前記変位差吸収構造により、前記接続部材が、前記変位差分の遊びを有している、請求項9に記載のアンカー構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンカー構造体、予防若しくは防護施設、及び、アンカー構造体の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
構造物を支持や保持するための固定手段として、アンカーが広く利用されている。
例えば、雪崩や落石の防護・予防施設として、雪崩や落石の恐れのある法面に柵体(金網張りしたものを含む)や三角錐状の枠体を設置し、これら柵体あるいは枠体を、法面の上方に固定したアンカーから吊りロープ(ワイヤロープ)によって吊持した施設や、雪崩や落石の恐れのある法面にポケットを形成するように張ったポケット式ロックネットのワイヤロープや、覆式ロックネットのワイヤロープを、法面の上方に固定したアンカーで吊持した施設や、法面に沿って浮石押さえロープを敷設し、そのロープの上部をアンカーで吊持した施設などが知られている。このような、傾斜地に設置される防護施設やアンカーに関連する技術が、特許文献1によって開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-236735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アンカーの耐力(保持可能な荷重)は、基本的にはアンカーが大型であるほど大きなものとすることができるが、大径アンカーの打設には大型の機械設備を要することになる。アンカーにかかる荷重が大きな場合や、軟弱地盤等によってアンカーの耐力が小さくなる場合には、大径アンカーが必要になるが、大型の機械設備を搬入することができない傾斜地等においては大径アンカーを打設することは難しく、必要な耐力を得るために、複数の小径アンカーを並列に打設することが行われている。
例えば、特許文献1の図7に表れているように、並列に設置された2本のアンカーにて1つの枠体を吊持するようにしている。このように、並列に設置された2本のアンカーを用いることで、アンカー2本分の耐力を得るようにする場合、荷重バランスの均等化の観点等から、同じ規格のアンカーが使用される。例えば、耐力が15KN、20KN、40KNの規格のアンカーがあり、求められる耐力が50KNの場合、40KNのアンカーを2本使用することになり、要求に対してオーバースペックにせざるを得ず、不経済な面を有していた。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑み、構造物を支持や保持するために複数のアンカーによって荷重を保持する場合において、求められる耐力に対してより柔軟な構成を用いることが可能なアンカー構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(構成1)
複数のアンカーが直列に接続されていることにより、これら直列に接続された複数のアンカーによって荷重を保持することを特徴とするアンカー構造体。
【0007】
(構成2)
前記アンカー構造体に荷重がかかった状態において、前記直列に接続された複数のアンカーの何れかのアンカーの変位量が当該アンカーの規定変位量を超える前に、前記直列に接続された全てのアンカーに荷重がかかるように構成されていることを特徴とする構成1に記載のアンカー構造体。
【0008】
(構成3)
前記アンカー構造体としての最大耐力が、前記直列に接続された全てのアンカーの耐力の合計によって得られることを特徴とする構成1又は2に記載のアンカー構造体。
【0009】
(構成4)
前記アンカー構造体としての最大耐力の発生時に、前記直列に接続された複数のアンカーのそれぞれの変位量が、それぞれのアンカーの規定変位量となることを特徴とする構成3に記載のアンカー構造体。
【0010】
(構成5)
前記アンカーを接続するための接続部材を有し、前記接続部材が、長さ調節機構を備えることを特徴とする構成1から4の何れかに記載のアンカー構造体。
(【0011】以降は省略されています)
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