TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024159143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074950
出願日2023-04-28
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、およびコンピュータプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/60 20060101AFI20241031BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 色縮退の度合いが小さくなるような色変換を可能にするための技術を提供すること。
【解決手段】 色変換に用いる色変換情報を補正し、該補正された色変換情報を用いて、画像データの色情報を異なる色域の色情報に変換する。補正では、画像データにおける第1領域に含まれる第1色情報と第2領域に含まれる第2色情報とが色縮退している色情報の組み合わせであると判断された場合、第1色情報と第2色情報の色変換前の色差と色変換後の色差とが所定色差以内となるように色変換情報を補正する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
色変換に用いる色変換情報を補正する補正手段と、
前記補正手段により補正された色変換情報を用いて、画像データの色情報を異なる色域の色情報に変換する変換手段と
を備え、
前記補正手段は、
前記画像データにおける第1領域に含まれる第1色情報と前記画像データにおける第2領域に含まれる第2色情報とが色縮退している色情報の組み合わせであると判断された場合、前記第1色情報と前記第2色情報の色変換前の色差と色変換後の色差とが所定色差以内となるように前記色変換情報を補正する
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記補正手段は、前記第1領域に含まれる第3色情報と前記第1色情報とが所定の色相角範囲内である場合には、前記第1色情報の色変換の結果と前記第3色情報の色変換の結果とが所定色差以上となるように補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記所定の色相範囲とは、同じ色と認識される色相角の範囲であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記所定の色相範囲とは、CIE-L*a*b*色空間におけるa*b*平面を30度から60度の単位で区切った色相角の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記補正手段は、前記第1色情報と前記第2色情報とが前記組み合わせであると判断された場合、前記第1領域と前記第2領域とを含む第3領域について色差の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記補正手段は、前記第1色情報と前記第2色情報とが前記組み合わせであると判断され、かつ、補正方向が同一であった場合、前記第1領域と前記第2領域とで色の数が多い領域に基づいて色差の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記補正手段は、前記第1領域に対して第1色変換情報を生成し、前記第2領域に対して第2色変換情報を生成し、該第1色変換情報と該第2色変換情報とを用いて前記色変換情報の補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記第1色変換情報と前記第2色変換情報とが同一であった場合、前記第1色変換情報または前記第2色変換情報が前記第1領域および前記第2領域に適用されることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記第1色変換情報と前記第2色変換情報とに差分があった場合、前記第1色変換情報と前記第2色変換情報から作成された第3色変換情報が前記第1領域および前記第2領域に適用されることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記第1色変換情報と前記第2色変換情報とに差分があった場合、前記第1色変換情報と前記第2色変換情報から第3色変換情報および第4色変換情報が生成され、
前記第3色変換情報が前記第1領域に適用され、前記第4色変換情報が前記第2領域に適用されることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カラーマッピング技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
所定の色空間で記述されたデジタル原稿を受け取り、その色空間中の各色についてプリンタで再現可能な色域へのマッピングを行って出力を行う画像処理装置が知られている。特許文献1には、「知覚的」(Perceptual)なマッピングと、「絶対的測色的」(Absolute Colorimetric)なマッピングと、について記載されている。また、特許文献2には、入力したカラー画像信号に対する、色空間圧縮の有無および圧縮方向の決定について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-27948号公報
特開平07-203234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の「知覚的」マッピングを行った場合、デジタル原稿の色空間中でプリンタの再現可能な色であっても、彩度が低下することがある。また、「絶対的測色的」マッピングを行った場合、プリンタの再現色域外の複数の色間において、デジタル原稿に含まれる複数の色において、マッピング後の色間の距離がマッピング前の色間の距離より小さくなる、色縮退が生じることがある。また、特許文献2においては、入力されたカラー画像信号に対し、彩度方向に一意の圧縮が行われる為、色縮退の度合が低減する効果に懸念が残る。本発明は、色縮退の度合いが小さくなるような色変換を可能にするための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一様態は、色変換に用いる色変換情報を補正する補正手段と、前記補正手段により補正された色変換情報を用いて、画像データの色情報を異なる色域の色情報に変換する変換手段とを備え、前記補正手段は、前記画像データにおける第1領域に含まれる第1色情報と前記画像データにおける第2領域に含まれる第2色情報とが色縮退している色情報の組み合わせであると判断された場合、前記第1色情報と前記第2色情報の色変換前の色差と色変換後の色差とが所定色差以内となるように前記色変換情報を補正することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の構成によれば、色縮退の度合いが小さくなるような色変換を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
システムの構成例を示すブロック図。
画像処理装置101の全体処理のフローチャート。
ステップS103における処理の詳細を示すフローチャート。
ステップS202の処理を説明するための模式図。
色縮退判断処理を説明する模式図。
色縮退補正処理を説明する模式図。
明度方向に明度を拡張する補正テーブルを示す図。
ステップS202の処理を説明するための模式図。
単一ページに対して領域を設定した後、領域毎に色縮退補正を行う一連の処理のフローチャート。
ステップS101で入力された入力画像データのページの一例を説明するための図。
ステップS103における領域設定処理をタイル単位で行う処理を示すフローチャート。
ページのタイル設定のイメージを示す図。
領域設定処理終了後の各単位タイルを示す図。
記録ヘッド115を説明する図。
GUIの表示例を示す図。
ページ毎に色縮退補正を適用する前の原稿データの状態を示す図。
色縮退補正をページ毎に適用した結果を示す図。
ガマットマッピングフローを表すフローチャート。
ステップS507における処理の詳細を示すフローチャート。
ステップS601でページごとに取得した情報の一覧例を示す図。
色縮退補正TBLの色合わせ補正を行った場合の画像処理装置の全体処理を示すフローチャート。
ステップS702における処理の詳細を示すフローチャート。
ガマットマッピング処理のフローチャート
ガマットマッピング処理のフローチャート。
ステップS1001の処理の詳細を示すフローチャート。
ステップS1103における処理の一例を説明するための図。
ガマットマッピング処理のフローチャート。
ステップS1201における処理の詳細を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
[第1の実施形態]
先ず、本明細書で使用する用語について、あらかじめ以下のように定義する。
【0010】
(色再現域)
色再現域とは、任意の色空間における再現可能な色の範囲のことを指す。色再現範囲、色域、ガマットとも称する。また、この色再現域の広さを表す指標として、色域体積がある。色域体積は、任意の色空間での3次元の体積のことである。色再現域を構成する色度点が離散的であることがある。例えば、特定の色再現域をCIE-L*a*b*上の729点をもって代表させ、その間の点については四面体補間や、立方体補間などの公知の補間演算を用いて求めることがある。このような場合には、対応する色域体積は、補間演算方法に対応して、色再現域を構成する四面体や、立方体などのCIE-L*a*b*上の体積を求めて累積したものを使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
撮像装置
14日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
記録装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
電子機器
今日
キヤノン株式会社
電子機器
今日
キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
電子機器
8日前
キヤノン株式会社
記録装置
今日
キヤノン株式会社
光学装置
8日前
キヤノン株式会社
測距装置
8日前
キヤノン株式会社
発光装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
液体供給装置
今日
キヤノン株式会社
無線通信装置
14日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
10日前
キヤノン株式会社
液体供給装置
今日
キヤノン株式会社
検査システム
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
9日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
8日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
8日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
2日前
キヤノン株式会社
口腔ケアシステム
8日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
1日前
キヤノン株式会社
レンズ鏡筒ユニット
14日前
キヤノン株式会社
ファインダー表示装置
8日前
キヤノン株式会社
半導体装置および機器
14日前
キヤノン株式会社
プロファイル編集装置
今日
続きを見る