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公開番号2024158959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074630
出願日2023-04-28
発明の名称照明制御システム
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H05B 47/165 20200101AFI20241031BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】本開示は照明制御システムに関し、対象者から取得した一次情報に基づいて得られる、高次情報の要素を組み合わせたパターンを指標とした照明の制御を実施することで、周辺環境を制御できる照明制御システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の半導体製造装置は、センサ集合体と、記憶部と、制御端末と、照明装置を備え、センサ集合体が、生体情報または環境情報を含む一次情報を収集する処理と、収集した一次情報を制御端末に送信する処理とを実施するよう構成され、記憶部が、照明装置の照度と色温度の組合せパターンを事前に記憶する処理を実施するよう構成され、制御端末が、収集した一次情報に基づいた予測演算で得られる高次情報を取得する処理と、高次情報に基づき、照度と色温度の組合せパターンから最適なパターンを選択する処理と、最適なパターンを含む信号を照明装置に送信する処理とを実施するよう構成され、照明装置が、信号に基づいて調光及び調色を実現する処理を実施するよう構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
センサ集合体と、記憶部と、制御端末と、照明装置を備え、
前記センサ集合体が、
生体情報または環境情報を含む一次情報を収集する処理と、
収集した前記一次情報を前記制御端末に送信する処理と
を実施するよう構成され、
前記記憶部が、前記照明装置の照度と色温度の組合せパターンを事前に記憶する処理を実施するよう構成され、
前記制御端末が、
収集した前記一次情報に基づいた予測演算で得られる高次情報を取得する処理と、
前記高次情報に基づき、前記照度と色温度の組合せパターンから最適なパターンを選択する処理と、
前記最適なパターンを含む信号を前記照明装置に送信する処理と
を実施するよう構成され、
前記照明装置が、前記信号に基づいて調光及び調色を実現する処理を実施するよう構成されている
照明制御システム。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記センサ集合体が、人流、温度、湿度、酸素濃度、画像、音声といった空間の内部情報を収集できるセンサの集合体である
請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項3】
前記センサ集合体が、パーソナルな生体データを取得するように構成されたデバイスである
請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項4】
前記パーソナルな生体データを取得するように構成されたデバイスが、ウェラブル端末またはノートパソコンである
請求項3に記載の照明制御システム。
【請求項5】
前記最適なパターンが、特定の使用者に対応する個人向け制御のために選択されるか、空間に存在する複数の使用者に対応する全体向け制御のために選択されるかを、使用者が任意で選択できる
請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項6】
前記制御端末が、
前記照度と色温度の組合せパターンに対し、調光及び調色の実現前後で取得した一次情報に基づいた補正処理をさらに実施する
請求項1に記載の照明制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、照明制御システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
対象者から収集した生体情報を用いることで、対象者による操作を必要とすることなく、周辺環境がその対象者にとって最適な環境となるよう制御する技術が知られている。例えば特許文献1には、測定した個人の集中度に基づき、環境状態を制御する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-093267号公報
山田一郎, ヘルスケアモニタリングを目指す生体情報センシング技術, 電子情報通信学会基礎・環境ソサイエティ Fundamentals Review, 一般社団法人 電子情報通信学会, 2018年7月, Vol.12, No.1, p30-37
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし上述の方法では、集中度デバイスでしか測定できない集中度のように、指標が限定されている。すなわち、対象者から取得した一次情報に基づいて得られる、体の状態、心の状態または環境といった高次情報の要素を組み合わせたパターンを指標として、周辺環境を制御することができない課題があった。
【0005】
本開示は上述の問題を解決するため、対象者から取得した一次情報に基づいて得られる、高次情報の要素を組み合わせたパターンを指標とした照明の制御を実施することで、周辺環境を制御できる照明制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の態様は、センサ集合体と、記憶部と、制御端末と、照明装置を備え、センサ集合体が、生体情報または環境情報を含む一次情報を収集する処理と、収集した一次情報を制御端末に送信する処理とを実施するよう構成され、記憶部が、照明装置の照度と色温度の組合せパターンを事前に記憶する処理を実施するよう構成され、制御端末が、収集した一次情報に基づいた予測演算で得られる高次情報を取得する処理と、高次情報に基づき、照度と色温度の組合せパターンから最適なパターンを選択する処理と、最適なパターンを含む信号を照明装置に送信する処理とを実施するよう構成され、照明装置が、信号に基づいて調光及び調色を実現する処理を実施するよう構成されている照明制御システムであることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本開示の態様によれば、対象者から取得した一次情報に基づいて得られる、高次情報の要素を組み合わせたパターンを指標とした照明の制御を実施することで、周辺環境を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態1に係る照明制御システムを示す図である。
本開示の実施の形態1に係る照明制御システムが調光及び調色のために実施する処理を示すフローチャートである。
センサユニットが収集するデータと予測演算する高次情報の関係例を示す図である。
本開示の実施の形態1に係る、色温度と照度に対する快適性を示すグラフである。
本開示の実施の形態1に係る調光及び調色に対する補正処理を示すフローチャートである。
本開示の実施の形態2に係る照明制御システムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示に関わる照明制御システムについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0010】
実施の形態1
図1は、本開示の実施の形態1に係る照明制御システムを示す図である。照明制御システム100は、センサユニット17を備える。ここで使用するセンサユニット17はセンサ集合体であり、例えば画像認識装置、音声認識装置、温度センサ、非接触の体温計、非接触で人の脈波を計測することで集中度あるいはリラックス度を判定できるエコモアイ(商標登録)といったセンサの集合体であっても良い。センサユニット17が認識する一次情報としては、生体情報18及び環境情報19といった汎用性のある情報が例示できる。より詳しくは、人流、温度、湿度、酸素濃度、画像、音声といった空間の内部情報が例示できる。
(【0011】以降は省略されています)

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