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公開番号
2024152598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2024006015
出願日
2024-01-18
発明の名称
窒化ホウ素凝集粉末、放熱シート及び半導体デバイスモジュール
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C01B
21/064 20060101AFI20241018BHJP(無機化学)
要約
【課題】本発明は、放熱シートの耐電圧特性を向上させることができる窒化ホウ素凝集粉末と、この窒化ホウ素凝集粉末を含む放熱シート、及びこの放熱シートを用いた半導体デバイスモジュールを提供することを課題とする。
【解決手段】以下a)、b)、c)の条件を満たす窒化ホウ素凝集粉末。
a):水銀圧入法で測定した粒子内細孔容積が0.35ml/gより大きく、0.50ml/g未満
b):水銀圧入法で測定した粒子内細孔面積が3m2/gより大きく、6.5m
2
/g未満
c):単粒子圧縮試験で測定した平均弾性率が70MPaより大きく、150MPa未満
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下a)、b)、c)の条件を満たす窒化ホウ素凝集粉末。
a):水銀圧入法で測定した粒子内細孔容積が0.35ml/gより大きく、0.50ml/g未満
b):水銀圧入法で測定した粒子内細孔面積が3m
2
/gより大きく、6.5m
2
/g未満
c):単粒子圧縮試験で測定した平均弾性率が70MPaより大きく、150MPa未満
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
カードハウス構造を有する窒化ホウ素凝集粒子を含む請求項1に記載の窒化ホウ素凝集粉末。
【請求項3】
水銀圧入法で測定した粒子間隙容積が0.50ml/g以上0.95ml/g以下である請求項1又は2に記載の窒化ホウ素凝集粉末。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の窒化ホウ素凝集粉末を含む放熱シート。
【請求項5】
請求項4記載の放熱シートを含む半導体デバイスモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体デバイスモジュール用の放熱シートに好適に用いられる窒化ホウ素凝集粉末と、該窒化ホウ素凝集粉末を含む放熱シートと、この放熱シートを用いた半導体デバイスモジュールに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
窒化ホウ素(BN)は、絶縁性のセラミックであり、ダイヤモンド構造を持つc-BN、黒鉛構造をもつh-BN、乱層構造を持つα-BN、β-BNなど様々な結晶型が知られている。
これらの中で、h-BNは、黒鉛と同じ層状構造を有し、合成が比較的容易でかつ熱伝導性、固体潤滑性、化学的安定性、耐熱性に優れるという特徴を備えていることから、電気・電子材料分野で多く利用されている。
【0003】
近年、特に電気・電子分野では集積回路の高密度化に伴う発熱が大きな問題となっており、放熱が緊急の課題となっている。h-BNは、絶縁性であるにもかかわらず、高い熱伝導性を有するという特徴を活かして、このような放熱部材用熱伝導性フィラーとして注目されている。
しかしながら、h-BN粒子は結晶軸方向に熱伝導異方性があることが知られている。
配向による特性の異方性抑制を目的として、h-BNを凝集させた特定の条件を満たす凝集粒子を用いて、より高い耐電圧特性及び熱伝導性を有する放熱部材を得る検討がなされてきた。
【0004】
特許文献1には、水銀圧入法により測定される所定の粒子内細孔容積と粒子間隙容積を有するBN凝集粉末が提案されている。
特許文献2には、所定の粒度分布及び凝集強度を有するBN凝集粉末が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-149288号公報
特許第7069485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のBN凝集粉末は、場合によってはプレス工程での変形不足・ボイド残存による絶縁破壊電圧低下が懸念される。
特許文献2のBN凝集粉末は、粒子内外の細孔容積が小さい場合は特許文献1同様にプレス工程での変形不足・ボイド残存による絶縁破壊電圧低下が懸念される。また、BN凝集粉末の平均弾性率によっては、上記同様に変形不足・ボイド残存による絶縁破壊電圧低下が懸念される。
【0007】
本発明は、放熱シートの耐電圧特性を向上させることができる窒化ホウ素凝集粉末と、この窒化ホウ素凝集粉末を含む放熱シート、及びこの放熱シートを用いた半導体デバイスモジュールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、窒化ホウ素凝集粉末の水銀圧入法による細孔容積測定において、粒子内細孔容積、粒子内細孔面積が特定の範囲にあり、かつ、単粒子圧壊試験において、平均弾性率が特定の範囲にあることで窒化ホウ素凝集粉末と樹脂とを複合化した際に高耐電圧特性を与えることを見出した。
即ち、本発明は以下を要旨とする。
【0009】
[1]以下a)、b)、c)の条件を満たす窒化ホウ素凝集粉末。
【0010】
a):水銀圧入法で測定した粒子内細孔容積が0.35ml/gより大きく、0.50ml/g未満
b):水銀圧入法で測定した粒子内細孔面積が3m
2
/gより大きく、6.5m
2
/g未満
c):単粒子圧縮試験で測定した平均弾性率が70MPaより大きく、150MPa未満
(【0011】以降は省略されています)
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