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公開番号2024151924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065749
出願日2023-04-13
発明の名称材料試験機
出願人株式会社島津製作所
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類G01N 3/34 20060101AFI20241018BHJP(測定;試験)
要約【課題】シリンダ装置の支持角度を簡単に変更できる材料試験機を提供する。
【解決手段】油圧式のシリンダ装置のピストンロッドの先端に取り付けたロードセルを試験対象に押し当てて材料疲労試験を行う材料試験機であって、前記シリンダ装置はサーボバルブを備え、かつ、前記シリンダ装置は支持軸を介して揺動可能に支持され、前記サーボバルブの各ポートに接続される油路を備え、前記油路につながる入口ポート、及び、出口ポートが前記支持軸の揺動中心に形成され、前記入口ポートに回転継手を介して油圧源に接続される第1油圧ホースが接続され、前記出口ポートに回転継手を介して作動油タンクに接続される第2油圧ホースが接続される、材料試験機。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
油圧式のシリンダ装置のピストンロッドの先端に取り付けたロードセルを試験対象に押し当てて材料疲労試験を行う材料試験機であって、
前記シリンダ装置はサーボバルブを備え、
かつ、前記シリンダ装置は支持軸を介して揺動可能に支持され、
前記サーボバルブの各ポートに接続される油路を備え、前記油路につながる入口ポート、及び、出口ポートが前記支持軸の揺動中心に形成され、前記入口ポートに回転継手を介して油圧源に接続される第1油圧ホースが接続され、前記出口ポートに回転継手を介して作動油タンクに接続される第2油圧ホースが接続される、
材料試験機。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記サーボバルブの各ポートに接続される油路が前記シリンダ装置の内部に形成される、
請求項1に記載の材料試験機。
【請求項3】
前記油路は、
前記入口ポートと前記サーボバルブの第1ポートを連通する第1油路と、前記サーボバルブの第2ポートと前記シリンダ装置の第1作動油室を連通する第2油路と、前記シリンダ装置の第2作動油室と前記サーボバルブの第3ポートを連通する第3油路と、前記サーボバルブの第4ポートと前記出口ポートを連通する第4油路と、を備える、
請求項1又は2に記載の材料試験機。
【請求項4】
前記シリンダ装置のシリンダが、前シリンダと中央シリンダと後シリンダとの三つに分割され、前記第1油路が前記中央シリンダと前記後シリンダの内部に形成され、前記第2油路が前記中央シリンダと前記後シリンダの内部に形成され、前記第3油路が前記中央シリンダと前記前シリンダの内部に形成され、前記第4油路が前記中央シリンダと前記後シリンダの内部に形成される、
請求項3に記載の材料試験機。
【請求項5】
前記ピストンロッドは前記中央シリンダ内部に重なる位置に受圧部を備える、
請求項4に記載の材料試験機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、材料試験機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、油圧源からの作動油で駆動されるシリンダ装置のピストンロッド先端に支持したロードセルを試験対象に押し当てて材料疲労試験を行う材料試験機を開示する。この種の材料試験機では、シリンダ装置が支持軸を介して支持具に揺動可能に支持され、シリンダ装置の支持角度を変更できるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-108007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来構成では、シリンダ装置の支持角度を変更する場合、シリンダ装置に油圧ホースの自重等が掛かり、支持角度を変更する作業が困難となり、任意の角度にセットして負荷試験を行う場合、角度によっては配管が妨げとなってシリンダ装置の取り回しが難しくなる場合がある。加えてシリンダ装置の支持角度を繰り返し変更するとき、シリンダ装置と油圧ホースの接続部に緩み等が生じて作動油漏れにつながる恐れがある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、シリンダ装置の支持角度を簡単に変更できる材料試験機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様は、油圧式のシリンダ装置のピストンロッドの先端に取り付けたロードセルを試験対象に押し当てて材料疲労試験を行う材料試験機であって、前記シリンダ装置はサーボバルブを備え、かつ、前記シリンダ装置は支持軸を介して揺動可能に支持され、前記サーボバルブの各ポートに接続される油路を備え、前記油路につながる入口ポート、及び、出口ポートが前記支持軸の揺動中心に形成され、前記入口ポートに回転継手を介して油圧源に接続される第1油圧ホースが接続され、前記出口ポートに回転継手を介して作動油タンクに接続される第2油圧ホースが接続される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の態様では、第1及び第2油圧ホースは回転継手を介して支持軸の揺動中心に接続されるため、シリンダ装置の支持角度を変化させる場合、油圧ホースの自重等が掛からず、支持角度を簡単に変更でき、支持角度を繰り返し変更させる場合でも、シリンダ装置と油圧ホースの接続部の緩みを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
材料試験機の側面図である。
シリンダ装置の平面断面図である。
シリンダ装置の側面図である。
シリンダ装置の油圧回路図である。
ピストンロッドが押されるときの作動油の流れを示す図である。
ピストンロッドが引かれるときの作動油の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。
[1―1.材料試験機の構成]
図1は、材料試験機101の側面図である。
材料試験機101は、シリンダ装置1を備える。
シリンダ装置1のピストンロッド9の先端には、ロードセル9aが取り付けられ、ピストンロッド9の推力により、ロードセル9aを試験対象TPに押し当てることで、試験対象TPの材料疲労試験が行われる。
【0010】
シリンダ装置1は、一対の支持具107の間に揺動可能に支持され、例えば、実線で示す位置から破線で示す位置等のように変位可能である。シリンダ装置1の角度を変更することで、試験対象TPに対して様々な角度から押動力を与え、疲労試験等を行うことができる。ピストンロッド9は方向Fの往復運動できる。支持具107は下部に台座109を備え、試験台G上に固定される。
(【0011】以降は省略されています)

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