TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024151643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065155
出願日2023-04-12
発明の名称カップ部を有する衣類
出願人株式会社カドリールニシダ
代理人弁理士法人清原国際特許事務所
主分類A41C 3/12 20060101AFI20241018BHJP(衣類)
要約【課題】女性のバストを覆うカップについて、日常生活のどの場面においても、着用者の身体に負荷を掛けない事と高い保形力との両立を実現する、カップ部を有する衣類を提供すること。
【解決手段】本発明は、一対のカップ部とカップ台とを有するノンワイヤー型の衣類であって、カップ部は、立体カップとその内側(人体側)に平面状のパネルと上布が設けられてなり、平面状のパネルと上布は伸縮性のある素材を用いて調製され、平面状のパネルは上辺からバストトップに相当する部位にかけて、平面状のパネルの面積1/4乃至1/2程度を半円形にくり抜いたサークルパネルに調製され、立体カップは、サークルパネルの外側、外周から0.5cm乃至3cm程度の位置に縁部を取り付けられ、上布はサークルパネルと立体カップの内側上辺を補完するように取り付けられ、カップ部は、カップ台に取り付けられて成る、カップ部を有する衣類に関する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
一対のカップ部とカップ台とを有するノンワイヤー型の衣類であって、
前記カップ部は、立体カップとその内側(人体側)に平面状のパネルと上布が設けられてなり、
前記平面状のパネルと前記上布は伸縮性のある素材を用いて調製され、
前記平面状のパネルは上辺からバストトップに相当する部位にかけて、前記平面状のパネルの面積1/4乃至1/2程度を半円形にくり抜いたサークルパネルに調製され、
前記立体カップは、前記サークルパネルの外側、外周から0.5cm乃至3cm程度の位置に縁部を取り付けられ、
前記上布は前記サークルパネルと前記立体カップの内側上辺を補完するように取り付けられ、
前記カップ部は、前記カップ台に取り付けられて成る、
カップ部を有する衣類。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記カップ部を有する衣類は更に、
前記カップ部を支える前記カップ台と脇から続くバック部、前記カップ部の外側表面を覆う装飾性も兼ねるカップ表布とを備えてなる、請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
【請求項3】
前記サークルパネルの伸び率が、JIS L―1096-2010試験の伸び率D法(編物の定荷重法、カットストリップ法50mm×300mm、荷重15N時)で、横(着用者の身体の幅方向)に60%乃至90%である、請求項1に記載のカップ部を有する衣類。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カップ部を有する衣類に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【0002】
<語句の定義>
本明細書において、「バスト」と「乳房」は同じ意味である。
本明細書において、「下」とは着用者の下半身方向を意味する。
本明細書において、「上」とは着用者の上半身方向を意味する。
本明細書において、「縦」とは着用者の頭と足を結ぶ垂直方向を意味する。
本明細書において、「横」とは着用者の身体の幅方向を意味する。
本明細書において、「脇側」とは着用者の脇方向の領域を意味する。
本明細書において、「胸前中心」又は「胸前中心部」とは着用者の左右の乳房の間の領域を意味する。
本明細書において、「胸前中心側」とは着用者の胸前中心方向の領域を意味する。
本明細書において、「バージスライン」とはバストの下側の輪郭線、つまりバストと胴部の境目を示すラインを意味する。
本明細書において、「内側」とは着用者の人体側であり、「外側」とは着用者の反人体側である。
本明細書において、「前面」とは着用者の顔面側であり、「背面」とは着用者の背中側である。
【背景技術】
【0003】
従来より、カップ部を有する衣類は、女性にとって、バストを理想的な形状に保形し、下垂を防止するために不可欠である。通常、カップ部を有する衣類は、左右1対のカップ部を肩紐等で吊り上げ、肩紐等を脇布の背中側や後ろ身頃に接合する事により、カップ部を身体に固定して安定させている。また、カップ部の脇側もしくは下方の生地に厚みを持たせたり、バージスラインに沿ってワイヤーを設けたりすることにより、バストをカップの外へ逃がさずバストのボリュームが下垂するのを防ぐ場合もある。
【0004】
しかしながら、ワイヤーを有するカップは保形力は有するものの、着用者にワイヤーによる苦痛や違和感を与えることもあり、ノンワイヤーのカップは、保形力を補うために、厚みのあるテープや伸びない素材を使用して、着用者の身体に圧力をかけるため、着用者に締め付け感や違和感を与えるという課題があった。
【0005】
特許文献1に記載の発明は、着用者の身体にかかる負担を減らし、バストの保形性を有しながら、着崩れしにくい、カップ部を有する衣類を提案している。
しかしながら、この衣類では、カップの形状で着用者のバストサイズが限定される。
【0006】
特許文献2に記載の発明は、就寝時やリラックスしたい時に着用するナイト用ブラジャーである。バストの形を維持し、様々なバストの大きさや体型に対応できるブラジャーであるが、着用者があまり活動しない時の着用を想定したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2011-195999号公報
特開2016-121415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、女性のバストを覆うカップについて、日常生活のどの場面においても、着用者の身体に負荷を掛けない事と高い保形力との両立を実現することを目的とする。
【0009】
本発明者らは上記した従来技術の課題を解決せんとする目的の実現に向けて鋭意検討していたところ、カップの形状にバストを合わせて固定すること自体が身体に負担を掛け、ずれ等のトラブルの元になるのではないかという点に着眼し、予め形の定まったカップではなく、着用者自身のバストの膨らみと重さで伸縮力のある平面上の生地を押し広げ、バストを自然に保形するカップ部の構造を見出した。この構造によれば、着用者のバストの膨らみと重さでカップ部自体が変形してバストにフィットすることで、バストを自然にカップ部に集め持ち上げることができる。本発明はこの知見に基づいて完成したものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る発明は、
一対のカップ部とカップ台とを有するノンワイヤー型の衣類であって、
前記カップ部は、立体カップとその内側(人体側)に平面状のパネルと上布が設けられてなり、
前記平面状のパネルと前記上布は伸縮性のある素材を用いて調製され、
前記平面状のパネルは上辺からバストトップに相当する部位にかけて、前記平面状のパネルの面積1/4乃至1/2程度を半円形にくり抜いたサークルパネルに調製され、
前記立体カップは、前記サークルパネルの外側、外周から0.5cm乃至3cm程度の位置に縁部を取り付けられ、
前記上布は前記サークルパネルと前記立体カップの内側上辺を補完するように取り付けられ、
前記カップ部は、前記カップ台に取り付けられて成る、
カップ部を有する衣類に関する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
下着
29日前
個人
マスク
3か月前
個人
上着背負い紐
2か月前
個人
保護具
2か月前
個人
花粉防止用保護具
29日前
個人
かわいいマフラー
29日前
個人
靴下
7日前
個人
指出し入れ可能手袋
28日前
個人
介護用パンツ
3か月前
個人
焼成体
1か月前
イイダ靴下株式会社
靴下
1か月前
有限会社マイティー
下着
2か月前
株式会社BUDDY
靴下
1か月前
個人
マスク、マスクの製造方法
1か月前
帝人株式会社
耐熱性防護服
2か月前
個人
セパレート着物
1か月前
株式会社一期一会
足被覆具
5日前
株式会社KUTO
衣服
2か月前
株式会社からだクリエイト
靴下
7日前
株式会社永冨
男性用下着
1か月前
大王製紙株式会社
マスク
29日前
田村駒株式会社
スパッツ
2か月前
山真製鋸株式会社
冷却衣服
2か月前
株式会社アデランス
かつら
2か月前
株式会社金星
空調衣服
1か月前
株式会社金星
空調衣服
2か月前
株式会社カネカ
植毛鉤針取付支援装置
1か月前
東レ株式会社
多層構造シートおよび繊維製品
1か月前
松下工業株式会社
仕上げテープ
2か月前
テクナード株式会社
介護用手袋
2か月前
株式会社ゴールドウイン
保温具用排気口
3か月前
株式会社サンエス
冷却衣服
1か月前
ディーエムチェーン協同組合
サポーター
1か月前
株式会社ウインビー
カップを有する衣類
1か月前
株式会社岡田快適生活研究所
陰茎固定装具
1か月前
グンゼ株式会社
下半身用衣類
1か月前
続きを見る