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公開番号
2024150147
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-23
出願番号
2023063413
出願日
2023-04-10
発明の名称
X線回析測定装置及びプログラム
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
23/205 20180101AFI20241016BHJP(測定;試験)
要約
【課題】試料のパラメータを測定する場合において、α相Kα回折とγ相Kβ回折を用いることで、コストを抑制する。
【解決手段】X線回析測定装置1は、X線が照射された試料から回折した回折環を検出する検出部28と、Kβフィルタを通過せずに検出された回折環から得られる第一回折プロフィルと、当該Kβフィルタを通過して検出された回折環から得られる第二回折プロフィルとに応じて、α相Kα成分とγ相Kβ成分を解析する解析部64と、解析されたα相Kα成分とγ相Kβ成分に基づいて、試料のパラメータを測定する測定部66と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
X線が照射された試料から回折した回折環を検出する検出部と、
Kβフィルタを通過せずに前記検出された回折環から得られる第一回折プロフィルと、当該Kβフィルタを通過して前記検出された回折環から得られる第二回折プロフィルとに応じて、α相Kα成分とγ相Kβ成分を解析する解析部と、
前記解析されたα相Kα成分とγ相Kβ成分に基づいて、前記試料のパラメータを測定する測定部と、
を備えるX線回析測定装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記解析部は、前記第一回折プロフィルに含まれる一部のα相Kα成分に基づいて、前記第二回折プロフィルを補正することによって、α相Kα成分を解析する、
請求項1に記載のX線回析測定装置。
【請求項3】
前記解析部は、前記解析したα相Kα成分と、前記第一回折プロフィルとの差分に基づき、γ相Kβ成分を解析する、
請求項2に記載のX線回析測定装置。
【請求項4】
前記検出部は、SOIセンサによって回折環を検出する、
請求項1に記載のX線回析測定装置。
【請求項5】
駆動部と前記Kβフィルタを有しており、当該駆動部の動作によって、前記検出部が当該Kβフィルタを通過していない回折環と当該Kβフィルタを通過した回折環を検出可能とするフィルタ切替機構と、
を備える、
請求項1に記載のX線回析測定装置。
【請求項6】
前記パラメータは、残留応力又は残留オーステナイト体積率を含む、
請求項1乃至5の何れか1項に記載のX線回析測定装置。
【請求項7】
X線が照射された試料から回折した回折環を検出する検出部と、通信可能なコンピュータを、
Kβフィルタを通過せずに前記検出された回折環から得られる第一回折プロフィルと、当該Kβフィルタを通過して前記検出された回折環から得られる第二回折プロフィルとに応じて、α相Kα成分とγ相Kβ成分を解析する解析部、
前記解析されたα相Kα成分とγ相Kβ成分に基づいて、前記試料のパラメータを測定する測定部、
として機能させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線回析測定装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、試料に向けてX線を照射する照射部と、当該試料にて回折したX線の回折環を検出する検出部と、を備え、検出された回折環から得られる回折プロフィル等に基づき、試料の半価幅(鉄鋼材料では硬さに相当)や残留応力、残留オーステナイト体積率等のパラメータを測定するX線回折測定装置が知られている。
【0003】
これに関し、特許文献1には、α相(フェライト相又はマルテンサイト相)とγ相(オーステナイト相)との理論回折X線ピーク強度比から、γ相の体積率を求める技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-140094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような技術では、回折強度の高いKα回折(α相Kα回折とγ相Kα回折)を用いて、α相とγ相からの回折X線積分強度比により、試料のパラメータを評価している。
【0006】
図14は、従来におけるX線回折測定装置の一例を示す概略図である。従来技術では、測角機構などを搭載した大型の装置によって回折角±数~数十度の範囲で0・一次元検出器を円弧上に移動させて回折線を得る方法や、直径50mmほどの二次元検出器において両回折線を同時に取得する方法が用いられていた。
【0007】
図15は、従来におけるX線回折測定装置によって得られるデータの一例を示す図である。ここで、α相Kα回析の回折角とγ相Kα回析の回折角は離れているため、従来技術では、X線検出可能領域を大きくする必要があり、これに伴ってコストが増大する(例えば、センサチップの増設等が必要になる)という問題があった。
また、X線でα相とγ相が混合する試料からの回折X線を計測する場合、上述のKα回折に加えて、γ相Kβ回折が現れる。しかしながら、このγ相Kβ回折は、γ相Kα回折に対して回折強度が低く、一部がα相Kα回折に重なるため、無視されたり、V(バナジウム)フィルタによって減衰(強度低下)させて利用しなかったりすることが一般的であった。
【0008】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、試料のパラメータを測定する場合において、α相Kα回折とγ相Kβ回折を用いることで、コストを抑制することができるX線回折測定装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の第一態様に係るX線回析測定装置は、X線が照射された試料から回折した回折環を検出する検出部と、Kβフィルタを通過せずに前記検出された回折環から得られる第一回折プロフィルと、当該Kβフィルタを通過して前記検出された回折環から得られる第二回折プロフィルとに応じて、α相Kα成分とγ相Kβ成分を解析する解析部と、前記解析されたα相Kα成分とγ相Kβ成分に基づいて、前記試料のパラメータを測定する測定部と、を備える。
【0010】
また、本発明の第二態様では、前記解析部は、前記第一回折プロフィルに含まれる一部のα相Kα成分に基づいて、前記第二回折プロフィルを補正することによって、α相Kα成分を解析する。
(【0011】以降は省略されています)
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