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公開番号2024149622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2024125623,2020169244
出願日2024-08-01,2020-10-06
発明の名称無線通信装置及び無線通信方法
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H04W 76/15 20180101AFI20241010BHJP(電気通信技術)
要約【課題】マルチリンク通信においてリンク間の干渉による影響を抑えることができる無線通信装置及び無線通信方法を提供すること。
【解決手段】実施形態による無線通信装置は、使用において制約が存在する第1、第2のリンクで他の無線通信装置と接続され、第1、第2のリンクの周波数を通知するとともに第1、第2のリンクの一方がプライマリリンクに設定されていることを通知する第1のフレームを送信し、第1、第2、第3及び第4の動作の中の少なくとも一つを実行する。第1の動作は、プライマリリンクで他の無線通信装置から第2のフレームを受信する。第2の動作は、プライマリリンクで他の無線通信装置へ第3のフレームを送信する。第3の動作は、プライマリリンクとセカンダリリンクで同時に他の無線通信装置から第4のフレームを受信する。第4の動作は、プライマリリンクとセカンダリリンクで同時に他の無線通信装置へ第5フレームを送信する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1のリンクと第2のリンクで他の無線通信装置に接続し、前記第1のリンクの周波数位置と前記第2のリンクの周波数位置を通知するとともに前記第1のリンクと前記第2のリンクの一方がプライマリリンクに設定されていることを通知する第1のフレームを送信し、第1の動作、第2の動作、第3の動作及び第4の動作の中の少なくとも一つを実行し、
前記第1のリンクと前記第2のリンクの使用において制約が存在し、
前記第1の動作は、前記プライマリリンクで前記他の無線通信装置から第2のフレームを受信する動作であり、
前記第2の動作は、前記プライマリリンクで前記他の無線通信装置に第3のフレームを送信する動作であり、
前記第3の動作は、前記プライマリリンクとセカンダリリンクで同時に前記他の無線通信装置から第4のフレームを受信する動作であり、
前記第4の動作は、前記プライマリリンクと前記セカンダリリンクで同時に前記他の無線通信装置に第5フレームを送信する動作であり
前記セカンダリリンクは、前記第1のリンクと前記第2のリンクの他方である、
無線通信装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制約は、前記第2のリンクで送信を実行している時に前記第1のリンクで受信が失敗すること、又は前記第1のリンクで送信を実行している時に前記第2のリンクで受信が失敗することである、請求項1記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記制約は、少なくとも、前記第1のリンクと前記第2のリンクの一方での受信が前記第1のリンクと前記第2のリンクの他方での送信により制限される第1の制約を含む、請求項1記載の無線通信装置。
【請求項4】
無線通信装置が第1のリンクと第2のリンクで動作可能であることを通知する第3の情報、及び前記第1のリンクと第2のリンクの使用における制約を通知する第4の情報を他の無線通信装置に送信し、
前記他の無線通信装置から、前記第1のリンク又は前記第2のリンクのいずれか一つをプライマリリンクと設定したことの通知を受信し、
前記第1のリンクと前記第2のリンクで前記他の無線通信装置と接続し、
前記第4の情報に基づいて、前記プライマリリンクでの前記他の無線通信装置へのアクセス権の獲得後、前記第1のリンク又は前記第2のリンクのいずれか他方であるセカンダリリンクでの前記他の無線通信装置へのアクセス権を獲得する、無線通信装置。
【請求項5】
前記プライマリリンクでの通信の送信先アドレスまたは送信元アドレスが前記他の無線通信装置のアドレスを含む場合、前記セカンダリリンクでの前記他の無線通信装置宛てフレームの送信を延期する、請求項4記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記プライマリリンクでアクセス権が獲得されたフレームの送信が延期される場合、前記セカンダリリンクでアクセス権が獲得されたフレームの送信を延期する、請求項5記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記第3の情報は、前記第2のリンクとともに第3のリンクで動作可能であることも通知し、
前記無線通信装置は、前記他の無線通信装置から、前記第1のリンク、第2のリンク、又は前記第3のリンクのいずれか一つを前記プライマリリンクと設定したことの通知を受信し、
前記第1のリンク、第2のリンク、又は前記第3のリンクの中の前記プライマリリンク以外の2つのリンクが前記セカンダリリンクである、請求項4記載の無線通信装置。
【請求項8】
前記第1のリンクで信号を送信するための第1のアンテナに接続可能な第1のコネクタと、
前記第1のリンクで信号を受信するための第2のアンテナに接続可能な第2のコネクタと、
前記第2のリンクで信号を送信するための第3のアンテナに接続可能な第3のコネクタと、
前記第2のリンクで信号を受信するための第4のアンテナに接続可能な第4のコネクタと、
をさらに具備する、請求項1又は請求項4記載の無線通信装置。
【請求項9】
前記第1のリンクで信号を送信し、前記第1のリンクで信号を受信するための第1のアンテナに接続可能な第1のコネクタと、
前記第2のリンクで信号を送信し、前記第2のリンクで信号を受信するための第2のアンテナに接続可能な第2のコネクタと、
をさらに具備する、請求項1又は請求項4記載の無線通信装置。
【請求項10】
前記第1のリンクで信号を送信し、前記第2のリンクで信号を送信するための第1のアンテナに接続可能な第1のコネクタと、
前記第1のリンクで信号を送信し、前記第2のリンクで信号を受信するための第2のアンテナに接続可能な第2のコネクタと、
をさらに具備する、請求項1又は請求項4記載の無線通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、マルチリンク通信を行う無線通信装置及び無線通信方法に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信装置間で複数の無線リンクで通信を行うマルチリンク通信が知られている。複数の無線リンクの各々で独立して送受信すると、帯域が広がり、スループットが向上する。しかし、無線リンク間の干渉等により、複数の無線リンクの各々で独立して送受信することができない場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2019/0158385号明細書
米国特許出願公開第2019/0158413号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、マルチリンク通信においてリンク間の干渉による影響を抑えることができる無線通信装置及び無線通信方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態による無線通信装置は、第1、第2のリンクで他の無線通信装置と接続され、第1、第2のリンクの周波数を通知するとともに第1、第2のリンクの一方がプライマリリンクに設定されていることを通知する第1のフレームを送信し、第1、第2、第3及び第4の動作の中の少なくとも一つを実行する。第1、第2のリンクの使用において制約が存在する。第1の動作は、プライマリリンクで他の無線通信装置から第2のフレームを受信する。第2の動作は、プライマリリンクで他の無線通信装置へ第3のフレームを送信する。第3の動作は、プライマリリンクとセカンダリリンクで同時に他の無線通信装置から第4のフレームを受信する。第4の動作は、プライマリリンクとセカンダリリンクで同時に他の無線通信装置へ第5フレームを送信する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
マルチリンク通信で利用される無線リンクの一例を示す図である。
マルチリンク通信を行う無線通信装置の一例を示す図である。
ビーコンフレームのフォーマットの一例を示す図である。
ビーコンフレームのフレームボディに含まれるReduced Neighbor Reportエレメントのフォーマットの一例を示す図である。
マルチリンク通信のための情報を通知する第1の例におけるReduced Neighbor Reportエレメントのフォーマットの一例を示す図である。
マルチリンク通信のための情報を通知する第2の例におけるReduced Neighbor Reportエレメントのフォーマットの一例を示す図である。
マルチリンク通信のための情報を通知する第3の例におけるReduced Neighbor Reportエレメントのフォーマットの一例を示す図である。
TBTT Information Lengthサブフィールドの値と、TBTT Informationサブフィールドに含まれるサブフィールドの種類との関係を示すテーブルである。
マルチリンク通信のための情報を通知する第4の例におけるReduced Neighbor Reportエレメントのフォーマットの一例を示す図である。
Link2とLink3がnon-STRリンクの関係にあり、Link1と他の2つの無線リンクはSTRリンクの関係にある3つの無線リンクの一例を示す図である。
アソシエーションリクエストフレームのフレームボディに含まれるMLエレメントのフォーマットの一例を示す図である。
Link2がLink3とnon-STRリンクの関係にあることに加え、Link2がLink1ともnon-STRリンクの関係にある3つの無線リンクの状態の他の例を示す図である。
MLエレメントのフォーマットの他の例を示す図である。
MLエレメントのフォーマットのさらに他の例を示す図である。
MLエレメントのフォーマットのさらに他の例を示す図である。
MLエレメントのフォーマットのさらに他の例を示す図である。
non-STRとなる無線リンク間の関係とSTRとなる無線リンク間の関係のいくつかの例を示す図である。
non-STRとなる無線リンク間の関係とSTRとなる無線リンク間の関係のいくつかの例を示す図である。
MLエレメントのフォーマットのさらに他の例を示す図である。
無線リンクの一例を示す図である。
AP MLDがSTA MLDへ送信を行う一例を示す図である。
データフレームのフォーマットの一例を示す図である。
RTSフレームのフォーマットの一例を示す図である。
フレームアグリゲーションによるパディングの一例を示す図である。
トリガフレームのフォーマットの一例を示す図である。
第2の実施形態におけるMLエレメントのフォーマットの一例を示す図である。
無線LANの規格におけるチャネルの一例を示す図である。
無線LANの規格におけるStatus Codeの一例を示す図である。
第3の実施形態におけるStatus Codeの一例を示す図である。
第4の実施形態によるAP MLDが作成するテーブルの一例を示す図である。
第4の実施形態によるAP MLDが作成するテーブルの他の例を示す図である。
第4の実施形態によるAP MLDが作成するテーブルのさらに他の例を示す図である。
第4の実施形態におけるAP MLDによるSTA MLDの分類処理の一例を示すフローチャートである。
第6の実施形態におけるStatus Codeの一例を示す図である。
第7の実施形態によるMU EDCAパラメータセットエレメントのフォーマットの一例を示す図である。
第9の実施形態におけるStatus Codeの一例を示す図である。
第10の実施形態におけるStatus Codeの一例を示す図である。
第11の実施形態におけるトリガタイプサブフィールドの一例を示す図である。
第15の実施形態におけるアンテナの第1の実装例を示す図である。
第15の実施形態におけるアンテナの第2の実装例を示す図である。
第15の実施形態におけるアンテナの第3の実装例を示す図である。
第15の実施形態におけるアンテナの第4の実装例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。以下の説明は、実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、実施形態の技術的思想は、以下に説明する構成要素の構造、形状、配置、材質等に限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各要素のサイズ、厚み、平面寸法又は形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、互いの寸法の関係や比率が異なる要素が含まれることもある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して重複する説明を省略する場合もある。いくつかの要素に複数の呼称を付す場合があるが、これら呼称の例はあくまで例示であり、これらの要素に他の呼称を付すことを否定するものではない。また、複数の呼称が付されていない要素についても、他の呼称を付すことを否定するものではない。なお、以下の説明において、「接続」は直接接続のみならず、他の要素を介して接続されることも意味する。
【0008】
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
《マルチリンク通信》
マルチリンク通信では、無線通信装置間で複数の無線リンクを使って通信が行なわれる。マルチリンク通信は、マルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation、以下MLOと称される)とも呼ばれる。
【0010】
無線リンクとは、異なる周波数帯域又は同一周波数帯域内の周波数チャネルに対応する。2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯を利用するIEEE802.11に準拠する無線LANでは、20MHzチャネルを基準として、チャネルボンディング(channel bonding)技術を利用して、周波数チャネルが決められている。すなわち、無線LANのチャネルは、隣り合う20MHzチャネルを2つ用いる40MHzチャネル、隣り合う20MHzチャネルを4つ用いる80MHzチャネル、隣り合う20MHzチャネルを8つ用いる160MHzチャネル、又は隣り合う20MHzチャネル4つの組を2つ用いる80+80MHzチャネルを含む。これらのチャネルが無線リンクの周波数チャネルに該当する。なお、今後、特に6GHz帯においては、無線LANのチャネルとして、320MHzチャネル、160+160MHzチャネル、240MHzチャネル、160+80MHzチャネルも想定される。
(【0011】以降は省略されています)

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