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公開番号2024148769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062179
出願日2023-04-06
発明の名称回転電機
出願人東芝産業機器システム株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類H02K 5/16 20060101AFI20241010BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】構造変更を伴うことなく軸受電食に対処することができるとともに、防水性を向上させることができる回転電機を提供する。
【解決手段】実施形態の回転電機1は、軸方向の端部が開口した中空状に形成されていて、固定子2および回転子3を収容している本体部4と、本体部4の開口を塞ぐように配置され、軸部材5を回転可能に支持する軸受け部材6が設けられているブラケット7と、軸部材5に取り付けられていて、ブラケット7の表面に対向して配置されている水切りカラー8とを備え、ブラケット7と水切りカラー8とが対向している面はラビリンス構造となっており、水切りカラー8を導電性材料によって形成するとともに、ブラケット7と水切りカラー8との間の隙間に導電性グリース14を塗布している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向の端部が開口した中空状に形成されていて、固定子および回転子を収容している本体部と、
前記本体部の開口を塞ぐように配置され、軸部材を回転可能に支持する軸受け部材が設けられているブラケットと、
前記軸部材に取り付けられていて、前記ブラケットの表面に対向して配置されている水切りカラーと、を備え、
前記ブラケットと前記水切りカラーとが対向している面は、一方の部材に形成されていて他方の部材側に凸になっている凸部と、他方の部材側に形成されていて前記凸部が挿入される凹部とを有するラビリンス構造となっており、
水切りカラーは、導電性材料によって形成されており、
前記ブラケットと前記水切りカラーとの間の隙間には、当該ブラケットと当該水切りカラーとを導通させる導電性グリースが塗布されている回転電機。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記水切りカラーの表面を覆うカバーをさらに備え、
前記カバーは、その外縁が、前記水切りカラーの外縁よりも径方向外側となるように形成されている請求項1記載の回転電機。
【請求項3】
前記回転軸に取り付けられていて、当該回転軸と一体に回転するファンをさらに備え、
前記ファンは、前記回転軸を中心として放射状に配置されていて、軸方向に広がっている複数のフィンと、複数の前記フィンの間をそれぞれ連結する連結部とを有しており、
前記連結部は、その外縁が、前記水切りカラーの外縁よりも径方向外側となるように形成されている請求項1記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、回転電機に関する。
モータ定数補正方法方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インバータで制御される回転電機は、軸受電食の発生リスクがある。そのため、回転電機側の対策として、例えばセラミック軸受けのような特殊な部材やアースブラシなどを採用することが考えられる。また、例えば特許文献1では、シールパッキンを取り付け可能な構造とし、導電性グリースを満たして軸受電食をすることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4106763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の対処手法は回転電機の構造変更を伴うことから、新たな開発コストが発生したり、構造変更が完了するまで納品できないため納期が遅延したりするといった問題が発生する。また、電食対策において回転電機の防塵性、防水性を考慮するとさらに構造変更が多くなるおそれがある。
【0005】
そこで、構造変更を伴うことなく軸受電食に対処することができるとともに、防水性を向上させることができる回転電機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の回転電機は、軸方向の端部が開口した中空状に形成されていて、固定子および回転子を収容している本体部と、本体部の開口を塞ぐように配置され、軸部材を回転可能に支持する軸受け部材が設けられているブラケットと、軸部材に取り付けられていて、ブラケットの表面に対向して配置されている水切りカラーと、を備え、ブラケットと水切りカラーとが対向している面は、一方の部材に形成されていて他方の部材側に凸になっている凸部と、他方の部材側に形成されていて凸部が挿入される凹部とを有するラビリンス構造となっており、水切りカラーは導電性材料によって形成されており、ブラケットと水切りカラーとの間の隙間には当該ブラケットと当該水切りカラーとを導通させる導電性グリースが塗布されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態による回転電機の構成を概略的に示す図
第1水切りカラーを概略的に示す図
カバーを概略的に示す図
第2水切りカラーを概略的に示す図
ファンを概略的に示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態の回転電機1は、図示左右方向となる軸方向の端部が開口した中空状に形成されていて、固定子2および回転子3を収容している本体部4を備えている。この本体部4は、金属などの導電性材料によって形成されている。固定子2は、本体部4の内側で固定されており、回転子3は、中心に軸部材5が取り付けられた状態で、固定子2の内周側に所定のギャップを介して配置されている。そして、軸部材5の両端がそれぞれ軸受け部材6によって回転可能に支持されることにより、回転子3および軸部材5は、固定子2に対して相対的に回転する。
【0009】
また、回転電機1は、本体部4の開口を塞ぐように配置され、軸受け部材6が設けられているブラケット7と、軸部材5に取り付けられていて、ブラケット7の表面に対向して配置されている水切りカラー8とを備えている。ブラケット7は、金属などの導電性材料によって形成されており、外部の負荷が接続される側に設けられている第1ブラケット7Aと、負荷が接続される側とは逆側に設けられている第2ブラケット7Bとが設けられている。
【0010】
また、軸受け部材6は、第1ブラケット7Aに設けられている第1軸受け部材6Aと、第2ブラケット7Bに設けられている第2軸受け部材6Bとが設けられている。本実施形態では、軸受け部材6はベアリングで構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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