TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024147576
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2024101927,2023554641
出願日2024-06-25,2022-10-14
発明の名称センサ用カバー、及びセンサモジュール
出願人AGC株式会社
代理人個人,個人
主分類G01S 7/481 20060101AFI20241008BHJP(測定;試験)
要約【課題】センサ用カバーを構成する導電体と発熱膜の短絡(ショート)を抑制する、技術を提供する。
【解決手段】センサ用カバー2は、センサ5を収容する筐体3の開口に設けられる。前記センサ用カバー2は、前記筐体3の外側から前記筐体3の内側に向けて、導電体22と、発熱膜24と、を所望の順番で備える。前記導電体22は、導電性酸化物である。前記導電体22と前記発熱膜24とは、絶縁されている。前記導電体22は、グランドに電気的に接続されている。前記導電体22と前記発熱膜24の最短距離Lminが2.0μm以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
センサを収容する筐体の開口に設けられるセンサ用カバーであって、
前記筐体の外側から前記筐体の内側に向けて、導電体と、発熱膜と、を所望の順番で備え、
前記導電体は、導電性酸化物であり、
前記導電体と前記発熱膜とは、絶縁されており、
前記導電体は、グランドに電気的に接続されており、
前記導電体と前記発熱膜の最短距離が2.0μm以上である、センサ用カバー。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記筐体は導電材料で形成されており、
前記導電体は、前記グランドとしての前記筐体に電気的に接続されている、請求項1に記載のセンサ用カバー。
【請求項3】
前記発熱膜は、電源に電気的に接続されている、請求項1に記載のセンサ用カバー。
【請求項4】
前記発熱膜は、線状に形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ用カバー。
【請求項5】
前記導電体と前記発熱膜の最短経路に電圧12Vを掛けた時の電流値が1mA以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ用カバー。
【請求項6】
前記筐体の外側から前記筐体の内側に向けて、前記導電体と、誘電体多層膜と、前記発熱膜と、をこの順番で備え、
前記誘電体多層膜と前記発熱膜との間に、絶縁膜を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ用カバー。
【請求項7】
前記筐体の外側から前記筐体の内側に向けて、前記導電体と、誘電体多層膜と、前記発熱膜と、をこの順番で備え、
前記誘電体多層膜と前記発熱膜との間に、絶縁膜を備え、
前記絶縁膜は、線状の前記発熱膜に沿って帯状に設けられる、請求項4に記載のセンサ用カバー。
【請求項8】
前記筐体の外側から前記筐体の内側に向けて、前記導電体と、基材と、誘電体多層膜と、前記発熱膜と、をこの順番で備え、
前記基材は、絶縁性を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ用カバー。
【請求項9】
前記筐体の外側から前記筐体の内側に向けて、前記導電体と、前記発熱膜と、をこの順番で備え、
前記導電体は開口パターンを有する膜であって、前記導電体の厚さ方向から見たときに前記開口パターンの輪郭線よりも内側に前記発熱膜が配置される、請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ用カバー。
【請求項10】
前記筐体の外側から前記筐体の内側に向けて、前記導電体と、誘電体多層膜と、前記発熱膜と、をこの順番で備え、
前記導電体を基準として、前記誘電体多層膜とは反対側に、第2誘電体多層膜を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載のセンサ用カバー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、センサ用カバー、及びセンサモジュールに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
LiDAR(Light Detection and Ranging)センサなどのセンサを収容する筐体の開口には、センサ用カバーが設けられる。センサ用カバーは、例えば、バンドパスフィルタであって、近赤外線を透過し、可視光線を遮蔽する。特許文献1には、誘電体多層膜を用いたバンドパスフィルタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/117598号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
センサ用カバーは、積雪、結氷又は結露を防止すべく、発熱膜を有することがある。発熱膜は、電源に電気的に接続されている。センサ用カバーは、発熱膜とは別に、導電膜を有することもある。導電膜は、例えば、EMC(Electromagnetic Compatibility)対策で設けられ、グランドに電気的に接続されている。
【0005】
本開示の一態様は、センサ用カバーを構成する導電体と発熱膜の短絡(ショート)を抑制する、技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るセンサ用カバーは、センサを収容する筐体の開口に設けられる。前記センサ用カバーは、前記筐体の外側から前記筐体の内側に向けて、導電体と、発熱膜と、を所望の順番で備える。前記導電体は、導電性酸化物である。前記導電体と前記発熱膜とは、絶縁されている。前記導電体は、グランドに電気的に接続されている。前記導電体と前記発熱膜の最短距離が2.0μm以上である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、互いに絶縁されている導電体と発熱膜の最短距離が2.0μm以上であるので、導電体と発熱膜の短絡(ショート)を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るセンサモジュールの断面図である。
図2は、一実施形態に係るセンサ用カバーの背面図である。
図3は、第1変形例に係るセンサモジュールの断面図である。
図4は、第2変形例に係るセンサモジュールの断面図である。
図5は、第2変形例に係るセンサ用カバーの背面図である。
図6は、漏電試験の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
【0010】
先ず、図1を参照して、一実施形態に係るセンサモジュール1について説明する。センサモジュール1は、センサ用カバー2と、筐体3と、センサ5と、を備える。筐体3は、センサ5を収容する。筐体3は、フレームグランドとして機能してもよく、その場合、例えば金属などの導電材料で形成される。センサ5は、特に限定されないが、例えば車載センサである。車載センサは、例えばLiDAR(Light Detection and Ranging)センサである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

AGC株式会社
研磨パッド、ガラス板の製造方法
4日前
AGC株式会社
化合物、硬化性樹脂組成物、硬化物および光学素子
4日前
AGC株式会社
ガラス
4日前
AGC株式会社
ガラス板
4日前
AGC株式会社
光学フィルタ
4日前
AGC株式会社
グレージングチャンネル、及びグレージングチャンネル付き窓ガラス
5日前
AGC株式会社
異物付き中間膜から異物を分離する方法、及び異物付き中間膜から異物を分離する装置
4日前
AGC株式会社
含フッ素共重合体組成物および架橋ゴム物品
4日前
AGC株式会社
スペーサ付きアンテナユニット及びアンテナユニット付きガラス窓
4日前
個人
集束超音波の測定機
25日前
個人
センサ制御回路
25日前
甲神電機株式会社
漏電検出器
18日前
株式会社大真空
センサ
13日前
甲神電機株式会社
電流検出器
18日前
甲神電機株式会社
電流センサ
18日前
ユニパルス株式会社
ロードセル
12日前
株式会社高橋型精
採尿具
19日前
東レ株式会社
液体展開用シート
5日前
株式会社トプコン
測量装置
18日前
ダイトロン株式会社
外観検査装置
25日前
アズビル株式会社
熱式流量計
19日前
株式会社トプコン
植物センサ
1日前
株式会社クボタ
作業車両
4日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
5日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
5日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
5日前
シャープ株式会社
収納装置
19日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
19日前
TDK株式会社
磁気センサ
25日前
豊田合成株式会社
表示装置
18日前
株式会社ミトミ技研
圧力測定装置
25日前
トヨタ自動車株式会社
画像検査装置
13日前
株式会社東京久栄
水中移動体用採水器
19日前
横河電機株式会社
光源装置
19日前
株式会社島津製作所
ガスクロマトグラフ
25日前
TDK株式会社
温度センサ
19日前
続きを見る