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公開番号
2024143890
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023056828
出願日
2023-03-31
発明の名称
パウチ
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
81/34 20060101AFI20241004BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 縦長の吊り下げ用でありながら、電子レンジで加熱調理することに適したパウチを提供する。
【解決手段】 蒸気抜き機構を有するパウチであり、上縁と下縁と、上縁と下縁の間に延びる第1側縁と、第2側縁と、上縁に沿って形成された上部シール部と、第1側縁に沿って形成された第1側部シール部と、第2側縁に沿って形成された第2側部シール部と、を含み、上縁と下縁の距離が、第1側縁と第2側縁の距離より大きく、蒸気抜き機構が、上部シール部の下方に連接され、上部シール部との間に収容部から隔離された第1未シール部を形成する隔離シール部と、第1未シール部と上部シール部に接しており2枚の積層体を貫通する貫通孔と、を備え、上縁と下縁を結ぶ方向を第1方向、第1方向と直交する方向を第2方向としたとき、第1方向の熱間シール強度の第2方向の熱間シール強度に対する比率が1未満である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外面側から内面側へ順に、第1基材層及びシーラント層を少なくとも備える積層体から構成されるパウチであって、
蒸気抜き機構を有するパウチであって、
前記パウチは、上縁と、前記上縁に対向する下縁と、前記上縁と前記下縁の間に延びる第1側縁と、第2側縁と、
前記上縁に沿って形成された上部シール部と、前記第1側縁に沿って形成された第1側部シール部と、前記第2側縁に沿って形成された第2側部シール部と、を含み、
前記パウチは、前記上縁と前記下縁の距離が、前記第1側縁と前記第2側縁の距離より大きく、
前記蒸気抜き機構が、前記上部シール部の下方に連接され、前記上部シール部との間に収容部から隔離された第1未シール部を形成する隔離シール部と、前記第1未シール部と前記上部シール部に接しており2枚の前記積層体を貫通する貫通孔と、を備え、
前記上縁と前記下縁を結ぶ方向を第1方向、前記第1方向と直交する方向を第2方向としたとき、前記第1方向の熱間シール強度の前記第2方向の熱間シール強度に対する比率が1未満である、パウチ。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記積層体は、前記第1基材層と前記シーラント層の間にさらに第2基材層を備え、
前記第2基材層に、前記上縁から前記下縁に向かって延びる直線の仮想線に沿って、2本の切込み線からなる切込み対が複数配置され、
前記切込み対は、直線状の第1切込み線と、直線状の第2切込み線と、を備え、
前記第1切込み線と前記第2切込み線が、前記仮想線に対して傾斜しており、
前記第1切込み線と前記第2切込み線の間隔が、前記上縁から前記下縁に向かって広がるように設けられており、
前記第1切込み線および前記第2切込み線は、前記仮想線から前記切込み線の延びる方向に向かって、第1縁部と、前記第1縁部に対向する第2縁部と、前記第1縁部および前記第2縁部に連設する中間部と、に区分され、
前記第1縁部および前記第2縁部における切込みは、前記第2基材層を貫通せず、前記中間部における切込みは、貫通している、請求項1に記載のパウチ。
【請求項3】
前記貫通孔は吊り下げ具における支持用の棒である支持部を通す孔である、請求項1に記載のパウチ。
【請求項4】
前記第2方向の熱間シール強度が11N/15mm以上である、請求項1に記載のパウチ。
【請求項5】
前記シーラント層は、プロピレン・エチレンブロック共重合体と、ポリエチレンと、を含む、請求項1に記載のパウチ。
【請求項6】
前記第1側部シール部と前記第2側部シール部の間における上縁に第2未シール部がある、請求項1に記載のパウチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吊り下げが可能なパウチに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、パウチの上部に孔を形成しておき、フックなどの吊り下げ具を孔に通すことにより、パウチを吊り下げて陳列することが行われている(特許文献1参照)。また、吊り下げのための孔を、電子レンジで加熱されることによって生じる蒸気を逃がすための経路としても利用することが提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-11990号公報
特許第3851635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、吊り下げ用のパウチは、上部に吊り下げ用の機構を有している。そのため、吊り下げ用のパウチを電子レンジで加熱調理可能とするためには、上部に蒸気抜け機構を設けると加工がし易いと考えられる。しかし、上部に蒸気抜け機構を設けた場合でも、パウチの形状を縦長にすると、収容部の中心から近い側部シール部が先に剥離し、蒸気が横から漏れてしまうという問題がある。
【0005】
そこで、本開示は、縦長の吊り下げ用でありながら、電子レンジで加熱調理することに適したパウチを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本開示は、
外面側から内面側へ順に、第1基材層及びシーラント層を少なくとも備える積層体から構成されるパウチであって、
蒸気抜き機構を有するパウチであって、
前記パウチは、上縁と、前記上縁に対向する下縁と、前記上縁と前記下縁の間に延びる第1側縁と、第2側縁と、
前記上縁に沿って形成された上部シール部と、前記第1側縁に沿って形成された第1側部シール部と、前記第2側縁に沿って形成された第2側部シール部と、を含み、
前記パウチは、前記上縁と前記下縁の距離が、前記第1側縁と前記第2側縁の距離より大きく、
前記蒸気抜き機構が、前記上部シール部の下方に連接され、前記上部シール部との間に収容部から隔離された第1未シール部を形成する隔離シール部と、前記第1未シール部と前記上部シール部に接しており2枚の前記積層体を貫通する貫通孔と、を備え、
前記上縁と前記下縁を結ぶ方向を第1方向、前記第1方向と直交する方向を第2方向としたとき、前記第1方向の熱間シール強度の前記第2方向の熱間シール強度に対する比率が1未満である、パウチを提供する。
【0007】
また、本開示のパウチにおいて、
前記積層体は、前記第1基材層と前記シーラント層の間にさらに第2基材層を備え、
前記第2基材層に、前記上縁から前記下縁に向かって延びる直線の仮想線に沿って、2本の切込み線からなる切込み対が複数配置され、
前記切込み対は、直線状の第1切込み線と、直線状の第2切込み線と、を備え、
前記第1切込み線と前記第2切込み線が、前記仮想線に対して傾斜しており、
前記第1切込み線と前記第2切込み線の間隔が、前記上縁から前記下縁に向かって広がるように設けられており、
前記第1切込み線および前記第2切込み線は、前記仮想線から前記切込み線の延びる方向に向かって、第1縁部と、前記第1縁部に対向する第2縁部と、前記第1縁部および前記第2縁部に連設する中間部と、に区分され、
前記第1縁部および前記第2縁部における切込みは、前記第2基材層を貫通せず、前記中間部における切込みは、貫通していてもよい。
【0008】
また、本開示のパウチは、前記貫通孔は吊り下げ具における支持用の棒である支持部を通す孔であってもよい。
【0009】
また、本開示のパウチは、前記第2方向の熱間シール強度が11N/15mm以上であってもよい。
【0010】
また、本開示のパウチにおいて、前記シーラント層は、プロピレン・エチレンブロック共重合体と、ポリエチレンと、を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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