TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024143565
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056311
出願日2023-03-30
発明の名称画像形成システム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ネクスト
主分類H02M 3/00 20060101AFI20241003BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】メイン基板上のDC-DCコンバータが故障した場合に、メイン基板を交換せずに画像形成装置に電圧供給が可能となる技術を提供する。
【解決手段】サブ基板200は、直流電圧をASIC105の駆動電圧である第2直流電圧に変換するためのサブDC-DCコンバータを有し、メイン基板100とサブ基板200とが接続されていないときには、メインDC-DCコンバータ113は、第1直流電圧をASIC105に出力し、メイン基板100とサブ基板200とが接続されているときには、AC-DCコンバータ112Aは、サブDC-DCコンバータ213に対して、直流電圧を、メインコネクタ100Aと、サブコネクタ200Aとを経由してサブDC-DCコンバータ213に出力し、サブDC-DCコンバータ213は、第2直流電圧を、サブコネクタ200Aと、メインコネクタ100Aとを経由してASIC105に出力する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成装置とサブ基板とからなる画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
商用電源からの交流電圧を直流電圧に変換するAC-DCコンバータと、
画像形成するための回路素子と、前記直流電圧を前記回路素子の駆動電圧である第1直流電圧に変換するためのメインDC-DCコンバータと、メインコネクタと、を有するメイン基板と、
を備え、
前記サブ基板は、
前記直流電圧を前記回路素子の駆動電圧である第2直流電圧に変換するためのサブDC-DCコンバータと、前記メイン基板と前記メインコネクタを介して接続可能なサブコネクタと、
を備え、
(1)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されていないときには、
前記メインDC-DCコンバータは、前記第1直流電圧を前記回路素子に出力し、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、
前記AC-DCコンバータは、前記直流電圧を、前記メインコネクタと、前記サブコネクタとを経由して前記サブDC-DCコンバータに出力し、
前記サブDC-DCコンバータは、前記第2直流電圧を、前記サブコネクタと、前記メインコネクタとを経由して前記回路素子に出力する、
ことを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記メイン基板は、さらに、
前記AC-DCコンバータからの前記直流電圧を前記メインDC-DCコンバータに出力するか否かを切り替える第1切替素子を有し、
前記第1切替素子は、
(1)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されていないときには、前記直流電圧を前記メインDC-DCコンバータに出力し、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、
前記直流電圧を前記メインDC-DCコンバータに出力しない、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記メイン基板は、
前記AC-DCコンバータから前記第1切替素子に至る経路の途中から分岐し、前記メインコネクタに至る入力経路を有し、
前記AC-DCコンバータは、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、
前記入力経路と、前記メインコネクタと、前記サブコネクタとを経由して、前記直流電圧を前記サブDC-DCコンバータに出力する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記第1切替素子は、
第1ゲート端子と、第1ソース端子と、第1ドレイン端子とを有する第1電界効果トランジスタであり、
前記第1ソース端子に前記直流電圧が入力され、前記第1ドレイン端子が前記メインDC-DCコンバータの入力側と接続され、
前記メイン基板は、さらに、
前記第1ゲート端子と前記メインコネクタとを接続する第1ゲート配線を有する第1配線回路であって、
(1)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されていないときには、前記第1ゲート配線を介して前記第1ゲート端子に前記第1電界効果トランジスタがオンとなる前記直流電圧に基づく電圧を入力し、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、前記第1ゲート配線を介して前記第1ゲート端子に前記第1電界効果トランジスタがオフとなる前記直流電圧に基づく電圧を入力する第1配線回路、
を有し、
前記第1切替素子は、
(1)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されていないときには、前記第1ソース端子と前記第1ドレイン端子間を導通させ、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、前記第1ソース端子と前記第1ドレイン端子間を遮断する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記第1切替素子は、
前記第1切替素子の出力側から入力側に対して電流が逆流しない逆流防止機能を有する、
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記メイン基板は、さらに、
前記AC-DCコンバータから前記メインコネクタに至る第1入力経路と、
前記メインコネクタから前記メインDC-DCコンバータに至る第1出力経路と、
を有し、
前記メインコネクタは、
前記第1入力経路と接続される第1端子と、前記第1出力経路と接続される第2端子と、を有し、
(1)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されていないときには、前記メインコネクタに前記第1端子と前記第2端子とを接続する第1ケーブルが取り付けられて、
前記AC-DCコンバータは、前記第1入力経路と、前記第1端子と、前記第1ケーブルと、前記第2端子と、前記第1出力経路とを経由して、前記直流電圧を前記メインDC-DCコンバータに出力し、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、前記メインコネクタに前記第1ケーブルは取り付けられず、前記第1端子と前記第2端子との間はオープン状態である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記メイン基板は、さらに、
前記メインDC-DCコンバータからの前記第1直流電圧を前記回路素子に出力するか否かを切り替える第2切替素子を有し、
前記第2切替素子は、
(1)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されていないときには、前記第1直流電圧を前記回路素子に出力し、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、前記第1直流電圧を前記回路素子に出力しない、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記メイン基板は、
前記第2切替素子から前記回路素子に至る経路の途中の合流箇所に、前記メインコネクタから至る出力経路を有し、
前記サブDC-DCコンバータは、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、前記サブコネクタと、前記メインコネクタと、前記出力経路とを経由して、前記第2直流電圧を前記回路素子に出力する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。
【請求項9】
前記第2切替素子は、
第2ゲート端子と、第2ソース端子と、第2ドレイン端子とを有する第2電界効果トランジスタであり、
前記第2ソース端子が前記メインDC-DCコンバータの出力側と接続され、前記第2ドレイン端子が前記回路素子と接続され、
前記メイン基板は、さらに、
前記第2ゲート端子と前記メインコネクタとを接続する第2ゲート配線を有する第2配線回路であって、
(1)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されていないときには、前記第2ゲート配線を介して前記第2ゲート端子に前記第2電界効果トランジスタがオンとなる前記第1直流電圧に基づく電圧を入力し、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、前記第2ゲート配線を介して前記第2ゲート端子に前記第2電界効果トランジスタがオフとなる前記第1直流電圧に基づく電圧を入力する第2配線回路、
を有し、
前記第2切替素子は、
(1)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されていないときには、前記第2ソース端子と前記第2ドレイン端子間を導通させ、
(2)前記メインコネクタと前記サブコネクタとを介して接続されているときには、前記第2ソース端子と前記第2ドレイン端子間を遮断する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
【請求項10】
前記第2切替素子は、
前記第2切替素子の出力側から入力側に対して電流が逆流しない逆流防止機能を有する、
ことを特徴とする請求項7~9のいずれか1項に記載の画像形成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、DC-DCコンバータを有する画像形成装置とサブ基板とからなる画像形成システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、低圧電源基板と、DC-DCコンバータ及び主制御回路を搭載したメイン基板とを備えた画像形成装置が記載されている。この画像形成装置では、低圧電源基板は、商用電源から供給された交流電圧を24Vの直流電圧に変換し、メイン基板に出力する。メイン基板のDC-DCコンバータは、低圧電源基板からの24Vの直流電圧を3.3Vの直流電圧に変換し、主制御回路に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-118666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の画像形成装置では、DC-DCコンバータが故障した場合、メイン基板単位での交換となるため、メイン基板に接続された多数のハーネスの抜き差しがあるため作業難易度が高く、また副作用的にほかの故障につながる懸念もあるため、交換に対するハードルが高くなっている。
【0005】
本願は、メイン基板上のDC-DCコンバータが故障した場合に、メイン基板を交換せずに画像形成装置に電圧供給が可能となる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願の画像形成システムは、シートに画像を形成する画像形成装置とサブ基板とからなる画像形成システムであって、画像形成装置は、商用電源からの交流電圧を直流電圧に変換するAC-DCコンバータと、画像形成するための回路素子と、直流電圧を回路素子の駆動電圧である第1直流電圧に変換するためのメインDC-DCコンバータと、メインコネクタと、を有するメイン基板と、を備え、サブ基板は、直流電圧を回路素子の駆動電圧である第2直流電圧に変換するためのサブDC-DCコンバータと、メイン基板とメインコネクタを介して接続可能なサブコネクタと、を備え、(1)メインコネクタとサブコネクタとを介して接続されていないときには、メインDC-DCコンバータは、第1直流電圧を回路素子に出力し、(2)メインコネクタとサブコネクタとを介して接続されているときには、AC-DCコンバータは、直流電圧を、メインコネクタと、サブコネクタとを経由してサブDC-DCコンバータに出力し、サブDC-DCコンバータは、第2直流電圧を、サブコネクタと、メインコネクタとを経由して回路素子に出力する、ことを特徴とする。
【0007】
本願の画像形成システムによれば、メイン基板のメインDC-DCコンバータが故障した場合には、メイン基板にサブ基板を、コネクタを介して接続するだけで、サブDC-DCコンバータから回路素子に駆動電圧を出力することが可能となるので、メイン基板を交換せずに回路素子に駆動電圧を出力することが可能となる。
【0008】
また、メイン基板は、さらに、AC-DCコンバータからの直流電圧をメインDC-DCコンバータに出力するか否かを切り替える第1切替素子を有し、第1切替素子は、(1)メインコネクタとサブコネクタとを介して接続されていないときには、直流電圧をメインDC-DCコンバータに出力し、(2)メインコネクタとサブコネクタとを介して接続されているときには、直流電圧をメインDC-DCコンバータに出力しない、ことを特徴とする。
【0009】
これにより、メイン基板にサブ基板を接続していないときには、第1切替素子は、AC-DCコンバータからの直流電圧をメインDC-DCコンバータに出力し、メイン基板にサブ基板を接続したときには、第1切替素子は、AC-DCコンバータからの直流電圧をサブDC-DCコンバータに出力する。つまり、操作者は、メイン基板にサブ基板を接続するか否かを選択するだけで、メインDC-DCコンバータとサブDC-DCコンバータのいずれかが自動的に選択されるので、非常に便利である。
【0010】
また、メイン基板は、AC-DCコンバータから第1切替素子に至る経路の途中から分岐し、メインコネクタに至る入力経路を有し、AC-DCコンバータは、(2)メインコネクタとサブコネクタとを介して接続されているときには、入力経路と、メインコネクタと、サブコネクタとを経由して、直流電圧をサブDC-DCコンバータに出力する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社発明ラボックス
蓄電電池
10日前
株式会社アイシン
回転電機
7日前
個人
配電盤設置方法
5日前
中国電力株式会社
接地線穴カバー
5日前
ローム株式会社
複合電源回路
3日前
株式会社カネカ
独立システム
4日前
新電元工業株式会社
電源装置
4日前
新電元工業株式会社
絶縁電源
4日前
株式会社アイドゥス企画
連結ドラムモータ
3日前
株式会社東光通商
熱電発電装置
3日前
富士電機株式会社
電力変換装置
4日前
未来工業株式会社
配線ボックス
7日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
10日前
株式会社NTTドコモ
中継装置
10日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
7日前
エイブリック株式会社
DC-DCコンバータ
7日前
株式会社NTTドコモ
中継装置
10日前
株式会社村田製作所
電力制御装置
10日前
株式会社アイシン
ステータ
7日前
日本精工株式会社
接続装置
5日前
国立大学法人 長崎大学
発電装置
10日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
5日前
株式会社アイシン
電源装置
4日前
ミツミ電機株式会社
直流電源装置
4日前
本田技研工業株式会社
回転電機
4日前
株式会社豊田自動織機
電流検出回路
4日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
4日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
4日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
4日前
本田技研工業株式会社
蓄電装置
3日前
株式会社デンソー
電力変換装置
3日前
ダイハツ工業株式会社
電線の保持構造
4日前
マレリ株式会社
車両用電源装置
10日前
新電元工業株式会社
余剰電力消費装置
4日前
本田技研工業株式会社
制御装置
10日前
富士電機株式会社
駆動回路及び駆動方法
10日前
続きを見る