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公開番号2024139828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023050738
出願日2023-03-28
発明の名称不正読み出し防止機構、及び無人機
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人ブライタス
主分類G06F 21/86 20130101AFI20241003BHJP(計算;計数)
要約【課題】 無人機に搭載されたコンピュータシステムから、データ、プログラム、回路情報を消去し、抜き取れなくすることにある。
【解決手段】 不正読み出し防止機構は、無人機に設けられている筐体の外部に設けられた電源部と、電源部から筐体の内部の揮発性領域に電力を供給するための電力線と、筐体に設けられた開閉部と、開閉部が開かれると、電力線を物理的に分離して、筐体の内部への電力の供給を遮断するスイッチと、を有する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
無人機に設けられている筐体の外部に設けられた電源部と、
前記電源部から前記筐体の内部の揮発性領域に電力を供給するための電力線と、
前記筐体に設けられた開閉部と、
前記開閉部が開かれると、前記電力線を物理的に分離して、前記筐体の内部への電力の供給を遮断するスイッチと、
を有する不正読み出し防止機構。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記揮発性領域には、回路を構築するための回路情報と、プログラムと、データとが記憶されている、
請求項1に記載の不正読み出し防止機構。
【請求項3】
前記スイッチは、前記回路情報により構築された回路部と、前記プログラムを用いて処置をする処理部と、前記データを記憶する記憶部とに接続される、前記筐体の外部から前記筐体の内部に導入される信号線を物理的に分離する、
請求項2に記載の不正読み出し防止機構。
【請求項4】
前記開閉部に、前記電力線、又は、前記電力線と信号線を導入するための孔を有し、
前記スイッチを構成する第一の接続部は前記開閉部に接続され、前記スイッチを構成する第二の接続部は前記筐体の内部に接続され、
前記開閉部が開かれると、前記第一の接続部と前記第二の接続部とが分離して、前記筐体の内部への電力の供給を遮断する、
請求項2に記載の不正読み出し防止機構。
【請求項5】
前記筐体に、前記電力線、又は、前記電力線と信号線を導入するための孔を有し、
前記開閉部に、第一のスイッチと第二のスイッチを設け、
前記第一のスイッチを構成する第一の接続部は前記開閉部に接続され、前記第一のスイッチを構成する第二の接続部は前記筐体の内部に接続され、
前記第二のスイッチを構成する第三の接続部は前記開閉部に接続され、前記第二のスイッチを構成する第四の接続部は前記筐体の外部に接続され、
前記開閉部が開かれると、前記第一の接続部と前記第二の接続部とが分離するとともに、前記第三の接続部と前記第四の接続部が分離し、前記筐体の内部への電力の供給を遮断する、
請求項2に記載の不正読み出し防止機構。
【請求項6】
筐体を収納する無人機であって、
前記筐体の外部に設けられた電源部と、
前記電源部から前記筐体の内部の揮発性領域に電力を供給するための電力線と、
前記筐体に設けられた開閉部と、
前記開閉部が開かれると、前記電力線を物理的に分離して、前記筐体の内部への電力の供給を遮断するスイッチと、
を有する無人機。
【請求項7】
前記揮発性領域には、回路を構築するための回路情報と、プログラムと、データとが記憶されている、
請求項6に記載の無人機。
【請求項8】
前記スイッチは、前記回路情報により構築された回路部と、前記プログラムを用いて処置をする処理部と、前記データを記憶する記憶部とに接続される、前記筐体の外部から前記筐体の内部に導入される信号線を物理的に分離する、
請求項7に記載の無人機。
【請求項9】
前記開閉部に、前記電力線、又は、前記電力線と信号線を導入するための孔を有し、
前記スイッチを構成する第一の接続部は前記開閉部に接続され、前記スイッチを構成する第二の接続部は前記筐体の内部に接続され、
前記開閉部が開かれると、前記第一の接続部と前記第二の接続部とが分離して、前記筐体の内部への電力の供給を遮断する、
請求項7に記載の無人機。
【請求項10】
前記筐体に、前記電力線、又は、前記電力線と信号線を導入するための孔を有し、
前記開閉部に、第一のスイッチと第二のスイッチを設け、
前記第一のスイッチを構成する第一の接続部は前記開閉部に接続され、前記第一のスイッチを構成する第二の接続部は前記筐体の内部に接続され、
前記第二のスイッチを構成する第三の接続部は前記開閉部に接続され、前記第二のスイッチを構成する第四の接続部は前記筐体の外部に接続され、
前記開閉部が開かれると、前記第一の接続部と前記第二の接続部とが分離するとともに、前記第三の接続部と前記第四の接続部が分離し、前記筐体の内部への電力の供給を遮断する、
請求項7に記載の無人機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、不正読み出しを防止する不正読み出し防止機構、及び無人機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
無人航空機には、例えば、信号処理、画像処理、通信処理などの情報処理を実行するためのコンピュータシステムが搭載されている。ところが、無人航空機が鹵獲された場合、悪意のある者によって、コンピュータシステム内部のデータ、プログラム、回路情報などが盗まれることがある。そこで、データ、プログラム、回路情報などを盗まれないようにする方法が開示されている。
【0003】
関連する技術して特許文献1には、データ、プログラムを暗号化するといった方法が開示されている。また、関連する技術して特許文献2、3には、あらかじめ設定された異常を感知した場合、又は、外部から指令を受けた場合、又は、あらかじめ設定された環境条件を満たした場合において、データ、プログラムを消去する方法が開示されている。さらに、特許文献3には、データ、プログラムを消去するだけなく、無人機に搭載されたコンピュータシステムを爆破により破壊する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5052287号公報
特許第6799900号公報
特表2001-505015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の暗号化では、例えば、電力解析攻撃、リバースエンジニアリングなどのハッキング技術、複製技術などによって、データ、プログラムを抜き取られることがある。さらに、パスワードの解読、漏洩によって、データ、プログラムが抜き取られることがある。
【0006】
また、特許文献2、3に開示の方法では、データ、プログラムを消去する装置、処理に不具合があったり、処理の前、処理の途中で電源を切られたりした場合、データ、プログラムが消去されず残ってしまう。例えば、無人航空機が攻撃を受け墜落した場合、データ、プログラムを消去するための処理が実行される前に電源断となったり、データ、プログラムを消去・破壊するための装置が破壊されたりすると、プログラム、データが抜き取られてしまう。
【0007】
本開示の目的の一例は、無人機に搭載されたコンピュータシステムから、回路情報、プログラム、データを消去し、抜き取れなくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本開示の一側面における不正読み出し防止機構は、
無人機に設けられている筐体の外部に設けられた電源部と、
前記電源部から前記筐体の内部の揮発性領域に電力を供給するための電力線と、
前記筐体に設けられた開閉部と、
前記開閉部が開かれると、前記電力線を物理的に分離して、前記筐体の内部への電力の供給を遮断するスイッチと、
を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するため、本開示の一側面における無人機は、
筐体を収納する無人機であって、
前記筐体の外部に設けられた電源部と、
前記電源部から前記筐体の内部の揮発性領域に電力を供給するための電力線と、
前記筐体に設けられた開閉部と、
前記開閉部が開かれると、前記電力線を物理的に分離して、前記筐体の内部への電力の供給を遮断するスイッチと、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
以上のように本開示によれば、無人機に搭載されたコンピュータシステムから、回路情報、プログラム、データを消去し、抜き取れなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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