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公開番号2024139223
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050070
出願日2023-03-27
発明の名称判定装置と方法とプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G01S 13/66 20060101AFI20241002BHJP(測定;試験)
要約【課題】指定された領域への飛行体の侵入の有無の予測・判定を、自動かつ所望の精度で行うことを可能とする。
【解決手段】センシングした飛行体と予め指定された領域の位置の関係の時系列変化を取得し、前記飛行体と前記領域の位置の関係の前記時系列変化に加えて、前記領域の周辺の天候情報、周辺国家のカレンダー情報、及び、公開情報のうちの少なくともいずれかに基づき、前記飛行体の前記領域への侵入の有無を予測・判定する手段を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
センシングした飛行体と予め指定された領域の位置の関係の時系列変化を取得し、
前記飛行体と前記領域の位置の関係の前記時系列変化に加えて、前記領域の周辺の天候情報、周辺国家のカレンダー情報、及び、公開情報のうちの少なくともいずれかに基づき、前記飛行体の前記領域への侵入の有無を予測・判定する手段を備えた判定装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記飛行体の前記領域への侵入及び/又は退去に関する情報と、前記飛行体に関する情報と、前記天候情報と、前記周辺国家のカレンダー情報、及び、前記公開情報の少なくともいずれかに基づき、前記飛行体の敵味方判別を行う手段をさらに備えた請求項1記載の判定装置。
【請求項3】
前記領域への侵入の有無を予測・判定する手段は、
前記飛行体の前記領域外から前記領域内への侵入、及び/又は、前記領域内から前記領域外への退去を判定し、
前記侵入及び/又は前記退去の時刻を算出する、請求項1又は2記載の判定装置。
【請求項4】
センシングした飛行体と予め指定された領域の位置の関係の時系列変化を取得し、
前記飛行体と前記領域の位置の関係の前記時系列変化に加えて、前記領域の周辺の天候情報、周辺国家のカレンダー情報、及び、公開情報のうちの少なくともいずれかに基づき、前記飛行体の前記領域への侵入の有無を予測・判定する、判定方法。
【請求項5】
前記飛行体の前記領域への侵入及び/又は退去に関する情報と、前記飛行体に関する情報と、前記天候情報と、前記周辺国家のカレンダー情報、及び、前記公開情報の少なくともいずれかに基づき、前記飛行体の敵味方判別を行う、請求項4記載の判定方法。
【請求項6】
前記飛行体の前記領域外から前記領域内への侵入、及び/又は、前記領域内から前記領域外への退去を判定し、
前記侵入及び/又は前記退去の時刻を算出する、請求項4又は5記載の判定方法。
【請求項7】
センシングした飛行体と予め指定された領域の位置の関係の時系列変化を取得する処理と、
前記飛行体と前記領域の位置の関係の前記時系列変化に加えて、前記領域の周辺の天候情報、周辺国家のカレンダー情報、及び、公開情報のうちの少なくともいずれかに基づき、前記飛行体の前記領域への侵入の有無を予測・判定する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項8】
前記飛行体の前記領域への侵入及び/又は退去に関する情報と、前記飛行体に関する情報と、前記天候情報と、前記周辺国家のカレンダー情報、及び、前記公開情報の少なくともいずれかに基づき、前記飛行体の敵味方判別を行う処理を前記コンピュータに実行させる請求項7記載のプログラム。
【請求項9】
前記飛行体の前記領域外から前記領域内への侵入、及び/又は、前記領域内から前記領域外への退去を判定し、
前記侵入及び/又は前記退去の時刻を算出する処理を前記コンピュータに実行させる請求項7記載のプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、指定された領域への移動物体の侵入の有無を予測する判定装置と方法とプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
飛行体の領空・領土への侵犯判定は、レーダーサイト等で飛行体からの反射波を基に飛行体の位置情報を算出し、地図上の領域線と比較することで人手(例えば警戒管制員等)により行われている。航空自衛隊の全国28か所のレーダーサイトでは警戒管制員がレーダースコープ画面を見て領空に無断で侵入してくる航空機がないか警戒監視し、領空を侵犯する可能性がある航空機(彼我不明機)を確認した場合、必要に応じて対領空侵犯措置(自衛隊法第84条第1項)がとられる。対領空侵犯措置を有効に実施するため、防空識別圏(Air Defense Identification Zone, ADIZ)を設定し、わが国周辺を飛行している航空機の識別を実施している。なお、わが国のADIZは、周辺を飛行している航空機がどこの国籍なのか、領空侵犯のおそれがあるかといった識別などを行うための空域であり、緊急発進(スクランブル)を実施するかどうかを判断するためのものである。例えば国籍不明の戦闘機などがADIZを経て領空に向かってくるような場合には、「領空侵犯のおそれがある」として、対領空侵犯措置(戦闘機が緊急発進)がとられるが、ADIZを単に通過するだけの航空機は、通常、緊急発進の対象にはならない。
【0003】
敵味方識別(Identification Friend or Foe, IFF)では、誰何する側の機器であるIFFインテロゲータが1,030MHz帯の電波で質問用の信号を送信し、これを受信した航空機搭載のIFFトランスポンダが1,090MHz帯の電波で応答信号を返す。航空機識別のためにIFFトランスポンダに設定する数値をATC(Air traffic control:航空交通管制)コードあるいはスクォーク(Squawk)といい、8進法4桁の12ビットで表現される。敵味方識別は、IFFを使用する双方の当事者が事前に定めた識別番号を使う。
【0004】
航空機のIFFトランスポンダによる応答では、当該航空機が味方であることは判別できるが、敵であるかは不明である。また、IFFトランスポンダが想定外の機器動作(スイッチオフ、故障、あるいは電波伝搬等による信号変形等)の場合、例え味方であってもその判別は不可能である。
【0005】
なお、特許文献1には、敵味方判定として、航空機の飛行が禁止されている飛行禁止空域、味方の航空機が飛行を許可されている安全空域を学習させたニューラルネットワークを持つしきい値判定手段と、前記しきい値判定手段の出力である特徴量と、目標の敵味方の別との関係を学習させたニューラルネットワークにより、目標の敵味方の別を目標情報の判定結果を求める特徴量判定手段と、前記2つのニューラルネットワークを学習させる学習手段とを備えた装置が開示されている。
【0006】
特許文献2には、画像処理により敵味方を確実に判定するための装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平07-318645号公報
特開平06-203162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
多種多様な航空脅威が増大している現状において、飛行体の領空侵犯判定や敵味方判別を行う人員(例えば航空自衛隊の警戒管制員)を確保することは課題である。
【0009】
本発明の目的は、指定された領域への飛行体の侵入の有無の予測・判定を、自動かつ所望の精度で行うことを可能とする装置、方法、プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一つの形態によれば、センシングした飛行体と予め指定された領域の位置の関係の時系列変化を取得し、前記飛行体と前記領域の位置の関係の前記時系列変化に加えて、前記領域の周辺の天候情報、周辺国家のカレンダー情報、及び、公開情報のうちの少なくともいずれかに基づき、前記飛行体の前記領域への侵入の有無を予測・判定する手段を備えた判定装置が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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