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公開番号
2024139408
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023050327
出願日
2023-03-27
発明の名称
圧縮気体供給システム
出願人
コベルコ・コンプレッサ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F03B
17/06 20060101AFI20241002BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約
【課題】エネルギー効率が改善された圧縮気体供給システムを提供する。
【解決手段】圧縮気体供給システム1が、圧縮気体及び液体を貯留可能な第1及び第2リザーバタンク10A,10Bと、圧縮気体を生成する圧縮機11と、圧縮機11から吐出された圧縮気体を第1及び第2リザーバタンク10A,10Bに供給する供給側ライン12と、第1及び第2リザーバタンク10A,10Bから需要家2に圧縮気体を供給する需要側ライン13と、第1及び第2リザーバタンク10A,10Bの下部同士を接続し、第1及び第2リザーバタンク10A,10Bとの間で液体を通流させる接続ライン25と、接続ライン25上に設けられ、接続ライン25を通流する液体を動力源として発電する液流式発電機31とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮気体及び液体を貯留可能な第1及び第2リザーバタンクと、
前記圧縮気体を生成する圧縮機と、
前記圧縮機を前記第1及び第2リザーバタンクに接続する供給側ラインと、
前記供給側ラインに設けられ、前記圧縮機で吐出された前記圧縮気体を前記第1リザーバタンクに供給する第1連通状態と、前記圧縮機で吐出された前記圧縮気体を前記第2リザーバタンクに供給する第2連通状態とを切り換える供給切換機構と、
前記第1及び第2リザーバタンクを需要家に接続する需要側ラインと、
前記需要側ラインに設けられ、前記第1連通状態における当該需要側ラインの前記圧縮気体を調圧し、前記第2連通状態における当該需要側ラインの前記圧縮気体を調圧する圧力調整機構と、
前記第1及び第2リザーバタンクの下部同士を接続し、前記第1及び第2リザーバタンク間で前記液体を通流させる接続ラインと、
前記接続ラインに設けられ、前記液体の流れを動力源として発電する液流式発電機と、
を備える、圧縮気体供給システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記需要側ラインが、前記第1リザーバタンクに接続される第1需要側分岐ラインと、前記第2リザーバタンクに接続される第2需要側分岐ラインと、前記第1及び前記第2需要側分岐ラインを合流させる需要側主ラインと、を含み、
前記圧力調整機構が、前記第1需要側分岐ラインに設けられた第1圧力調整弁と、前記第2需要側分岐ラインに設けられた第2圧力調整弁と、を含む、
請求項1に記載の圧縮気体供給システム。
【請求項3】
前記第1及び第2圧力調整弁が、一次圧力を調整する一次圧力調整弁である、
請求項2に記載の圧縮気体供給システム。
【請求項4】
前記第1及び第2圧力調整弁が、二次圧力を調整する減圧弁である、
請求項2に記載の圧縮気体供給システム。
【請求項5】
前記需要側主ラインを通流する圧縮気体の圧力を検出する需要側圧力センサと、前記液流式発電機を制御する発電機用制御器と、を更に備え、
前記発電機用制御器は、前記需要側圧力センサの検出結果に基づいて前記液流式発電機を容量制御する、
請求項4に記載の圧縮気体供給システム。
【請求項6】
前記供給側ラインを通流する圧縮気体の圧力を検出する供給側圧力センサと、前記圧縮機を制御する圧縮機用制御器と、を更に備え、
前記圧縮機用制御器は、前記供給側圧力センサの検出結果に基づいて前記圧縮機を容量制御する、
請求項1から5のいずれか1項に記載の圧縮気体供給システム。
【請求項7】
前記供給側ラインが、前記圧縮機に接続される供給側主ラインと、前記供給側主ラインから分岐して前記第1リザーバタンクに接続される第1供給側分岐ラインと、前記第2リザーバタンクに接続される第2供給側分岐ラインと、を含み、
前記供給切換機構が、前記第1供給側分岐ラインを開閉する第1開閉弁と、前記第2供給側分岐ラインを開閉する第2開閉弁と、を含む、
請求項1から5のいずれか1項に記載の圧縮気体供給システム。
【請求項8】
前記第1リザーバタンク内に貯留される前記液体の液位を測定する第1液位センサと、前記第2リザーバタンク内に貯留される前記液体の液位を測定する第2液位センサと、前記供給切換機構を制御する制御器と、を更に備え、
前記制御器が、前記第1及び第2液位センサの検出結果に基づいて前記第1連通状態と前記第2連通状態とを切り換えるように前記供給切換機構を作動させる、
請求項1から5のいずれか1項に記載の圧縮気体供給システム。
【請求項9】
前記第1リザーバタンク、前記接続ライン、又は前記第2リザーバタンクへの前記液体の補充可否を切り換える補充弁と、前記第1リザーバタンク、前記接続ライン、又は前記第2リザーバタンクからの前記液体の排出可否を切り換える排出弁と、を更に備え、
前記制御器が、前記第1及び第2液位センサの検出結果に基づいて前記補充可否又は前記排出可否を切り換えるように前記補充弁又は前記排出弁を作動させる、
請求項8に記載の圧縮気体供給システム。
【請求項10】
前記供給側ラインの下流端部は、前記第1及び第2リザーバタンクの少なくとも一方の内部に延設される、
請求項1から5のいずれか1項に記載の圧縮気体供給システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮気体供給システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、圧縮気体が供給される一対のタンクと、一対のタンク間で発生する水流によって発電する発電機とを備えるシステムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-100181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一対のタンクは大気開放されており、タンクに供給された圧縮空気は大気に放出される。上記のシステムには、エネルギー効率について改善の余地がある。
【0005】
本発明は、エネルギー効率が改善された圧縮気体供給システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、圧縮気体及び液体を貯留可能な第1及び第2リザーバタンクと、前記圧縮気体を生成する圧縮機と、前記圧縮機を前記第1及び第2リザーバタンクに接続する供給側ラインと、前記供給側ラインに設けられ、前記圧縮機で吐出された前記圧縮気体を前記第1リザーバタンクに供給する第1連通状態と、前記圧縮機で吐出された前記圧縮気体を前記第2リザーバタンクに供給する第2連通状態とを切り換える供給切換機構と、前記第1及び第2リザーバタンクを需要家に接続する需要側ラインと、前記需要側ラインに設けられ、前記第1連通状態における当該需要側ラインの前記圧縮気体を調圧し、前記第2連通状態における当該需要側ラインの前記圧縮気体を調圧する圧力調整機構と、前記第1及び第2リザーバタンクの下部同士を接続し、前記第1及び第2リザーバタンク間で前記液体を通流させる接続ラインと、前記接続ラインに設けられ、前記液体の流れを動力源として発電する液流式発電機と、を備える、圧縮気体供給システムを提供する。
【0007】
上記構成によれば、圧縮機で生成された圧縮気体が、第1又は第2リザーバタンクを介して需要家に供給される。第1連通状態では、第1リザーバタンクの内圧が圧縮機の吐出圧と同等となる。圧縮気体は、需要側ラインに設けられた圧力調整機構によって調圧される。需要側ラインは、第1及び第2リザーバタンクを需要家と接続しているため、圧縮気体は、第2リザーバタンクからも供給可能に構成される。第1及び第2リザーバタンクは液体を貯留し、液体は、接続ラインを介して第1及び第2リザーバタンク間を往来できる。第1連通状態では、第1リザーバタンクの内圧と、第2リザーバタンクの内圧との差圧に基づいて、第1リザーバタンク内の液体は、第2リザーバタンクに移動する。液流式発電機はこの液流を動力源として発電できる。第2連通状態では、これと逆になる。圧縮機で生成された吐出圧の圧縮気体が第2リザーバタンクに供給され、第2リザーバタンク内の液体が第1リザーバタンクに移動する。
【0008】
このようなシステム動作において、圧縮気体は大気開放される代わりに、液体を両リザーバタンク間で移動させるために利用される。そしてその液体の運動エネルギーが電気エネルギーとして回収される。したがって、エネルギー効率が向上する。また、需要家の気体使用量が減った場合でも、圧縮機のフルロード運転を継続し、余剰の圧縮気体から電気エネルギーを得ることができる。アンロード運転で発生し得るエネルギー損失(例えば、吸気絞りで発生するメカニカルロス)を抑えることができる。この点からも、エネルギー効率が高い。
【0009】
前記需要側ラインが、前記第1リザーバタンクに接続される第1需要側分岐ラインと、前記第2リザーバタンクに接続される第2需要側分岐ラインと、前記第1及び前記第2需要側分岐ラインを合流させる需要側主ラインと、を含み、前記圧力調整機構が、前記第1需要側分岐ラインに設けられた第1圧力調整弁と、前記第2需要側分岐ラインに設けられた第2圧力調整弁とを、含んでもよい。
【0010】
上記構成によれば、第1連通状態および第2連通状態について、圧縮機と連通状態とされて吐出圧の圧縮気体が供給される側のリザーバタンクと供給されない側のリザーバタンクとの圧力差の設定が容易になる。
(【0011】以降は省略されています)
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