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公開番号2024166996
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023083491
出願日2023-05-19
発明の名称水上風力発電制御システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F03D 5/06 20060101AFI20241122BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】接近する浮体のカイトのテザーが絡まることを防止することができる水上風力発電制御システムを得る。
【解決手段】水上風力発電制御システム100は、テザー24を介して浮体16に接続されたカイト26を用いて風力発電を行う複数の発電ユニット10と、複数の発電ユニット10の各々に設けられ、発電ユニット10の浮体16及びカイト26の位置情報を取得する位置情報取得部と、複数の発電ユニット10の各々に設けられ、複数の発電ユニット10が相互に位置情報を送受信可能な通信部と、複数の発電ユニット10の各々の位置情報に基づいて導出される複数の発電ユニット10間の距離dが、所定距離を保持するように浮体16の挙動を制御する制御部30と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
テザーを介して浮体に接続されたカイトを用いて風力発電を行う複数の発電ユニットと、
前記複数の発電ユニットの各々に設けられ、当該発電ユニットの前記浮体及び前記カイトの位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記複数の発電ユニットの各々に設けられ、前記複数の発電ユニットが相互に前記位置情報を送受信可能な通信部と、
前記複数の発電ユニットの各々の前記位置情報に基づいて導出される前記複数の発電ユニット間の距離が、所定距離を保持するように前記浮体の挙動を制御する制御部と、
を備える水上風力発電制御システム。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記複数の発電ユニットの各々に設けられる請求項1に記載の水上風力発電制御システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記浮体の進行方向及び前記浮体の進行速度の少なくとも一方を制御する請求項1に記載の水上風力発電制御システム。
【請求項4】
前記制御部は、風速及び波高の少なくとも一方に応じて前記所定距離を変更する請求項1に記載の水上風力発電制御システム。
【請求項5】
前記制御部は、風速に応じて前記カイトの高度を制御する請求項1に記載の水上風力発電制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水上風力発電制御システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、風向の変化に伴い、風向きの後流側の風車への影響となるウェイクロスを低減するように、風車を備える各船体の配列を最適な配置に変更する水上発電システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2022/044250号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、カイトを備える複数の船体を使用した水上風力発電システムにおいては、接近する浮体のカイトのテザーが絡まってしまい、カイトを使用した風力発電ができなくなる虞がある。上記特許文献1の水上発電システムにおいては、風車を利用した風力発電電が行われており、カイトを使用した風力発電には対応していないため、上記のようなテザーが絡まる問題は生じない。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、接近する浮体のカイトのテザーが絡まることを防止することができる水上風力発電制御システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の本発明に係る水上風力発電制御システムは、テザーを介して浮体に接続されたカイトを用いて風力発電を行う複数の発電ユニットと、前記複数の発電ユニットの各々に設けられ、当該発電ユニットの前記浮体及び前記カイトの位置情報を取得する位置情報取得部と、前記複数の発電ユニットの各々に設けられ、前記複数の発電ユニットが相互に前記位置情報を送受信可能な通信部と、前記複数の発電ユニットの各々の前記位置情報に基づいて導出される前記複数の発電ユニット間の距離が、所定距離を保持するように前記浮体の挙動を制御する制御部と、を備える。
【0007】
請求項1に記載の本発明に係る水上風力発電制御システムでは、複数の発電ユニットの各々が、浮体及びカイトの位置情報を取得する位置情報取得部と、複数の発電ユニットが取得した位置情報を相互に送受信可能な通信部とを備えている。そのため、各発電ユニットにおいて、自身以外の発電ユニットの位置情報を把握することができる。また、制御部が、位置情報に基づいて導出される複数の発電ユニット間の距離が、所定距離を保持するように浮体の挙動を制御している。そのため、隣接する浮体及びカイトとの距離が所定距離に保持されるので、接近する浮体のカイトのテザーが絡まることを防止することができる。
【0008】
請求項2に記載の本発明に係る水上風力発電制御システムは、請求項1に記載の構成において、前記制御部は、前記複数の発電ユニットの各々に設けられる。
【0009】
請求項2に記載の本発明に係る水上風力発電制御システムでは、制御部が複数の発電ユニットの各々に設けられているので、各発電ユニットにおいて、各々自身の浮体の挙動を制御することができる。
【0010】
請求項3に記載の本発明に係る水上風力発電制御システムは、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記制御部は、前記浮体の進行方向及び前記浮体の進行速度の少なくとも一方を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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