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公開番号2024139231
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050080
出願日2023-03-27
発明の名称羽口冷却装置及び羽口冷却方法
出願人日本製鉄株式会社
代理人個人
主分類C21B 7/16 20060101AFI20241002BHJP(鉄冶金)
要約【課題】熱風を送る羽口の冷却を行う羽口冷却装置及び羽口冷却方法において、第1流路の止水作業の際に、第2流路が断水するリスクを低減できる仕組みを提供する。
【解決手段】羽口30の先端部31(第1の部分)に冷却水を流すための第1流路101に対して第1の冷却水171-1を供給する供給ヘッダー管210と、第1流路101において羽口30の先端部31を冷却した第1の冷却水171-1を第1の排水171-2として受け入れるとともに、羽口30の胴体部32(第2の部分)に冷却水を流すための第2流路102に対して第2の冷却水172-1を供給する中間ヘッダー管120と、第2流路102において羽口30の胴体部32を冷却した第2の冷却水172-1を第2の排水172-2として受け入れる排水ヘッダー管130を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
熱風を送る羽口の冷却を行う羽口冷却装置であって、
前記羽口の第1の部分に冷却水を流すための第1流路に対して第1の冷却水を供給する第1のヘッダー管と、
前記第1流路において前記第1の部分を冷却した前記第1の冷却水を第1の排水として受け入れるとともに、前記羽口の前記第1の部分とは異なる第2の部分に冷却水を流すための第2流路に対して第2の冷却水を供給する第2のヘッダー管と、
前記第2流路において前記第2の部分を冷却した前記第2の冷却水を第2の排水として受け入れる第3のヘッダー管と、
を備えることを特徴とする羽口冷却装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
当該羽口冷却装置は、複数の前記羽口の冷却を行うものであり、
前記第1のヘッダー管は、前記複数の羽口の前記第1の部分に冷却水を流すための複数の前記第1流路に対して前記第1の冷却水を供給するものであり、
前記第2のヘッダー管は、前記複数の第1流路において前記第1の部分を冷却した前記第1の冷却水を前記第1の排水として受け入れるとともに、前記複数の羽口の前記第2の部分に冷却水を流すための複数の前記第2流路に対して前記第2の冷却水を供給するものであり、
前記第3のヘッダー管は、前記複数の第2流路において前記第2の部分を冷却した前記第2の冷却水を前記第2の排水として受け入れるものである
ことを特徴とする請求項1に記載の羽口冷却装置。
【請求項3】
前記第2のヘッダー管は、前記複数の第1流路から受け入れた前記第1の排水を前記第2の冷却水として前記複数の第2流路に対して供給することを特徴とする請求項2に記載の羽口冷却装置。
【請求項4】
前記第1の部分は、前記第2の部分よりも、高温の環境下に配置される部分である
ことを特徴とする請求項1に記載の羽口冷却装置。
【請求項5】
前記第1のヘッダー管と前記第2のヘッダー管とを接続し、前記第1流路が止水された場合に前記第1のヘッダー管から前記第2のヘッダー管に前記第1の冷却水を供給するバイパス管を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の羽口冷却装置。
【請求項6】
熱風を送る羽口の冷却を行う羽口冷却方法であって、
第1のヘッダー管が、前記羽口の第1の部分に冷却水を流すための第1流路に対して第1の冷却水を供給する第1のステップと、
第2のヘッダー管が、前記第1流路において前記第1の部分を冷却した前記第1の冷却水を第1の排水として受け入れるとともに、前記羽口の前記第1の部分とは異なる第2の部分に冷却水を流すための第2流路に対して第2の冷却水を供給する第2のステップと、
第3のヘッダー管が、前記第2流路において前記第2の部分を冷却した前記第2の冷却水を第2の排水として受け入れる第3のステップと、
を備えることを特徴とする羽口冷却方法。
【請求項7】
当該羽口冷却方法は、複数の前記羽口の冷却を行うものであり、
前記第1のステップは、前記第1のヘッダー管が、前記複数の羽口の前記第1の部分に冷却水を流すための複数の前記第1流路に対して前記第1の冷却水を供給し、
前記第2のステップは、前記第2のヘッダー管が、前記複数の第1流路において前記第1の部分を冷却した前記第1の冷却水を前記第1の排水として受け入れるとともに、前記複数の羽口の前記第2の部分に冷却水を流すための複数の前記第2流路に対して前記第2の冷却水を供給し、
前記第3のステップは、前記第3のヘッダー管が、前記複数の第2流路において前記第2の部分を冷却した前記第2の冷却水を前記第2の排水として受け入れる
ことを特徴とする請求項6に記載の羽口冷却方法。
【請求項8】
前記第2のステップは、前記第2のヘッダー管が、前記複数の第1流路から受け入れた前記第1の排水を前記第2の冷却水として前記複数の第2流路に対して供給することを特徴とする請求項7に記載の羽口冷却方法。
【請求項9】
前記第1の部分は、前記第2の部分よりも、高温の環境下に配置される部分である
ことを特徴とする請求項6に記載の羽口冷却方法。
【請求項10】
前記第1のヘッダー管と前記第2のヘッダー管とを接続するバイパス管が、前記第1流路が止水された場合に前記第1のヘッダー管から前記第2のヘッダー管に前記第1の冷却水を供給する第4のステップを更に備えることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の羽口冷却方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱風を送る羽口の冷却を行う羽口冷却装置及び羽口冷却方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば高炉に熱風を送る羽口を冷却することが行われている。例えば、特許文献1には、羽口の先端部を冷却するための第1流路と羽口の胴体部を冷却するための第2流路に対して冷却水を流通させて、羽口の冷却を行う技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-152963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、第1流路の止水作業の際に、第2流路が断水するリスクがあった。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、熱風を送る羽口の冷却を行う羽口冷却装置及び羽口冷却方法において、第1流路の止水作業の際に、第2流路が断水するリスクを低減できる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の羽口冷却装置は、熱風を送る羽口の冷却を行う羽口冷却装置であって、前記羽口の第1の部分に冷却水を流すための第1流路に対して第1の冷却水を供給する第1のヘッダー管と、前記第1流路において前記第1の部分を冷却した前記第1の冷却水を第1の排水として受け入れるとともに、前記羽口の前記第1の部分とは異なる第2の部分に冷却水を流すための第2流路に対して第2の冷却水を供給する第2のヘッダー管と、前記第2流路において前記第2の部分を冷却した前記第2の冷却水を第2の排水として受け入れる第3のヘッダー管と、を備える。
【0007】
本発明の羽口冷却方法は、熱風を送る羽口の冷却を行う羽口冷却方法であって、第1のヘッダー管が、前記羽口の第1の部分に冷却水を流すための第1流路に対して第1の冷却水を供給する第1のステップと、第2のヘッダー管が、前記第1流路において前記第1の部分を冷却した前記第1の冷却水を第1の排水として受け入れるとともに、前記羽口の前記第1の部分とは異なる第2の部分に冷却水を流すための第2流路に対して第2の冷却水を供給する第2のステップと、第3のヘッダー管が、前記第2流路において前記第2の部分を冷却した前記第2の冷却水を第2の排水として受け入れる第3のステップと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、熱風を送る羽口の冷却を行う羽口冷却装置及び羽口冷却方法において、第1流路の止水作業の際に、第2流路が断水するリスクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態で用いる羽口の機能を説明するための図である。
比較例に係る羽口冷却装置の概略構成の一例を示す図である。
本発明の第1の実施形態に係る羽口冷却装置の概略構成の一例を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る羽口冷却装置の概略構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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