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公開番号
2024139073
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023049865
出願日
2023-03-27
発明の名称
半導体装置および半導体装置の製造方法
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H01L
29/78 20060101AFI20241002BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】反りを抑制可能な半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態は、導電層と、半導体部と、第1ソース電極と、第2ソース電極と、第1制御電極と、第1制御電極と、を備える。半導体部は、導電層上に設けられる。半導体部は、第1素子領域および第2素子領域を含む。平面視で、前記導電層の第1端部は、前記半導体部の第2端部よりも内側に位置する。前記第1端部からなる外周は、前記第1素子領域の第3端部の少なくとも一部および前記第2素子領域の第4端部の少なくとも一部の両方を囲む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電層と、
前記導電層上に設けられた半導体部と、
前記半導体部上に設けられた第1ソース電極と、
前記半導体部上で、前記第1ソース電極から離れた設けられた第2ソース電極と、
前記半導体部に設けられ、前記第1ソース電極および前記第2ソース電極から電気的に分離された第1制御電極と、
前記半導体部に設けられ、前記第1ソース電極、前記第2ソース電極および前記第1制御電極から電気的に分離された第2制御電極と、
を備え、
前記半導体部は、
前記導電層上に設けられた第1導電形の第1半導体領域と、
前記第1半導体領域上に設けられた第2導電形の第2半導体領域と、
前記第1半導体領域上で、前記第2半導体領域から離れて設けられた第2導電形の第3半導体領域と、
前記第2半導体領域上に設けられた第1導電形の第4半導体領域と、
前記第3半導体領域上に設けられた第1導電形の第5半導体領域と、
を含み、
前記第1ソース電極は、前記第2半導体領域および前記第4半導体領域に電気的に接続され、
前記第2ソース電極は、前記第3半導体領域および前記第5半導体領域に電気的に接続され、
前記第1制御電極は、前記第1半導体領域、前記第2半導体領域および前記第3半導体領域と、第1絶縁膜を介して対向して配置され、
前記第2制御電極は、前記第1半導体領域、前記第4半導体領域および前記第5半導体領域と、第2絶縁膜を介して対向して配置され、
平面視で、
前記導電層の第1端部は、前記半導体部の第2端部よりも内側に位置し、
前記第1端部からなる外周は、前記第2半導体領域を含む第1素子領域の第3端部の少なくとも一部および前記第4半導体領域を含む第2素子領域の第4端部の少なくとも一部の両方を囲む半導体装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
平面視で、前記第1端部は、前記第3端部よりも外側かつ前記第4端部よりも外側に位置する請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
平面視で、前記第3端部は、前記第2半導体領域の端部に一致し、前記第4端部は、前記第4半導体領域の端部に一致する請求項1記載の半導体装置。
【請求項4】
前記導電層は、前記半導体部に対向する上面と、前記上面の反対側に位置する下面とを有する錐台であり、
前記錐台は、前記上面から下面に向かって細くなる請求項1記載の半導体装置。
【請求項5】
第1面と前記第1面の反対側に位置する第2面とを有し、前記第1面上に複数の半導体層が形成された半導体基板を準備する工程と、
前記複数の半導体層のうち、隣り合う2つの半導体層の間に、前記2つの半導体層の間の第1距離に応じて、前記第2面にマスク層を形成する工程と、
前記第2面および前記マスク層に導電層を形成する工程と、
前記マスク層を除去して、前記2つの半導体層の位置に応じた2つの第1導電部(シードメタル)を形成する工程と、
前記2つの第1導電部に2つの第2導電部を形成する工程と、
前記2つの半導体層の間の前記半導体基板をダイシングする工程と、
を有し、
前記第1距離は、前記半導体基板をダイシングするダイシングブレードの設定にもとづいて設定され、
前記マスク層の幅は、前記第1距離にもとづいて設定され、
前記半導体層は、
前記半導体基板上に設けられた第1導電形の第1半導体領域と、
前記第1半導体領域上に設けられた第2導電形の第2半導体領域と、
前記第1半導体領域上で、前記第2半導体領域から離れて設けられた第2導電形の第3半導体領域と、
前記第2半導体領域上に設けられた第1導電形の第4半導体領域と、
前記第3半導体領域上に設けられた第1導電形の第5半導体領域と、
を含む半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記マスク層の幅は、
前記第2半導体領域を含む第1素子領域の端部、および、
前記第4半導体領域を含む第2素子領域の端部の位置にもとづいて設定された請求項5記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
第1面と前記第1面の反対側に位置する第2面とを有し、前記第1面上に複数の半導体層が形成された半導体基板を準備する工程と、
前記第2面に第3導電層を形成する工程と、
前記複数の半導体層のうち、隣り合う2つの半導体層の間に、前記2つの半導体層の間の第1距離に応じて、前記第3導電層に第2マスク層を形成する工程と、
前記第3導電層をエッチングにより分断して、前記2つの半導体層の位置に対応した2つの第3導電層を形成する工程と、
前記マスク層を除去して、前記2つの半導体層の間の前記半導体基板をダイシングする工程と、
を有し、
前記第1距離は、前記半導体基板をダイシングするダイシングブレードの設定にもとづいて設定され、
前記第2マスク層の幅は、前記第1距離にもとづいて設定され、
前記半導体層は、
前記半導体基板上に設けられた第1導電形の第1半導体領域と、
前記第1半導体領域上に設けられた第2導電形の第2半導体領域と、
前記第1半導体領域上で、前記第2半導体領域から離れて設けられた第2導電形の第3半導体領域と、
前記第2半導体領域上に設けられた第1導電形の第4半導体領域と、
前記第3半導体領域上に設けられた第1導電形の第5半導体領域と、
を含む半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記2つの第3導電層を形成する工程は、ウェットエッチング工程を含む請求項7記載の半導体装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
縦型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などの半導体装置においては、オン抵抗を小さくするために、電流経路となる金属層を厚くすることや、半導体基板を薄くすることが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6756062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、半導体装置においては、熱によって半導体装置に反りが発生する場合がある。たとえば、実装基板上に半導体装置をハンダ付けする実装工程において、半導体装置に反りが発生すると、接続不良が発生する恐れがある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、反りを抑制可能な半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係る半導体装置は、導電層と、前記導電層上に設けられた半導体部と、前記半導体部上に設けられた第1ソース電極と、前記半導体部上で、前記第1ソース電極から離れた設けられた第2ソース電極と、前記半導体部に設けられ、前記第1ソース電極および前記第2ソース電極から電気的に分離された第1制御電極と、前記半導体部に設けられ、前記第1ソース電極、前記第2ソース電極および前記第1制御電極から電気的に分離された第2制御電極と、を備える。前記半導体部は、前記導電層上に設けられた第1導電形の第1半導体領域と、前記第1半導体領域上に設けられた第2導電形の第2半導体領域と、前記第1半導体領域上で、前記第2半導体領域から離れて設けられた第2導電形の第3半導体領域と、前記第2半導体領域上に設けられた第1導電形の第4半導体領域と、前記第3半導体領域上に設けられた第1導電形の第5半導体領域と、を含む。前記第1ソース電極は、前記第2半導体領域および前記第4半導体領域に電気的に接続される。前記第2ソース電極は、前記第3半導体領域および前記第5半導体領域に電気的に接続される。前記第1制御電極は、前記第1半導体領域、前記第2半導体領域および前記第3半導体領域と、第1絶縁膜を介して対向して配置される。前記第2制御電極は、前記第1半導体領域、前記第4半導体領域および前記第5半導体領域と、第2絶縁膜を介して対向して配置される。平面視で、前記導電層の第1端部は、前記半導体部の第2端部よりも内側に位置し、前記第1端部からなる外周は、前記第2半導体領域を含む第1素子領域の第3端部の少なくとも一部および前記第4半導体領域を含む第2素子領域の第4端部の少なくとも一部の両方を囲む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態に係る半導体装置を例示する模式的な平面図である。
第1の実施形態に係る半導体装置を例示する模式的な下面図である。
図1のA-A線における模式的な断面図である。
図1のB1-B1線における模式的な断面図である。
図1のB2-B2線における模式的な断面図である。
図1のC-C線における模式的な断面図である。
図1のD-D線における模式的な断面図である。
第1の実施形態の変形例に係る半導体装置を例示する模式的な下面図である。
図8のB3-B3線における模式的な断面図である。
第1の実施形態の他の変形例に係る半導体装置を例示する模式的な下面図である。
図10のB4-B4線における模式的な断面図である。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
図17のE部を拡大して例示する模式的な斜視断面図である。
図8に対応する変形例の場合に、図17のE部に対応する領域を拡大して例示する模式的な斜視断面図である。
第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法を例示する模式的な断面図である。
図26のF部を拡大して例示する模式的な斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
以下の説明および図面において、n
+
、n
-
およびp
+
、pの表記は、各不純物濃度の相対的な高低を表す。すなわち、「+」が付されている表記は、「+」および「-」のいずれも付されていない表記よりも不純物濃度が相対的に高く、「-」が付されている表記は、いずれも付されていない表記よりも不純物濃度が相対的に低いことを示す。これらの表記は、それぞれの領域にp形不純物とn形不純物の両方が含まれている場合には、それらの不純物が補償しあった後の正味の不純物濃度の相対的な高低を表す。なお、キャリア濃度は、実効的な不純物濃度とみなすものとする。
以下で説明する各実施形態について、各半導体領域のp形とn形を反転させて各実施形態を実施してもよい。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置を例示する模式的な平面図である。
図2は、第1の実施形態に係る半導体装置を例示する模式的な底面図である。
図3は、図1のA-A線における模式的な断面図である。
図1~図3に示すように、本実施形態に係る半導体装置100は、半導体部10と、下部電極(導電層)11と、第1ソース電極61と、第2ソース電極62と、第1ゲート電極(第1制御電極)41と、第2ゲート電極(第2制御電極)42と、を備える。第1ソース電極61は、第1ソース電極パッドS1に電気的に接続されている。第2ソース電極62は、第2ソース電極パッドS2に電気的に接続されている。第1ゲート電極41は、第1ゲート電極パッドG1に電気的に接続されている。第2ゲート電極42は、第2ゲート電極パッドG2に接続されている。
【0010】
半導体部10は、下部電極11上に設けられている。第1ソース電極61、第2ソース電極62、第1ゲート電極41および第2ゲート電極42は、半導体部10上に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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