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公開番号2024136823
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048095
出願日2023-03-24
発明の名称立体回路基板装置および車両用のドア開閉装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類H05K 1/14 20060101AFI20240927BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】小型化を図りつつ電子部品等を実装できる領域の面積を大きくできる立体回路基板装置を提供する。
【解決手段】パワーバックドアECU17は、複数の回路基板31,33,34,35を備え複数の回路基板31,33,34,35が互いに接合されることにより立体形状に形成される立体回路基板装置であって、複数の回路基板31,33,34,35には、可撓性を有するフレキ部(第一連結部314および第二連結部315)およびフレキ部よりも剛性が高く前記フレキ部により一体に連結される複数のリジッド部(第一側板部311、第二側板部312、および端板部313)を備えるリジッドフレキシブル回路基板である第一回路基板31が含まれ、フレキ部は所定の曲率半径で湾曲している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の回路基板を備え、前記複数の回路基板が互いに接合されることにより内部に空間を有する略多面体状の立体形状に形成される立体回路基板装置であって、
前記複数の回路基板には、可撓性があるフレキシブル部および前記フレキシブル部を介して繋がっており前記フレキシブル部よりも剛性が高い略平板状の少なくとも2つのリジッド部を含むリジッドフレキシブル回路基板が含まれ、
前記フレキシブル部を介して繋がっている前記2つのリジッド部は前記略多面体形状に含まれる平面部をそれぞれ形成するように互いに異なる向きで配置されており、前記フレキシブル部は所定の曲率半径で湾曲している、
立体回路基板装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の立体回路基板装置において、
前記リジッドフレキシブル回路基板の前記リジッド部は、ハンダにより互いに接合される、
立体回路基板装置。
【請求項3】
請求項1に記載の立体回路基板装置であって、
前記複数の回路基板には前記リジッドフレキシブル回路基板とは別体のリジッド回路基板が含まれ、
前記リジッドフレキシブル回路基板の前記リジッド部と前記リジッド回路基板とはハンダにより互いに接合される、
立体回路基板装置。
【請求項4】
請求項1に記載の立体回路基板装置において、
前記フレキシブル部は、前記2つのリジッド部の互いに略平行な外辺どうしを繋ぐように設けられ、
前記フレキシブル部の幅は、前記外辺の長さよりも小さい、
立体回路基板装置。
【請求項5】
請求項1に記載の立体回路基板装置であって、
前記複数のリジッド部の少なくとも1つには集積回路が実装される、
立体回路基板装置。
【請求項6】
請求項1に記載の立体回路基板装置であって、
前記略多面体形状は略直方体形状である、
立体回路基板装置。
【請求項7】
軸線方向の一方の端部が前記車体と車両ドアの一方に連結される第一筒部材と、
前記第一筒部材に対して前記軸線方向に移動可能に収容され、軸線方向の一方の端部が前記車体と前記車両ドアの他方に連結される第二筒部材と、
駆動力源の駆動力により前記第一筒部材を前記第二筒部材に対して軸線方向に移動させるように構成される駆動機構と、
前記第二筒部材の内部に収容され、前記駆動力源を制御する回路が構築された立体回路基板装置と、を備え、
前記立体回路基板装置は、複数の回路基板を備え、前記複数の回路基板が互いに接合されることにより内部に空間を有する略多面体状の立体形状を備え、
前記複数の回路基板には、可撓性があるフレキシブル部および前記フレキシブル部を介して繋がっており前記フレキシブル部よりも剛性が高い略平板状の2つのリジッド部を含むリジッドフレキシブル回路基板が含まれ、
前記フレキシブル部を介して繋がっている前記2つのリジッド部は前記略多面体形状に含まれる平面部のそれぞれを形成するように互いに異なる向きで配置されており、前記フレキシブル部は所定の曲率半径で湾曲している、
車両用のドア開閉装置。
【請求項8】
請求項7に記載の車両用のドア開閉装置であって、
前記立体回路基板装置は、前記軸線方向に長い略直方体形状を備え、
前記駆動力源に前記軸線方向に隣接して配置される、
車両用のドア開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、立体回路基板装置および車両用のドア開閉装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の平板状の回路基板を備え、これら複数の回路基板が互いに接合されることにより箱状(立体形状)に形成される立体回路基板装置(特許文献1では回路基板組立体と記される)が開示されている。しかしながら、特許文献1に開示される立体回路基板装置においては、複数の回路基板を互いに接合することにより箱状に形成されるため、組み立てに手間を要するという問題がある。また、特許文献1に開示される立体回路基板装置では、回路基板どうしを電気的に接続するためには、これら回路基板と別体のケーブルが必要であるとともに、ケーブルを接続するためのコネクタが各回路基板に実装される必要がある。このため、部品点数および組付け工数が増加する。また、このような構成では、回路基板にコネクタを実装するための領域が必要であるため、立体回路基板装置の小型化を図ることが困難である。
【0003】
特許文献2には、フレキシブル領域とリジッド領域とを備えるリジッドフレキシブル回路基板において、フレキ部が湾曲されることによりリジッド部が積層される立体回路基板装置が開示されている。しかしながら、特許文献2に開示される立体回路基板装置では、立体回路基板装置の形状を保持するために保持部材が別途必要になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-197493号公報
特開2006-253570号公報
【発明の概要】
【0005】
ところで、車両用のドア開閉装置には、軸線方向の一方の端部が車体に連結され、他方の端部が車両ドアの他方に連結され、駆動力源の駆動力によって軸線方向に伸縮することで、車両ドアを開閉するように構成されるものがある。このような車両用のドア開閉装置は略筒状の形状を備えるため内部空間が狭い。このため、車両用のドア開閉装置の内部空間に、駆動力源を制御するための回路が構築された立体回路基板装置を収容するためには、小型で電子部品等を実装できる領域の面積が大きい立体回路基板装置が求められる。
【0006】
(発明が解決しようとする課題)
上記実情に鑑み、本発明の目的の1つは、電子部品等を実装できる領域の面積を大きくしつつ、小型化を図ることまたは大型化の抑制を図ることができる立体回路基板装置、およびこの立体回路基板装置を備える車両用のドア開閉装置を提供することである。
【0007】
(課題を解決するための手段)
前記目的を達成するため、本発明に係る立体回路基板装置は、
複数の回路基板を備え、前記複数の回路基板が互いに接合されることにより内部に空間を有する略多面体状の立体形状に形成される立体回路基板装置であって、
前記複数の回路基板には、可撓性があるフレキシブル部および前記フレキシブル部を介して繋がっており前記フレキシブル部よりも剛性が高い略平板状の少なくとも2つのリジッド部を含むリジッドフレキシブル回路基板が含まれ、
前記フレキシブル部を介して繋がっている前記2つのリジッド部は前記略多面体形状に含まれる平面部のそれぞれを形成するように互いに異なる向きで配置されており、前記フレキシブル部は所定の曲率半径で湾曲している。
【0008】
「可撓性があるフレキシブル部および前記フレキシブル部を介して繋がっており前記フレキシブル部よりも剛性が高い略平板状の少なくとも2つのリジッド部を含むリジッドフレキシブル回路基板が含まれ」るとは、リジッドフレキシブル回路基板は複数の(少なくとも2以上の)リジッド部が含まれ、かつ、複数のリジッド部には「フレキシブル部によって繋がっている2つのリジッド部」が含まれることを意味する。したがって、リジッドフレキシブル回路基板が、「1つのフレキシブル部を介して繋がる2つのリジッド部の組」を1組備えていてもよく、複数組備えていてもよい。また、したがって、「ある所定のリジッド部」が「他の所定のリジッド部」と「ある所定のフレキシブル部」を介して繋がっているとともに、当該「ある所定のリジッド部」が前記「他の所定のリジッド部」とは異なる「さらに他の所定のリジッド部」と「他の所定のフレキシブル部」を介して繋がっていてもよい。
【0009】
本発明によれば、立体回路基板装置を複数の回路基板からなる立体形状とすることにより、小型化を図りつつ(または大型化の抑制を図りつつ)、電子部品等を実装できる面積を大きくすることができる。また、立体回路基板装置を形成する複数の回路基板にリジッドフレキシブル回路基板が含まれ、リジッドフレキシブル回路基板のリジッド部が多面体形状の平面部のそれぞれを形成し、フレキシブル部が所定の曲率半径で湾曲することにより、1つのフレキシブル回路基板により多面体形状の複数の平面部を形成できる。このため、多面体形状の1つの平面部が1つの回路基板により形成される構成に比較して、立体回路基板装置の製造の手間を低減できる。
【0010】
また、本発明によれば、多面体形状の平面部を形成するリジッド部どうしをフレキシブル部に設けられる配線によって電気的に接続できる。このような構成であると、リジッド部どうしの接続のために別体のケーブルが不要であるとともに、リジッド部にケーブルを接続するためのコネクタを実装しなくてもよい。このため、部品点数の削減を図ることができるとともに、電子部品等を実装するスペースを大きくできる(または、電子部品等を実装するスペースを縮小することなく、立体回路基板装置の小型化を図ることができる)。
(【0011】以降は省略されています)

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