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公開番号2024135578
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046345
出願日2023-03-23
発明の名称照射制御システム
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社小松製作所
代理人弁理士法人中部国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20240927BHJP(信号)
要約【課題】複数の移動体の速度低下を抑制することである。
【解決手段】本照明制御システムにおいて、第1移動体と第2移動体との相対位置関係に基づいて、第1移動体と第2移動体との少なくとも一方の照明装置が制御される。例えば、相対位置関係が、2台の移動体の一方が、他方の照明装置の光の影響を近い将来受ける可能性があると推定される関係にある場合に、他方の移動体の照明装置が、能力が低下するように制御されるようにすることができる。それにより、一方の移動体において、他方の移動体の照明装置の光の影響を受け難くすることができ、他方の移動体の照明装置の光の影響に起因する速度低下を抑制することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の移動体のうちの1台である第1移動体と、前記第1移動体とは別の移動体である第2移動体との相対位置関係に基づいて、前記第1移動体と前記第2移動体との少なくとも一方の照明装置を制御する照明制御部を含む照明制御システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記照明制御部が、前記第1移動体の照明装置と前記第2移動体の照明装置とのうち光の到達距離であるヘッドライト到達距離が長い方を、前記ヘッドライト到達距離が短くなるように制御する請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項3】
前記照明制御部が、前記第1移動体と前記第2移動体との相対位置関係が、前記第1移動体と前記第2移動体との間の距離である移動体間距離から、前記第1移動体と前記第2移動体とのうち前記照明装置の光の到達距離であるヘッドライト到達距離が長い方を引いた値である余裕値が0より大きく、かつ、0より大きい設定値より小さい場合に、前記ヘッドライト到達距離が長い方の照明装置を、前記ヘッドライト到達距離が短くなるように制御する請求項1または2に記載の照明制御システム。
【請求項4】
前記照明制御部が、前記第1移動体と前記第2移動体との相対位置関係が、前記第1移動体の照明装置の光の照射領域であるヘッドライト照射領域と、前記第2移動体の照明装置のヘッドライト照射領域との少なくとも一部同士が重なる関係にある場合に、前記第1移動体と前記第2移動体との少なくとも一方の照明装置を、前記ヘッドライト照射領域が狭くなるように制御することにより、前記少なくとも一部同士が重なる部分である重なり部を狭くし、かつ、前記第1移動体の照明装置のヘッドライト照射領域と前記第2移動体の照明装置のヘッドライト照射領域との間の隙間を設定隙間より小さくする請求項1または2に記載の照明制御システム。
【請求項5】
前記照明制御部が、前記第1移動体と前記第2移動体との相対位置関係が、前記第1移動体の照明装置の光の照射領域であるヘッドライト照射領域と、前記第2移動体の照明装置のヘッドライト照射領域との少なくとも一部同士が重なる関係にある場合に、前記第1移動体の照明装置と前記第2移動体の照明装置とのうちの前記ヘッドライト照射領域を狭くした場合のエネルギ低減量が大きい方を、前記ヘッドライト照射領域が狭くなるように制御する請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項6】
前記照明制御部が、前記第1移動体と前記第2移動体との相対位置関係が、前記第1移動体の照明装置の光の照射領域であるヘッドライト照射領域と、前記第2移動体の照明装置のヘッドライト照射領域との少なくとも一部同士が重なる関係にある場合に、前記第1移動体の照明装置と前記第2移動体の照明装置とのうち、前記照明装置の光源に電力を供給する電源であるバッテリの残容量が少ない方を、前記ヘッドライト照射領域が狭くなるように制御する請求項1に記載の照明制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、照射装置を制御する照射制御システムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、例えば、交差点において、車両である自車両が右折する場合において、自車両の照明装置による光の照射により、交差点を対向して直進する別の車両である他車両の運転者が眩惑状態にあると推定される場合にはそうでない場合より、車間距離がより広い状態で自車両の右折の支援が行われることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-160878号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、複数の移動体の速度低下を抑制することである。
【発明の概要】
課題を解決するための手段、作用および効果
【0005】
本発明に係る照明制御システムにおいて、複数の移動体の相対位置関係に基づいて、複数の移動体のうちの少なくとも1台の照明装置が制御される。
例えば、複数の移動体のうちの1台の第1移動体と、第1移動体とは別の移動体である第2移動体との相対位置関係が、近い将来、第1移動体が第2移動体の照明装置の光の影響を受けると推定される関係である場合には、第2移動体の照明装置の制御を行うことにより、ヘッドライト到達距離を短くすることができる。それにより、第1移動体において、第2移動体の照明装置の光の影響を受け難くすることができ、第2移動体の照明装置の光の影響に起因する速度低下を抑制することができる。
【0006】
また、第1移動体の照明装置のヘッドライト照射領域と第2移動体の照明装置のヘッドライト照射領域との少なくとも一部同士が重なる場合に、第1移動体と第2移動体との少なくとも一方の照明装置の制御を行うことにより、ヘッドライト照射領域を狭くして、重なり部を小さく、かつ、隙間を小さくすることができる。それにより、第1移動体と第2移動体との間に、物体を認識し難くなる領域が生じ難くすることができ、第1移動体と第2移動体とのうちの少なくとも一方において、物体の認識が困難であることに起因する速度低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る照明制御システムにおける移動体、管制装置を概念的に示す図である。
上記照明制御システム全体を概念的に示す図である。
上記照明制御システムにおける移動体の照明装置の制御の一例を概念的に示す図である。
上記照明制御システムにおける移動体の照明装置の制御の別の一例を概念的に示す図である。
上記照明制御システムの管制装置の管制ECUにおいて実行される眩惑防止照明制御プログラムの一例を概念的に表すフローチャートである。
上記管制ECUにおいて実行される省エネ対応照明制御プログラムの一例を概念的に表すフローチャートである。
上記移動体の移動体ECUにおいて実行される移動体照明制御プログラムの一例を概念的に表すフローチャートである。
前記管制ECUにおいて実行される照明制御プログラムの一例を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態に係る照明制御システムを図面に基づいて説明する。本照明制御システムは管理システムでもある。
【実施例】
【0009】
本実施例に係る照明制御システムは、図1,2に示すように、例えば、鉱山等で作業を行う複数の移動体Vと通信可能な管理装置としての管制装置C、1つ以上のアンテナA等を含む。これら複数の移動体Vと管制装置Cとは、直接またはアンテナAを介して無線の通信を行う。
【0010】
複数の移動体Vは、少なくとも1台以上の大型移動体HVと、1台以上の小型移動体LVとを含む。本実施例において、これら大型移動体HV、小型移動体LV等を総称して、または、個別に単に移動体Vと称する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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