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公開番号2024132884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2024011057
出願日2024-01-29
発明の名称人工毛髪用繊維束及び人工毛髪用繊維束の製造方法
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類A41G 3/00 20060101AFI20240920BHJP(衣類)
要約【課題】本発明は、従来に比べてハックリング回数が少なくても毛先がまとまった人工毛髪用繊維束を製造できる人工毛髪用繊維束の製造方法、及び従来に比べて2種類の繊維の外観上の切り替わり部分が小さく毛先がまとまった人工毛髪用繊維束を提供する。
【解決手段】第1繊維を帯状に並べた第1繊維帯の長手方向の中間部を、切断部分が長手方向に対して0度超過60度以下の角度で直線状に延びた第1直線部と第1直線部に対して120度以下の角度で直線状に延びた第2直線部を含むように切断し、第1切断繊維帯を形成する第1切断工程と、第2繊維を帯状に並べた第2繊維帯の長手方向の中間部を切断し、第2切断繊維帯を形成する第2切断工程と、第1切断繊維帯と第2切断繊維帯を束ねてハックリングするハックリング工程を含み、第2切断工程では、第2切断繊維帯の全長が第1切断繊維帯の最短の第1繊維の長さよりも短くなるように切断する方法とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1繊維を帯状に並べた第1繊維帯の長手方向の中間部を、切断部分が長手方向に対して0度超過60度以下の角度で直線状に延びた第1直線部と前記第1直線部に対して120度以下の角度で直線状に延びた第2直線部を含むように切断し、第1切断繊維帯を形成する第1切断工程と、
第2繊維を帯状に並べた第2繊維帯の長手方向の中間部を切断し、第2切断繊維帯を形成する第2切断工程と、
前記第1切断繊維帯と前記第2切断繊維帯を束ねてハックリングするハックリング工程を含み、
前記第2切断工程では、前記第2切断繊維帯の全長が前記第1切断繊維帯の最短の第1繊維の長さよりも短くなるように切断する、人工毛髪用繊維束の製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2切断工程では、前記第2切断繊維帯の長手方向の端部が、長手方向に対して85度以上95度以下の角度で直線状に延びた第3直線部を大部分で含むように切断する、請求項1に記載の人工毛髪用繊維束の製造方法。
【請求項3】
前記第1切断工程では、前記第1切断繊維帯の長手方向の両端部が前記第1直線部と前記第2直線部をそれぞれ含むように少なくとも二回切断し、
前記第2切断工程では、前記第2切断繊維帯の長手方向の両端部が前記第3直線部をそれぞれ含むように少なくとも二回切断する、請求項2に記載の人工毛髪用繊維束の製造方法。
【請求項4】
前記第1切断繊維帯は、長手方向の両端部が第1端部と第2端部であり、
前記第1端部の第1直線部は、前記第2端部の第2直線部と長手方向に重なる、請求項3に記載の人工毛髪用繊維束の製造方法。
【請求項5】
前記第1切断繊維帯は、前記第1直線部と前記第2直線部によって凹部が形成されており、
前記第1端部の凹部の底部は、前記第2端部の凹部の底部と長手方向に重なる、請求項4に記載の人工毛髪用繊維束の製造方法。
【請求項6】
前記第1端部の凹部の深さは、5cm以上40cm以下である、請求項5に記載の人工毛髪用繊維束の製造方法。
【請求項7】
前記第1切断繊維帯は、前記第1直線部と前記第2直線部によって凹部が形成されており、
前記凹部の深さは、5cm以上40cm以下である、請求項1に記載の人工毛髪用繊維束の製造方法。
【請求項8】
前記ハックリング工程では、長手方向において前記第1切断繊維帯の両端部よりも前記第2切断繊維帯が内側に位置するように束ねる、請求項1に記載の人工毛髪用繊維束の製造方法。
【請求項9】
前記ハックリング工程では、前記第1切断繊維帯と前記第2切断繊維帯を長手方向の中央部分に重畳領域が形成されるように重ねて仕掛繊維帯を形成した後に前記仕掛繊維帯を束ねる、請求項8に記載の人工毛髪用繊維束の製造方法。
【請求項10】
前記第1切断繊維帯は、前記第1直線部と前記第2直線部によって凹部が形成されており、
前記ハックリング工程では、前記第2切断繊維帯は、長手方向において前記第1切断繊維帯の前記凹部の底部よりも内側に位置するように束ねる、請求項1に記載の人工毛髪用繊維束の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人工毛髪用繊維束及び人工毛髪用繊維束の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、かつらやウィッグ、エクステンション、ブレード、ヘアバンドなどの頭飾製品の素材として人の毛髪に模した人工毛髪用繊維束が使用されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-47846号公報
特開2002-275719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来から、長さと色が異なる複数種類の毛髪を根元側の一端に揃え、無作為に混ぜ合わせてハックリングし、各毛髪の先端を不揃いにした状態にしたかつら用毛髪が知られている(例えば、特許文献2)。
この特許文献2によれば、根元から先端にかけて色が変化していくようにみせることができ、この技術は、近年、根元側と毛先側で異なる色に明確に変化するツートーンカラーのヘアスタイルに応用できると考えられる。
【0005】
そこで、本発明者は、特許文献2に倣って色及び長さが異なる2種類の人工毛髪繊維を用いてハックリングすることで、根元側と毛先側で異なる色に変化する人工毛髪用繊維束の試作を行った。
【0006】
しかしながら、試作した人工毛髪用繊維束では、幅が広く、毛先側が広がった状態となり、毛先がまとまらない問題があった。また、毛先側をまとめるために、ハックリング回数を増やすと、毛先がまとまるものの、手間がかかるだけではなく、2色の繊維が入り混じった色の切り替わり部分が広くなってぼやけてしまい、ツートーンカラーにならない問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、従来に比べてハックリング回数が少なくても毛先がまとまった人工毛髪用繊維束を製造できる人工毛髪用繊維束の製造方法、及び従来に比べて2種類の繊維の外観上の切り替わり部分が小さく毛先がまとまった人工毛髪用繊維束を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するための本発明の一つの様相は、第1繊維を帯状に並べた第1繊維帯の長手方向の中間部を、切断部分が長手方向に対して0度超過60度以下の角度で直線状に延びた第1直線部と前記第1直線部に対して120度以下の角度で直線状に延びた第2直線部を含むように切断し、第1切断繊維帯を形成する第1切断工程と、第2繊維を帯状に並べた第2繊維帯の長手方向の中間部を切断し、第2切断繊維帯を形成する第2切断工程と、前記第1切断繊維帯と前記第2切断繊維帯を束ねてハックリングするハックリング工程を含み、前記第2切断工程では、前記第2切断繊維帯の全長が前記第1切断繊維帯の最短の第1繊維の長さよりも短くなるように切断する、人工毛髪用繊維束の製造方法である。
【0009】
本様相によれば、従来に比べてハックリング回数が少なくても、毛先がまとまった人工毛髪用繊維束を製造できる。
【0010】
好ましい様相は、前記第2切断工程では、前記第2切断繊維帯の長手方向の端部が、長手方向に対して85度以上95度以下の角度で直線状に延びた第3直線部を大部分で含むように切断する。
(【0011】以降は省略されています)

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