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公開番号2024136864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048156
出願日2023-03-24
発明の名称太陽電池モジュール
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類H01L 31/048 20140101AFI20240927BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】温度変化による光電変換効率の変化が小さい積層型の太陽電池モジュールを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、第1方向の曲率が第1方向と交差する第2方向の曲率よりも大きい曲面形状を有する板状の表面保護部材と、第2方向に並んで配置される複数のペロブスカイト太陽電池サブモジュール、及び第2方向に隣接する2つのペロブスカイト太陽電池サブモジュールの端部に跨って配置され、第1方向に延びる帯状の第1配線材を有するペロブスカイト太陽電池接続体と、第1方向に1列に並べた複数の結晶シリコン太陽電池セル、及び隣接する2つの結晶シリコン太陽電池セルの略全長に亘って延びる複数の第2配線材をそれぞれ有する複数のシリコン太陽電池ストリングと、複数のシリコン太陽電池ストリングの裏側を覆う裏面保護部材と、表面保護部材と裏面保護部材の間に充填される封止材と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向の曲率が前記第1方向と交差する第2方向の曲率よりも大きい曲面形状を有する板状の表面保護部材と、
前記第2方向に並んで配置される複数のペロブスカイト太陽電池サブモジュール、及び前記第2方向に隣接する2つの前記ペロブスカイト太陽電池サブモジュールの端部に跨って配置され、前記第1方向の略全長に亘って延びる帯状の1以上の第1配線材を有し、前記表面保護部材の裏側に配置されるペロブスカイト太陽電池接続体と、
前記第1方向に1列に並べた複数の結晶シリコン太陽電池セル、及び前記第1方向に隣接する2つの前記結晶シリコン太陽電池セルの略全長に亘って延びる複数の第2配線材、をそれぞれ有し、前記ペロブスカイト太陽電池接続体の裏側に前記第2方向に並んで配置される複数のシリコン太陽電池ストリングと、
前記複数のシリコン太陽電池ストリングの裏側を覆う裏面保護部材と、
前記表面保護部材と前記裏面保護部材の間に充填される封止材と、
を備える太陽電池モジュール。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記ペロブスカイト太陽電池接続体と前記シリコン太陽電池ストリングの間に配置される絶縁部材をさらに備え、
前記封止材は、前記ペロブスカイト太陽電池接続体と前記絶縁部材の間及び前記シリコン太陽電池ストリングと前記絶縁部材の間にそれぞれ充填される、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
【請求項3】
前記ペロブスカイト太陽電池サブモジュールと前記シリコン太陽電池ストリングは、前記第1方向の長さが等しい、請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。
【請求項4】
前記第1配線材は、前記シリコン太陽電池ストリングの隙間を覆う、請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
太陽電池モジュールの利用が広がっており、設置場所の形状に合わせた曲面状の表面形状を有する太陽電池モジュールが望まれている。曲面状の太陽電池モジュールは、温度変化等によってその曲率が僅かに変化し得る。太陽電池モジュールの曲率が変化すると、太陽電池セルに応力が作用して割れが生じるおそれがある。太陽電池セルに作用する応力を緩和するために、太陽電池セルを波型に形成し、モジュールの曲面形状に合わせて曲がりやすくする技術も提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、太陽電池モジュールの光電変換効率を向上するために、吸収する波長が異なる複数種類の太陽電池サブモジュールを積層した積層型の太陽電池モジュールも提案されている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開WO2014/109282号
特開2018-157176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
曲面状に成形された太陽電池サブモジュールの曲率が温度変化により減少すると、太陽電池モジュールの平面視における長さは増大する。複数の太陽電池サブモジュールを積層してなる太陽電池モジュールの曲率が減少する場合、曲率中心側の太陽電池サブモジュールの方が平面視における長さの増大量が大きくなる。つまり、曲面状に成形された積層型の太陽電池モジュールでは、温度変化により表裏の太陽電池セルの位置関係が変化し得る。表裏の太陽電池セルの位置関係が変化すると、裏側の太陽電池セルへの光の入射量が変化し得る。このため、曲面状に成形された積層型の太陽電池モジュールでは、温度変化により太陽電池セル毎の起電力が不均等になることで、損失を生じて光電変換効率が比較的大きく低下するおそれがある。
【0006】
かかる実情に鑑みて、本発明は、温度変化による光電変換効率の変化が小さい積層型の太陽電池モジュールを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る太陽電池モジュールは、第1方向の曲率が前記第1方向と交差する第2方向の曲率よりも大きい曲面形状を有する板状の表面保護部材と、前記第2方向に並んで配置される複数のペロブスカイト太陽電池サブモジュール、及び前記第2方向に隣接する2つの前記ペロブスカイト太陽電池サブモジュールの端部に跨って配置され、前記第1方向の略全長に亘って延びる帯状の1以上の第1配線材を有し、前記表面保護部材の裏側に配置されるペロブスカイト太陽電池接続体と、前記第1方向に1列に並べた複数の結晶シリコン太陽電池セル、及び前記第1方向に隣接する2つの前記結晶シリコン太陽電池セルの略全長に亘って延びる複数の第2配線材、をそれぞれ有し、前記ペロブスカイト太陽電池接続体の裏側に前記第2方向に並んで配置される複数のシリコン太陽電池ストリングと、前記複数のシリコン太陽電池ストリングの裏側を覆う裏面保護部材と、前記表面保護部材と前記裏面保護部材の間に充填される封止材と、を備える。
【0008】
上述の太陽電池モジュールは、前記ペロブスカイト太陽電池接続体と前記シリコン太陽電池ストリングの間に配置される絶縁部材をさらに備え、前記封止材は、前記ペロブスカイト太陽電池接続体と前記絶縁部材の間及び前記シリコン太陽電池ストリングと前記絶縁部材の間にそれぞれ充填されてもよい。
【0009】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記ペロブスカイト太陽電池サブモジュールと前記シリコン太陽電池ストリングは、前記第1方向の長さが等しくてもよい。
【0010】
上述の太陽電池モジュールにおいて、前記第1配線材は、前記シリコン太陽電池ストリングの隙間を覆ってもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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