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公開番号2024131733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042167
出願日2023-03-16
発明の名称圧縮機
出願人三菱重工サーマルシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F04B 39/04 20060101AFI20240920BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】オイル循環率の上昇を抑制することができる圧縮機を提供する。
【解決手段】内部に冷媒が導かれるハウジング33と、ハウジング33に収容され、冷媒Rを圧縮する圧縮機構と、ハウジング33に収容され、軸線Xに沿って延びた駆動軸95を介して圧縮機構を回転駆動する電動モータ100と、を備え、電動モータ100は、複数のスロット111sが円周方向に設けられたステータコア111及び各スロット111sに設けられたコイル部112を有し、かつ、ステータコア111の各スロット111sから軸線Xの方向に突出したコイル部112の各コイルエンド112e間に隙間112gが形成された分布巻きとされ、隙間112gを介してコイルエンド112eの半径方向の外側の領域から内側の領域に向かう冷媒の流れを遮る遮断部131を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部に冷媒が導かれるハウジングと、
前記ハウジングに収容され、冷媒を圧縮する圧縮機構と、
前記ハウジングに収容され、軸線に沿って延びた駆動軸を介して前記圧縮機構を回転駆動する電動モータと、
を備え、
前記電動モータは、
複数のスロットが円周方向に設けられたステータコア及び各前記スロットに設けられたコイル部を有し、かつ、
前記ステータコアの各前記スロットから前記軸線の方向に突出した前記コイル部の各コイルエンド間に隙間が形成された分布巻きとされ、
前記隙間を介して前記コイルエンドの半径方向の外側の領域から内側の領域に向かう冷媒の流れを遮る遮断部を備えている
圧縮機。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記遮断部は、前記コイルエンドの外周面に密着しつつその外周面を覆うことで前記隙間を塞ぐ物体とされている
請求項1に記載の圧縮機。
【請求項3】
前記遮断部は、前記隙間を埋める物体とされている
請求項1に記載の圧縮機。
【請求項4】
前記遮断部は、前記半径方向において前記ハウジングと前記コイルエンドとの間に設けられ、かつ、前記コイルエンドと接触していない邪魔板とされている
請求項1に記載の圧縮機。
【請求項5】
前記遮断部は、少なくとも、前記ハウジングに設けられ前記ハウジングの内部に冷媒を取り込む吸入口と対向した範囲に設けられている
請求項1から4のいずれかに記載の圧縮機。
【請求項6】
前記ステータコアの上方及び下方にある前記コイルエンドのうち上方にある前記コイルエンドに対応する位置に設けられた前記遮断部は、前記軸線に沿った縦断面において下方に向かうにつれて前記軸線に近付くように傾斜している
請求項5に記載の圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動モータによって駆動される圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば密閉型圧縮機は、密閉空間を画定しているハウジングと、ハウジングに収容され冷媒を圧縮する圧縮機構と、ハウジングに収容され圧縮機構を駆動する電動モータと、を備えている。
このような密閉型圧縮機においては、例えば特許文献1に開示されているように、オイル循環率を低減することが望まれる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-100512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧縮機構を駆動する電動モータに分布巻きのステータを採用した場合、コイルエンドとコイルエンドとの間の円周方向に形成された隙間を介してミスト状のオイル(潤滑油)を含む冷媒がコイルエンドの内側の領域に流れ込むことがある。
【0005】
コイルエンドの内側にある領域にロータに取り付けられたカウンターウェイトが存在している場合、その領域に冷媒が入り込むと、オイルを含む冷媒がカウンターウェイトによって撹拌され、オイルが巻き上がり、圧縮機構に流れ込み、オイル循環率が上昇する可能性がある。
【0006】
本開示はこのような事情に鑑みてなされたものであって、オイル循環率の上昇を抑制することができる圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示の圧縮機は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る圧縮機は、内部に冷媒が導かれるハウジングと、前記ハウジングに収容され、冷媒を圧縮する圧縮機構と、前記ハウジングに収容され、軸線に沿って延びた駆動軸を介して前記圧縮機構を回転駆動する電動モータと、を備え、前記電動モータは、複数のスロットが円周方向に設けられたステータコア及び各前記スロットに設けられたコイル部を有し、かつ、前記ステータコアの各前記スロットから前記軸線の方向に突出した前記コイル部の各コイルエンド間に隙間が形成された分布巻きとされ、前記隙間を介して前記コイルエンドの半径方向の外側の領域から内側の領域に向かう冷媒の流れを遮る遮断部を備えている。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、オイル循環率の上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る圧縮機の軸線に沿った縦断面図である。
図1に示す切断線II-IIにおける横断面図である(実施例1)。
本開示の一実施形態に係る圧縮機が備えている電動モータの正面図である(遮断部を装着した後)。
本開示の一実施形態に係る圧縮機が備えている電動モータの正面図である(遮断部を装着している時)。
図1に示す切断線II-IIにおける横断面図である(実施例2)。
図1に示す圧縮機のコイルエンド近傍の部分拡大図である(実施例3)。
図1に示す切断線II-IIにおける横断面図である(変形例1)。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一実施形態に係る圧縮機について、図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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