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公開番号2024129153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-26
出願番号2024110021,2020193969
出願日2024-07-09,2020-11-24
発明の名称バス調停回路及びそれを備えたデータ転送システム
出願人エイブリック株式会社
代理人
主分類G06F 13/36 20060101AFI20240918BHJP(計算;計数)
要約【課題】バスの伝送速度が低下しないバス調停回路を提供すること。
【解決手段】ホストバスに接続された第一のバス端子と、ローカルバスに接続された第二のバス端子と、出力端子が前記第一のバス端子に接続された第一の出力回路と、出力端子が前記第二のバス端子に接続された第二の出力回路と、第一の入力端子と第二の入力端子と制御信号出力端子と出力端子を備え、前記第一の入力端子に前記第一のバス端子のデータが入力され、前記第二の入力端子に前記第二のバス端子のデータが入力され、前記出力端子から前記第一の出力回路の入力端子にデータが出力される制御回路と、入力端子が前記第一のバス端子に接続され、制御端子が前記制御回路の制御信号出力端子に接続され、出力端子から前記第二の出力回路の入力端子へホストバスのデータを出力するスイッチ回路を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ホストバスを介してマスターICに接続された第一のバス端子と、
ローカルバスを介して複数のスレーブICに接続された第二のバス端子と、
出力端子が前記第一のバス端子に接続された第一の出力回路と、
出力端子が前記第二のバス端子に接続された第二の出力回路と、
第一の入力端子と第二の入力端子と制御信号出力端子と出力端子を備え、前記第一の入力端子に前記第一のバス端子のデータが入力され、前記第二の入力端子に前記第二のバス端子のデータが入力され、前記出力端子から前記第一の出力回路の入力端子にデータが出力される制御回路と、
入力端子が前記第一のバス端子に接続され、制御端子が前記制御回路の制御信号出力端子に接続され、出力端子から前記第二の出力回路の入力端子へ前記ホストバスのデータを出力するスイッチ回路と、
を備え、
前記マスターICから前記ホストバスにスタートコンディション信号が出力されると、
前記スイッチ回路は、前記スタートコンディション信号を前記出力端子から前記ローカルバスを介して前記複数のスレーブICに出力し、
前記制御回路は、リクエストがあった前記スレーブICのアドレス信号を含む前記ローカルバスの調停結果に応じた信号を、前記ホストバスを介して前記マスターICに出力することを特徴とするバス調停回路。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記制御回路は、前記待機状態において、前記第一の入力端子に前記スタートコンディション信号が入力されると、所定時間が経過した後に前記制御信号によって前記スイッチ回路を前記ホストバスのデータを出力しない状態にする、
ことを特徴とする請求項1に記載のバス調停回路。
【請求項3】
前記所定時間は、前記ローカルバスのアドレス信号が安定するまでの時間である、
ことを特徴とする請求項2に記載のバス調停回路。
【請求項4】
前記第二のバス端子と前記制御回路の前記第二の入力端子の間に接続され、前記ローカルバスの調停結果に応じた信号をラッチするフリップフロップ回路を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のバス調停回路。
【請求項5】
前記制御回路は、前記フリップフロップ回路が前記ローカルバスの調停結果に応じた信号をラッチし終えた後に、前記制御信号によって前記スイッチ回路を前記ホストバスのデータを出力できる状態にする、
ことを特徴とする請求項4に記載のバス調停回路。
【請求項6】
ホストバスに接続されたマスターIC及びスレーブICと、
前記ホストバスに接続された請求項1から5のいずれかに記載のバス調停回路と、
前記バス調停回路に接続されたローカルバスと、
前記ローカルバスに接続されたスレーブICと、
を備えたことを特徴とするデータ転送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バス調停回路及びそれを備えたデータ転送システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
データ転送システムは、シリアルデータバスであるI

Cバスを介してマスターICと複数のスレーブICとの間でデータ転送を行うシステムが知られている。
図3は、I

Cプロトコルに準拠したデータ転送システムを示すブロック図である。
当該データ転送システム200では、マスターIC230と複数のスレーブIC231~237とをシリアルデータライン210、及び、クロックライン220の2本のバスラインにより接続し、これらのバスラインを用いてI

Cプロトコルに準拠したデータ転送を行う(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、I

Cプロトコルに準拠したデータ転送システムは、簡単な構成の内部バスシステムとして開発されたため、ホストバスとローカルバスを有した多層システムを想定していなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-189697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多層システムは、ホストバスとローカルバスの間にバス調停回路を備えている。バス調停回路は、ホストバスとローカルバスを接続するための双方向スイッチ回路であるトランスミッションゲートを備えていることが一般的である。しかしながら、調停時にはトランスミッションゲートが閉状態になっているため、ホストバスには各ローカルバスに接続されたスレーブICが直接接続されることになる。従って、システム全体のスレーブICの数が多くなるとバスのデータ伝送速度が低下する、という課題がある。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされ、バスの伝送速度が低下しないバス調停回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のバス調停回路は、ホストバスに接続された第一のバス端子と、ローカルバスに接続された第二のバス端子と、出力端子が前記第一のバス端子に接続された第一の出力回路と、出力端子が前記第二のバス端子に接続された第二の出力回路と、第一の入力端子と第二の入力端子と制御信号出力端子と出力端子を備え、前記第一の入力端子に前記第一のバス端子のデータが入力され、前記第二の入力端子に前記第二のバス端子のデータが入力され、前記出力端子から前記第一の出力回路の入力端子にデータが出力される制御回路と、入力端子が前記第一のバス端子に接続され、制御端子が前記制御回路の制御信号出力端子に接続され、出力端子から前記第二の出力回路の入力端子へホストバスのデータを出力するスイッチ回路を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ホストバスからローカルバスへの出力にスイッチ回路と出力回路を用い、ローカルバスからホストバスへの出力に出力回路を用いたため、ホストバスにはローカルバスのスレーブICが直接接続されることがなく、データの伝送速度が低下しないバス調停回路を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態のバス調停回路を示す回路図である。
本実施形態のバス調停回路を備えた多層のデータ転送システムを示すブロック図である。


Cプロトコルに準拠したデータ転送システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図2は、本実施形態のバス調停回路を備えた多層のデータ転送システム100を示すブロック図である。
データ転送システム100は、ホストバスであるシリアルデータライン10及びクロックライン20と、第一のローカルバスであるシリアルデータライン11及びクロックライン21と、第二のローカルバスであるシリアルデータライン12及びクロックライン22と、マスターIC30と、バス調停回路であるハブIC41~42と、スレーブIC51~56と、を備えている。これらのバスラインは、電源ラインにプルアップ抵抗で接続されているが、図ではシリアルデータライン10及びクロックライン20のみプルアップ抵抗を記載し、他は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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