TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024127823
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2024032400
出願日
2024-03-04
発明の名称
半導体ナノ粒子及びその製造方法、並びにバンドギャップ制御方法
出願人
国立大学法人東海国立大学機構
代理人
個人
主分類
C01B
17/20 20060101AFI20240912BHJP(無機化学)
要約
【課題】新たな半導体ナノ粒子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】第1半導体ナノ粒子の製造方法は、元素M1の単体又はその化合物、元素M2の単体又はその化合物、元素M3の単体又はその化合物、及び元素Zの単体又はその化合物(ここで、元素M1は周期表第11族元素又は周期表第1族元素であり、元素M2は第1遷移元素であり、元素M3は周期表第14族元素であり、元素Zは周期表第16族元素である)を脂溶性溶媒に入れた第1混合液を用意するステップと、第1混合液を加熱するステップと、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
元素M1の単体又はその化合物、元素M2の単体又はその化合物、元素M3の単体又はその化合物、及び元素Zの単体又はその化合物(ここで、元素M1は周期表第11族元素又は周期表第1族元素であり、元素M2は第1遷移元素であり、元素M3は周期表第14族元素であり、元素Zは周期表第16族元素である)を脂溶性溶媒に入れた第1混合液を用意するステップと、
前記第1混合液を加熱するステップと、
を備える
第1半導体ナノ粒子の製造方法。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
元素M1はAgであり、元素M2はMnであり、元素M3はSnであり、元素ZはO、S、Se、及びTeからなる群より選ばれた1種以上である
請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
加熱後の前記第1混合液を冷却するステップと、
冷却した第1混合液から前記第1半導体ナノ粒子を分離するステップと、
を備える
請求項1から2のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項4】
前記第1混合液を冷却するステップにおいて、前記第1混合液は室温より高い温度に冷却される
請求項3に記載の製造方法。
【請求項5】
前記第1混合液を加熱するステップの前に、前記第1混合液を予加熱するステップを備える
請求項1から2のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項6】
製造される第1半導体ナノ粒子の粒径が所定の値になるように、前記第1混合液を予加熱するステップにおける加熱温度、加熱時間、昇温速度、及び降温速度のうち少なくとも1つが調整される
請求項5に記載の製造方法。
【請求項7】
製造される第1半導体ナノ粒子のバンドギャップが所定の値になるように、前記第1混合液における元素M1、元素M2、元素M3、及び元素Zの含有率が調整される
請求項1から2のいずれか1項に記載の製造方法。
【請求項8】
前記所定の値が大きいほど、元素M1の含有率が低く調整される
請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
請求項1から2のいずれか1項に記載の製造方法により製造された第1半導体ナノ粒子と、Zn、In、又はGaの単体又はその化合物と、周期表第16族元素の単体又はその化合物を脂溶性溶媒に入れた第2混合液を用意するステップと、
前記第2混合液を加熱するステップと、
を備える
第2半導体ナノ粒子の製造方法。
【請求項10】
製造された第2半導体ナノ粒子と、極性を有する表面修飾剤とを接触させるステップを備える
請求項9に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体ナノ粒子及びその製造方法、並びに半導体ナノ粒子のバンドギャップの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
高効率太陽電池の作成を目指して、様々な材料探索がなされている。近年、化合物半導体であるCuInSe
2
(CIS)などのカルコパイライト系半導体を用いて、高効率太陽電池が作成できることが報告され、シリコン太陽電池に変わる次世代太陽電池として注目されている。例えば、特許文献1では、高品位なカルコパイライトナノ粒子の製造方法が提案されている。カルコパイライトナノ粒子を利用すれば、光電変換素子等の作製が容易になると考えられるものの、希少元素であるInを含むために、将来の安定的な供給に不安があり、代替材料の探索が続けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-192542
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らは、高効率太陽電池などに利用可能な代替材料を、より簡便な方法で製造する技術が必要であることを課題として認識した。
【0005】
本開示は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、新たな半導体ナノ粒子及びその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の第1半導体ナノ粒子の製造方法は、元素M1の単体又はその化合物、元素M2の単体又はその化合物、元素M3の単体又はその化合物、及び元素Zの単体又はその化合物(ここで、元素M1は周期表第11族元素又は周期表第1族元素であり、元素M2は第1遷移元素であり、元素M3は周期表第14族元素であり、元素Zは周期表第16族元素である)を脂溶性溶媒に入れた第1混合液を用意するステップと、第1混合液を加熱するステップと、を備える。
【0007】
本開示の別の態様は、第2半導体ナノ粒子の製造方法である。この方法は、上記の製造方法により製造された第1半導体ナノ粒子と、Zn又はGaの単体又はその化合物と、周期表第16族元素の単体又はその化合物を脂溶性溶媒に入れた第2混合液を用意するステップと、第2混合液を加熱するステップと、を備える。
【0008】
本開示のさらに別の態様は、第1半導体ナノ粒子である。この第1半導体ナノ粒子は、元素M1、元素M2、元素M3、及び元素Z(ここで、元素M1は周期表第11族元素又は周期表第1族元素であり、元素M2は第1遷移元素であり、元素M3は周期表第14族元素であり、元素Zは周期表第16族元素である)で構成される結晶構造を有する。
【0009】
本開示のさらに別の態様は、第2半導体ナノ粒子である。この第2半導体ナノ粒子は、上記の第1半導体ナノ粒子のコアと、コアの表面に半導体で形成されたシェルと、を備える。
【0010】
本開示のさらに別の態様は、バンドギャップ制御方法である。この方法は、製造すべき半導体ナノ粒子のバンドギャップが所定の値になるように、元素M1の単体又はその化合物、元素M2の単体又はその化合物、元素M3の単体又はその化合物、及び元素Zの単体又はその化合物(ここで、元素M1は周期表第11族元素又は周期表第1族元素であり、元素M2は第1遷移元素であり、元素M3は周期表第14族元素であり、元素Zは周期表第16族元素である)を脂溶性溶媒に入れた第1混合液における元素M1、元素M2、元素M3、及び元素Zの含有率を調整するステップと、第1混合液を加熱することにより半導体ナノ粒子を生成するステップと、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱重工業株式会社
生成システム
4日前
個人
窒素化合物生成装置および定在波発生装置
9日前
株式会社合同資源
金属ヨウ化物錠剤
17日前
トヨタ自動車株式会社
資源の回収方法
17日前
トヨタ自動車株式会社
資源の回収方法
2日前
日揮触媒化成株式会社
ゼオライト成形体の製造方法
19日前
ピルキントン グループ リミテッド
化合物
2日前
ピルキントン グループ リミテッド
化合物
2日前
日本特殊陶業株式会社
材料粉末および材料粉末の製造方法
18日前
和金資本株式会社
高純度炭素量子ドット材料およびその調製方法
3日前
積水化学工業株式会社
還元剤
22日前
国立大学法人 新潟大学
反応媒体および水素の製造方法
19日前
株式会社レゾナック
酸化チタン粒子及びその製造方法
4日前
株式会社レゾナック
酸化チタン粒子及びその製造方法
4日前
株式会社エフ・シー・シー
カーボンナノチューブ分散液の製造方法
18日前
東ソー株式会社
Cr-Si系焼結体
16日前
日揮触媒化成株式会社
粒子の分散液、及びその製造方法
3日前
JFEスチール株式会社
リン化合物の製造方法
3日前
日揮触媒化成株式会社
粒子の分散液、及びその製造方法
22日前
三菱重工業株式会社
塩化マグネシウムの製造システム
4日前
戸田工業株式会社
チタン酸バリウム粒子粉末及びその製造方法並びに分散体
11日前
東京エレクトロン株式会社
オゾン濃縮器、基板処理装置及びオゾン供給方法
22日前
三井金属鉱業株式会社
炭化ケイ素粉末及びその製造方法
16日前
ティアンキ リチウム コーポレーション
EVグレード硫化リチウムとその調製方法
15日前
東ソー株式会社
硫酸マンガン溶液の製造方法
9日前
株式会社東芝
オゾン発生器
23日前
住友金属鉱山株式会社
炭酸マグネシウムの製造方法、及び、二酸化炭素の固定方法
22日前
株式会社半導体エネルギー研究所
酸化グラフェン
9日前
学校法人金沢工業大学
ポリホウ酸イオンの高濃度水溶液
19日前
ティアンキ リチウム コーポレーション
EVグレード高純度硫化リチウムの調製方法と製造方法
23日前
住友金属鉱山株式会社
二酸化炭素の固定方法、及び、アルカリ土類金属の炭酸塩の製造方法
11日前
日揮触媒化成株式会社
チタン酸バリウム粒子の分散液、およびその製造方法
16日前
大学共同利用機関法人自然科学研究機構
粉末活性炭成形体の製造方法
4日前
三菱マテリアル株式会社
酸化錫粒子分散液、および、酸化錫粒子積層膜の製造方法
2日前
株式会社東芝
オゾン発生装置用の電源装置
17日前
株式会社山本電機製作所
超電導体、超電導体の製造方法、液体水素用液面センサー、及び液体水素用液面計
10日前
続きを見る
他の特許を見る