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公開番号2024125819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033901
出願日2023-03-06
発明の名称加速度センサ及び加速度センサの製造方法
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01P 15/125 20060101AFI20240911BHJP(測定;試験)
要約【課題】温度変化による影響を抑制してセンサの信頼性を向上させる。
【解決手段】加速度センサは、第1主面10a及び第1主面10aとは反対側の第2主面10bを有するとともに第1主面10aに一部が露出する空洞12が形成された基板10と、基板10に形成されて空洞12内に配置される固定電極21及び固定電極21に対して基板10の厚さ方向に移動可能である可動電極31とを備える。固定電極21及び可動電極31の一方に、固定電極21及び可動電極31の他方より第1主面側に突出する段差部26が設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面及び前記第1主面とは反対側の第2主面を有するとともに前記第1主面に一部が露出する空洞が形成された基板と、
前記基板に形成されて前記空洞内に配置される固定電極及び前記固定電極に対して前記基板の厚さ方向に移動可能である可動電極と、
を備え、
前記固定電極及び前記可動電極の一方に、前記固定電極及び前記可動電極の他方より前記第1主面側に突出する段差部が設けられている、
加速度センサ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記基板に前記空洞内に配置される第1ビーム及び第2ビームが形成され、
前記固定電極及び可動電極は、前記第1ビーム及び前記第2ビームによって形成されている、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項3】
前記段差部の前記第1主面側は、前記第1主面と前記基板の厚さ方向位置が同一である、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項4】
前記固定電極は、櫛歯状に形成される固定電極部を有し、
前記可動電極は、櫛歯状に形成される可動電極部を有している、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項5】
前記固定電極部及び前記可動電極部は、前記基板の厚さ方向に直交する方向に対向して配置されている、
請求項4に記載の加速度センサ。
【請求項6】
前記基板上に形成される配線を備え、
前記固定電極部及び前記可動電極部の一方は、前記段差部上に前記配線と同一材料から形成されるカバー部を有している、
請求項4に記載の加速度センサ。
【請求項7】
前記基板は、単結晶シリコン基板であり、
前記カバー部は、多結晶シリコン層又は金属シリサイド層によって形成されている、
請求項6に記載の加速度センサ。
【請求項8】
第1主面及び前記第1主面とは反対側の第2主面を有する基板を準備し、
前記基板に前記第1主面に一部が露出する空洞を形成するとともに前記空洞内に配置される固定電極及び前記固定電極に対して前記基板の厚さ方向に移動可能である可動電極を形成し、
前記固定電極及び前記可動電極の一方に、前記固定電極及び前記可動電極の他方より前記第1主面側に突出する段差部が設けられる、
加速度センサの製造方法。
【請求項9】
前記基板に前記空洞内に配置される第1ビーム及び第2ビームを形成し、
前記固定電極及び可動電極は、前記第1ビーム及び前記第2ビームによって形成される、
請求項8に記載の加速度センサの製造方法。
【請求項10】
前記固定電極は、櫛歯状に形成される固定電極部を有し、
前記可動電極は、櫛歯状に形成される可動電極部を有している、
請求項8に記載の加速度センサの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、加速度センサ及び加速度センサの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、静電容量型MEMS(Micro Electro Mechanical System)加速度センサが開示されている。前記加速度センサは、基板に接続部材を介して配置された質量構造体と、基板上に質量構造体の下側に配置された電極とを備え、加速度に応じて変位する質量構造体と電極との間の静電容量を検出して基板の厚さ方向の加速度を検出するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5145349号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に記載の加速度センサでは、基板上に電極が配置されることから、基板がモールドパッケージされる場合に温度変化によってパッケージに応力が生じると、質量構造体と電極との間の静電容量に悪影響を及ぼし、センサの信頼性を低下させるおそれがある。
【0005】
これに対し、シリコン基板などの基板に浮いた状態で固定電極及び固定電極に対して基板の厚さ方向に移動可能である可動電極を支持させ、固定電極と可動電極との静電容量を検出して基板の厚さ方向の加速度を検出する加速度センサが考えられる。前記加速度センサではまた、可動電極上にシリコン酸化膜を部分的に形成して可動電極を撓ませ、加速度の向きに応じて固定電極と可動電極との間の静電容量を変化させて加速度を検出することが考えられる。
【0006】
このような加速度センサでは、固定電極及び可動電極はそれぞれ基板に浮いた状態で支持されることから、温度変化によってパッケージに応力が生じる場合においても固定電極及び可動電極との間の静電容量に悪影響を及ぼすことを抑制することができるものの、温度変化によってシリコン酸化膜が形成された可動電極が変形し、センサの信頼性を低下させるおそれがある。
【0007】
本開示は、基板の厚さ方向の加速度を検出する加速度センサにおいて、温度変化による影響を抑制してセンサの信頼性を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、第1主面及び前記第1主面とは反対側の第2主面を有するとともに前記第1主面に一部が露出する空洞が形成された基板と、前記基板に形成されて前記空洞内に配置される固定電極及び前記固定電極に対して前記基板の厚さ方向に移動可能である可動電極と、を備え、前記固定電極及び前記可動電極の一方に、前記固定電極及び前記可動電極の他方より前記第1主面側に突出する段差部が設けられている、加速度センサを提供する。
【0009】
本開示によれば、基板に形成された固定電極及び可動電極は空洞内に配置されるので、温度変化によってパッケージに応力が生じる場合においても固定電極及び可動電極との間の静電容量に悪影響を及ぼすことを抑制することができる。段差部は固定電極及び可動電極の一方に設けられるので、基板の厚さ方向の加速度に応じて固定電極と可動電極との間の静電容量を変化させ、加速度を検出することができる。段差部と固定電極及び可動電極の一方とは、基板によって同一材料から形成して線膨張係数を等しくすることができるので、基板の厚さ方向の加速度を検出する加速度センサにおいて、温度変化による影響を抑制してセンサの信頼性を向上させることができる。
【0010】
また、本開示は、第1主面及び前記第1主面とは反対側の第2主面を有する基板を準備し、前記基板に前記第1主面に一部が露出する空洞を形成するとともに前記空洞内に配置される固定電極及び前記固定電極に対して前記基板の厚さ方向に移動可能である可動電極を形成し、前記固定電極及び前記可動電極の一方に、前記固定電極及び前記可動電極の他方より前記第1主面側に突出する段差部が設けられる、加速度センサの製造方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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